間取りってどんな感じがいいの?
個人でカフェを開業するには、
「小さな間取りのテナントで
小さなカフェを運営する」
これが失敗しにくい方法です。
この記事では、
小さいカフェ開業には
- どのような間取りが良いのか?
- それはなぜなのか?
- 失敗しないレイアウトは?
- 内装はどのような業者にお願いすればいいのか?
このようなことを解説します。
動画でも解説してみました。
小さなカフェの間取りで抑えるべきポイント
小さなカフェの間取りを考えるうえで、
抑えるべきポイントは4つあります。
- 1階路面店
- 間口が広い
- 共用トイレがある
- 正方形に近い
重要な順になっています。
また、
- 間口が狭く
- 奥に細長い
という間取りは避けた方が無難です。
それぞれ、解説します。
1階路面店
間取りのことではありませんが、
1階路面店であることは重要です。
集客が容易だからです。
2階以上のテナントとは
比べられないほどの差があります。
特に、小さなカフェは
席数が限られるために
店内喫茶で売上をつくるのには
限界があります。
- テイクアウト
- 物販
- 食品販売
これらで売上をつくる必要があり、
そのためには
1階路面店のテナントであることは
マストです。
間口が広い
店を外からみたとき
入り口が広いこと。
もしくは、
お店の面積が広く見えること。
こんな間取りであれば、
やはり集客に有利です。
お客様が入りやすいからです。
個人で経営する小さなカフェは、
入るのに少し勇気がいります。
多くの人は、入ることに
少し抵抗感を感じます。
間口が広く
内部の様子が外から見て分かるように
なっているお店は、
安心して入店できます。
共用トイレがある
狭い間取りの小さなカフェは、
トイレのスペース確保が大変です。
例えば
7坪のお店でトイレをつくると
1坪以上が潰れてしまいます。
それは、かなりの負担です。
単純に席数にすると
2席分以上潰れることになります。
建物の共用トイレがあれば、
その分のスペースを有効活用
することができます。
これは大きなアドバンテージです。
正方形に近い
小さなカフェで狭い間取りの場合、
正方形に近い方が望ましいです。
その分、間口が広くなりますし、
商品のレイアウトや
席のレイアウトが自由にできるからです。
特に、後で記述しますが
テイクアウトや
物販で売上をつくるためには
販売カウンターの位置と
商品ディスプレイの位置が
入り口に近い方が有利です。
そのためには
正方形に近い間取りの方が
やりやすいです。
こんな間取りは避けたい
間口が狭く
奥に向けてタテに細長い
小さなテナント物件には
よくある間取りです。
このような間取りは
避けた方が無難です。
間口が狭くなりますし、
店舗のレイアウトが
かなり制限されます。
しかし、
それでも成功しないワケではありません。
そのような間取りでも
上手くいっている店舗はたくさんある。
ただ、やりにくいだけです。
工夫すれば、結局は大丈夫です。
小さなカフェの狭い間取りの魅力とは?
狭い間取りの小さなカフェは、
個人で開業するには
とても優れたやり方です。
理由は3つです。
- 初期投資が抑えられる
- 集客に有利
- 経営しやすい
小さなカフェの間取りは初期投資が抑えられる
狭い間取りだと
保証金と内装費を抑えることができます。
なので、初期投資額が少なく
開業のリスクを最小限に抑える
ことができます。
保証金を抑える
狭い間取りなので
家賃が抑えられます。
すると当然、保証金が
少なくて済みます。
通常、飲食テナントは
契約時に家賃の10ヶ月程度の
保証金を入金しなくては
いけません。
これは初期投資額の半分程度
占めるくらい大きなものです。
内装費を抑える
内装費を抑えられる
狭い間取りだと、
内装費も抑えることができます。
狭い分、
内装の坪単価は上がる
傾向がありますが
トータルの金額は
少なくて済みます。
小さなカフェの間取りは集客に有利
小さな間取りなら
家賃を抑えられるので、
少々、家賃の坪単価が上がっても大丈夫。
そのため、
立地の良い場所に出店が可能になります。
人通りが多い通り沿いで
1階路面店への出店がおすすめです。
圧倒的に集客に有利ですし、
店内喫茶以外の売上作りには
マストな条件となります。
小さなカフェの間取りは経営しやすい
小さな間取りは経営しやすいです。
理由は2点
- ランニングコストが低い
- 売上を作りやすい
それぞれ説明します。
ランニングコストが低い
まず、狭い間取りなら
家賃を抑えることができます。
また、狭い店舗では
運営のオペレーションが楽なので
雇用するスタッフ数が最小限で済みます。
自分ひとりで店を回すワンオペも、
場合によっては可能でしょう。
そのため、
人件費を抑えることができます。
カフェの運営の毎月のランニングコストで
大きいものは、
- 家賃
- 人件費
- 原価
です。
そのうちの2つを
最小限にすることができ、
経営が安定します。
売上を作りやすい
狭い間取りだと
テイクアウトや物販での
売上がつくりやすいです。
お客様にとって、
お店に入りやすいからです。
(ただし、1階路面店であることが
マストな条件です。)
また、狭い間取りでは
お客様との距離が近く
自然と会話が生まれます。
お客様と仲良くなれるので
接客が楽しく
さらに売上にもつながります。
以上のような理由から
ランニングコストを抑えつつ
大きな売上を作りやすいため、
経営が安定します。
狭い間取りのカフェは、
商売を軌道に乗せやすいです。
集客に有利な小さな間取りのレイアウト例
スペースの都合上、
客席の数が限られるからです。
そこで、
- テイクアウト
- 物販
- 食品販売
これらで大きな売上を
作る必要があります。
そうなると
レイアウトの中心になるのは
客席ではなくなります。
物販や食品販売のディスプレイを
レイアウトの中心に考える
必要があります。
また、テイクアウトを伸ばすためには、
販売カウンターをできるだけ
店の入り口に近づけた方が良いでしょう。
販売したい、
- 雑貨などの物販
- お菓子やコーヒー豆などの食品
これらのディスプレイは
お店の入り口近くに
大きくスペースをとって
目立つようにディスプレイします。
売上を作りたいもの順に
良い位置で
大きくスペースを
とるようにします。
その次に優先度が高いのは
テイクアウト需要を取り込むための
販売カウンターの設置。
これも入り口にできるだけ
近い方が有利です。
そして最後に、客席。
客席はお店の奥で構いません。
または、余ったスペースで
客席を設置するようにします。
狭い間取りで大きな売上をつくるため、
優先度を間違えてはいけません。
- 商品のディスプレイ
- 販売カウンター
- 客席
優先度はこの順となります。
その優先度に基づいた
レイアウト例は次のようになります。
優先度の高い、物販や食品販売の
商品ディスプレイは入り口近くに
大きくスペースをとります。
その次に、販売カウンター。
奥の余ったスペースに、
客席を設置します。
入り口は開放感があった方が良く、
スライドドアがベスト。
営業中は開けっ放しにして
店への入りやすさを演出します。
小さなカフェ開業の内装はどうやる?
煽りの強いサムネですがw
まずはこちらの動画をご覧ください。
小さなカフェの内装は、内装業者さんではなく、リフォーム業者さんが最適。
という主張です。
なぜなら、そのくらいの規模であれば、デザインや設計は自分でできるから。
プロに頼んで、高いデザイン料を支払うのはもったいないです。
リフォーム業者さんなら、外装も内装も水回りもトータルにやってくれます。
ネット上で業者さんも探しやすく、相見積もりも取りやすい。
融通も利かせてくれるし、工事も早いです。
そして、費用も抑えやすいです。
不安な方は、こちらの記事を読んでみてください。
【失敗しない】小さなカフェの間取りのまとめ
つまり
「ランニングコストを下げ
しかし
大きな売上をつくる」
ことを目指したものになります。
そのためには
- 家賃や人件費を抑えつつ
- 集客しやすい立地で開業し
- 店内喫茶以外で、物販や食品販売で大きな売上をつくる
これが優れた方法です。
リスクが最小限で済みます。
間取りとしては、
- 正方形に近く
- 間口が広くとられ
- 建物の共用トイレが使える
このような物件が最高ですね。
内装は、
- 自分で設計・デザインをする
- リフォーム業者さんにお願いする
が、正解です。
やり方は、全てこちらのブログで
解説しています。
個人で小さなカフェ開業を目指している方の
参考になれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
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