ウイスキーの空樽にコーヒーの生豆を入れて寝かせ、ウィスキーの風味が移ったコーヒーのことです。スターバックス リザーブロースタリー東京でも発売されたことで、話題になりました。
ちなみに、焙煎時の熱でアルコールは飛びますので、アルコール度数はゼロです。
少量生産になりますので、とても稀少なコーヒーです。
スターバックスのバレルエイジドコーヒー
中目黒にある
スターバックスリザーブロースタリー東京。
世界に数軒しかない、
ロースタリー(焙煎所)併設のスタバです。
世界各地の高品質な豆を取り扱っており、
ここでしか飲めない
コーヒーを取り揃えてます。
このお店で、バレルエイジドコーヒーを
飲むことができます。
こちらでは、
コールドブリュー(水出し)の
アイスコーヒーでの提供です。
ウィスキーグラスに
大きめの氷が入ってます。
小さいピッチャーも付いて、
2杯分飲むことができました。
香りは、
仄かにウィスキーぽい感じ。
コールドブリューならではの
甘みある味と合わさって、
とても上品な風味。
美味しかったです。
バレルエイジドコーヒーとは?
2019年、私ははじめてバレルエイジドコーヒーと出会いました。
場所はSCAJという東京ビッグサイトで行われた日本最大のコーヒーの展示会です。ユー○スフーズという会社が、ベトナムから仕入れたバレルエイジドコーヒーの試飲を提供してくれました。ホットでの提供でした。
何気なく出された試飲を一口飲んだときの衝撃・・・!
甘くて強い香り、なめらか過ぎる飲み口、柔らかくていつまでも残る甘い余韻・・・。その強烈な風味に圧倒されました。ゲイシャを飲んだとき以上の衝撃です。
しかし、後日に値段を見てびっくり。
メチャクチャお高かった。
それこそゲイシャ並みでした。
コーヒー豆の説明書きを読んでみると、ベトナムのカチモールという品種で作られたとのこと。
カチモールというのは、アラビカ種とロブスタ種のハーフのようなもの。私の印象としては、あまり美味しくない品種です。
そして、自分でやれば、もっと安く作れるのでは?
ということで、私の研究が開始されました。
バレルエイジドコーヒーの作り方
バレルエイジドコーヒーの作り方は簡単。
使用済みのウイスキー樽のなかに
コーヒーの生豆を入れて寝かせるだけ。
熟成の期間は3ヶ月〜半年くらい
にしているところが多いようです。
それだけで、
コーヒー豆の風味がびっくりするくらい
変化します。
ウイスキーの風味をしっかり感じますし、
フルーティさも感じます。
作り方は簡単ですが、
使用済みのウイスキー樽は
なかなか手に入りません。
また、手に入ったとしても
家庭でやるには樽は場所を取りすぎます。
そこで、飲み終わった
ウイスキーの瓶で代用すると良いかと思います。
樽で熟成させるよりは
風味が少し弱まりますが
できないことはありません。
ウイスキー
ラム
焼酎
など
香りの強いお酒の空き瓶で
色々と試してみると面白いかもです。
バレルエイジドコーヒーを作ってみた
半年以上かけて実験を行い、作ってみた結果、バレルエイジドコーヒー以上の強い風味を持つコーヒーを作ることができました。
色々なお酒で試してみました。
ウィスキー
ラム
ワイン
日本酒
・・・
熟成の期間はどのくらいがいいのか?色々と試してみました。
1週間?
1ヶ月?
3ヶ月?
半年?
販売されているバレルエイジドコーヒーは30〜45日くらいが多いようです。私なりに色々実験してみた結果、とある方法に落ち着きました。企業秘密ですw
どのコーヒー豆を使用すると良いのか?
これも色々と試しました。
好みによると思いますが、クセの無いブラジルが美味しかったですね。ウォッシュト・ナチュラル、ともにそれぞれ良さがあります。
バレルエイジドコーヒーとは? まとめ
バレルエイジドコーヒーとは、私が今まで飲んだ中で、史上最高の風味の強さを持つコーヒーでした。
あの風味に劣るカチモールという品種を、ゲイシャ種以上の風味を持つコーヒーに変えてしまう・・・。なんだか錬金術のように思えました。
本質的には、ハワイのお土産であるような、バニラなどフレーバー付きのコーヒーと変わらないかもしれません。邪道、と言う人もいるでしょう。しかし私は、その風味の豊かさに大きな可能性を感じました。
今日はこんな感じです。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。