海外で話題となっていたPOURX OURAをご提供いただきましたので、レビューします。
クラファンサイトのMAKUAKEで販売中ですが、販売開始1時間で目標を達成したとのこと。
その後も売れ続け、現在でも伸びています。
なぜこんなに注目度が高いのか?
結論から言ってしまうと
- 満足度の高いマテリアルとしての質感
- コーヒースケールとしての基本性能の高さ
- スマートスケールとして、これ以上ない高機能
- ライトと音のガイドで、ドリップが楽しくなる
これだけ盛り込まれているのに、比較的価格が安い。
だから、売れているのかと思います。
ちなみに、このPOURXは次のような方におすすめです。
- スタイリッシュで高機能なコーヒースケールが欲しい人
- ハンドドリップ初心者で、淹れ方を教えて欲しい人
- 世界中のレシピを手に入れて、ドリップをとにかく楽しみたい人
- カフェを経営していて、スタッフの教育用に使いたい人

POURX OURA(プアエックス オーラ)が届いたので開梱してみた
パッケージに高級感があります。
スマートフォンとか、オーディオ機器類と張り合える質感。
期待が膨らみます。
開梱!
予想していたより質感が良いです。
コーヒースケールには珍しい円型。
完全日本語対応で安心です。
日本語のマニュアルも付いています。
まずは充電し、電源を入れてみます。
○と□のボタンがありますが、どちらを押しても電源が入ります。
一方で、スマホと連動させると、色々と遊べて楽しいのでアプリをインストールします。
アプリを開き、スケールの電源をONにすると、自動で接続が開始。
アプリが「同期しますか?」と聞いてくるので「同期」をタップ。
これで、準備完了です。
(普通に使う分にはアプリとの連動は必要ありません)
POURX OURA(プアエックス オーラ)の特徴
- スケールモード
- ハンドドリップモード
- ライトガイドモード
・・・軽量のみ行う
・・・時間と重さがカウントアップされ、ハンドドリップしながらの計量・計測ができる
・・・3色の光と音が、ハンドドリップのやり方をガイドしてくれる
普段使いとしては、スケールモードとハンドドリップモードが使われると思います。
本体の高級感やスマホアプリとの連動もあって、この2つのモードだけで十分に値段に見合うと思います。
しかしこのスケールのキラーコンテンツは、ライドガイドモード。
3色の光がぐるぐる回ったり、点滅したりして、
- お湯を注ぐタイミング
- お湯を注ぐ量
- お湯を注ぐスピード
まで丁寧にガイドしてくれるんです。
スマホアプリとの連動もできる
POURX OURAはスマートスケールです。
スマホアプリと連動しています。
(連動させなくても、基本的な機能は使えます。)
そして、このアプリが超優秀!
こだわりみが深すぎて、若干引いてしまうほどです。
まずは基本の3つのレシピを使いこなしましょう。
- SOUR
- BALANCED
- STRONG
ちなみに、粉量は20g、湯量は300gの設定になっています。
つまり、2杯分の抽出ですね。
試しにSOURを選択。
「淹れ始まる」(日本語は修正されてから出荷されるそうです。)をタップし、ハンドドリップを開始してください。
お湯を注ぎ始めると、自動で光のガイドが開始されます。
レシピは他にも公開されています。
https://www.pourxlab.com/coffee-recipes
こちらのサイトに世界中のコーヒー愛好家のレシピが続々と。
自分でもレシピを作成して、公開することができます。
やり方はとても簡単。
- 「レシピを作成」を選び、
- 「粉量」「湯量」を設定して、
- 普通にハンドドリップし、
- 最後に保存するだけ。
それだけでお湯を注ぐタイミングや時間が勝手に計測され、自動でレシピが作成されます。
これって、お店でスタッフの教育用として使えますよね。
お店のオーナーが見本となるレシピを作って、スタッフにスケールを貸して練習してもらう。
もしくは本番でもこのスケールとレシピを使って淹れてもらう。
入店初日のスタッフでも、品質が担保されたハンドドリップを淹れることができて、即戦力化しますねw
- 1杯用(湯量240cc)
- 13g(中挽き)
- ブラジル
- 深煎り
の、レシピとなります。
蒸らしは約40秒、ゆっくり注ぎ始め、後半になるにつれて注ぐスピードが早まる、というレシピです。
POURX OURA(プアエックス オーラ)生産者のストーリー
POURX OURAは、台湾のメーカーです。
POURX OURAはiFデザイン賞2021も受賞している、非常にデザインが洗練されたスケールです。
開発コンセプトとしては、気軽にこだわりの味を淹れられるような製品として初心者の入門ツールとして。また、プロのバリスタやカフェが、大会に参加したり、お客さまに提供したりする際に、質を均一に保つことを目的として開発されました。
近年の台湾のテクノロジー力はすごいですね。
注目の焙煎機aillioも台湾製でした。
コーヒー機器類のハイテク化は、今や台湾がトップランナーです。
日本は、もはや大幅に取り残されてしまいました。
個人的に思うに、日本の職人技術信仰文化がコーヒー機器類のスマート化を妨げていると思います。
POURX OURA(プアエックスオーラ)使い方

基本的な使い方を解説します。
まずはスケールモードですね。
0.1g単位で測れ、4Kgまで対応。
高精度のスケールです。
重さの単位はグラムとオンスの両方に対応。
出荷時はオンスになっていたので、グラムに変更します。
次に、ドリップモード。
ドリップしながら時間と重量を計測する機能です。
写真では、1分12秒の時点で、84gのお湯を注いでいる、ということになります。
最後にライトガイドモード。
音と光で、抽出のスピードやタイミングを教えてくれるモードです。
設定されているのは
- *・・・SOUR
- **・・・BALANCE
- ***・・・STRONG
の3種類の風味。
それぞれ、コーヒーの粉量が20g、湯量は300ccに設定されています。
2杯分用のレシピってことですね。
(ちなみに1杯分用のレシピが欲しければ、自分で作るか、公開されているレシピをダウンロードするか、になります。)
光の種類と意味は、
- 白・・・抽出開始・または終了時
- 赤・・・抽出停止
- 緑ぐるぐる・・・抽出が適正に進行中
- 緑ゆっくり点滅・・・抽出をもっとゆっくり!
- 緑早く点滅・・・抽出をスピードUP!
・・・という感じ。
実際に、こんな感じでガイドしてくれます。
やってみると、けっこう面白いです。
だれかと一緒にとやると、盛り上がりそう。
光や音の強さは、アプリでコントロールすることができます。
音もシンプルで、好感が持てます。
POURX OURAの欠点・デメリット
主に3つあるかな、と思いました。
- 表面が傷つきやすい
- 機能がたくさんある分、操作はマニュアルを読まないと分からない
- ライトガイドモードの杯数設定が2杯分だけで、1杯分用が無い
表面が傷つきやすい
鏡面仕上げになって綺麗な分、傷がつきやすいようです。
ただし、今なら耐熱パッドも付属しているようですので、それをセットして使えば大丈夫。
機能がたくさんある分、操作はマニュアルを読まないと分からない
機能は盛りだくさんですが、本体にあるスイッチ類は□と○のふたつだけ。
これを同時押ししたり、ダブルタップしたりを駆使して、操作します。
慣れれば直感的に操作できますが、最初はマニュアルを読む必要があります。
ライトガイドモードの杯数設定が2杯分だけで、1杯分用が無い
私は一人暮らしですので、これが少し残念でした。
1杯分用のレシピは、今後ネットに公開されていくもののなかから探してダウンロードするか、自分で作るか、となります。
デザインも機能も競合機を上回り、なおかつ価格を比較しても安いです。
基本的に、満足度の高いスケールかと思います。
まとめ POURX OURA(プアエックス オーラ)はこんな方におすすめ
ハンドドリップのお湯を注ぐ適正な速さって、なかなか分かりにくいものです。
そんなときに、光と音で優しく誘導してくれるコーヒースケール。
いかがでしょうか?
初心者向けの機能がありながら、ドリップを極めたい上級者まで、満足させてくれる機能が盛りだくさんです。
- ハンドドリップを上手くなりたいが、教室とか習いに行くにはめんどくさい初心者の方にも良し
- 超高機能スマートスケールで、ハンドドリップの競技大会に出るような方の練習に良し
- お店で出すドリップコーヒーの均一性を保つために、業務用としてお店で使うのも良し
私がハンドドリップをやるようなカフェを経営するとしたら、間違いなくこのスケールは導入しますね。
コーヒーのスマートスケールとしては、acaiaが競合になるかと思います。
しかし、それ以上の機能を搭載しつつ、早割でしたらかなりお得に購入もできます。
高機能スマートスケールでコーヒーをもっと楽しみたい方には、かなりおすすめです。
一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
今回の記事はこんな感じです。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
※今回の記事は、POURX OURAをメーカー様サイドよりご提供いただき執筆しています。
