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カフェ開業

カフェ開業の内装を自分でやる方法【有料級・カフェ運営者がノウハウ公開】

困る人
困る人
カフェの内装って自分でできるの?
どうやってやればいいの?
なまけもの
なまけもの
どこまで自分でできて、
どこから業者さんにお願いすればいい?
アフロ
アフロ
実際に内装を3店舗手がけた経験からの、ノウハウを公開します。電気や水道工事など、最初は分かりにくい部分も丁寧に解説してみました。

自分で言うのもなんですが、有料級のノウハウを公開します。この記事の内容をやるだけで、100〜200万円の内装費削減ができます。

この記事を書いた人
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カフェや飲食店の内装は、自分でやる

カフェや飲食店の内装は、自分でやる
カフェや飲食店の内装は、
自分でやる。

今や簡単に
資材も
業者さんも
自分で手配できる時代になりました。

いままでは、
内装屋さんに丸投げして

内装屋さんが
・デザイン
・資材の手配
・職人さんの手配
・施工管理
までトータルにやってくれます。

しかし内装屋さんが
実際に手を動かして
施工するワケではありません。

内装屋さんは
大工(工務店)さんや
水道屋さんや
電気屋さん
テント屋さん
を手配し、施工を依頼します。

なので、
この内装屋さんの役割を
自分でやってしまいましょう。

手配するだけなら、
素人でもできます。

これだけでも
内装費用が2分の1くらいに
なることもあるくらい、
大幅にコスト削減ができます。

わざわざ内装屋さんに依頼するのはなぜ?

わざわざ内装屋さんに依頼するのはなぜ?
なぜ、多くのお店は
内装業者さんにお任せするのでしょうか?

3つの理由があると思います。

  1. デザインや設計に自信がない
  2. 素人では分かりにくい部分が多い
  3. 職人さんや資材の手配のやり方がわからない

ただし
これらの問題は、この記事で解決できます。

①デザインや設計に自信がない

これはもう、がんばりましょうw
多くのカフェを見て、
いいところをマネすれば大丈夫です。

内装や家具のデザインは、
手書きでラフな感じで大丈夫です。

設計も専門のソフトを使用する必要は
ありません。
こちらも手書きのイメージで大丈夫です。

サイズの指定をミリ単位でしっかりやれば、
それだけで職人さんには通じます。

②素人では分かりにくい部分が多い

電気工事や
衛生周りと呼ばれる水道工事など、

どちらの業者に
依頼すればいいか、
なかなか分かりません。

また、どのような内容の
依頼をすればいいかも
分かりにくいです。

ただ、これらもこの記事で解決可能。
後述します。

③職人さんや資材の手配のやり方が分からない

職人さんや資材の手配も分かりにくい。

しかし、これは前時代的な考え方。
いまはネット上に情報が溢れる時代です。

このブログにたどり着いた、
情報強者のアナタなら解決可能。

便利なサイトを紹介します。

店舗内装の考え方・進め方

店舗内装の考え方・進め方
それでは、
内装を自分で手配するやり方の
一連の流れを説明します。

店舗内装の工程を仕分ける

店舗の内装にはいくつかの工程があり、
それぞれの工程の業者さん、
または
職人さんを手配する必要があります。

  • 入り口周り(ドアやサッシ、テント、看板など)
  • 壁や天井・床
  • 家具や造作物
  • 電気工事
  • 水道工事
  • ガス工事

これらの業者さんを自分で手配します。

これらを同時進行で進めるので忙しいです。

しかしそれでだけで、
内装業者さんの役割のかなりの部分を、
自分で果たせることになります。

内装工事一連の流れ

内装工事の一連の流れを解説します。

  1. 図面の作成
  2. まずは、図面の作成です。
    ①店舗のレイアウト図
    ②店舗の外観ラフ
    これら2つを作成します。

  3. 床や壁、入り口周りの手配
  4. 大工さんや職人さんを
    自分で手配できるようなら、
    相談してみましょう。

    この部分は
    それぞれ専門の職人さんが施工します。
    そのため、この部分だけ
    内装業者さんにお願いしても
    良いかと思います。
    私はそうしています。

  5. 電気工事の手配
  6. 近くの電気工事屋さんをネットで探して
    依頼します。
    見つからない場合、
    クラフトバンクを利用します。

  7. 水道工事の手配
  8. 水道工事の手配も自分で行います。
    近くの業者さんに依頼するのが一番ですが、
    これもクラフトバンクを利用できます。

  9. ガス工事の手配
  10. ガス工事は、ガス会社さんの協力会社
    でなければ施工できません。

    ガス会社に連絡をとり、
    紹介してもらいましょう。

  11. 家具の手配
  12. カウンターや机などの家具類も、
    自分で手配した方が断然安いです。

    ネットでセミオーダーの
    家具屋さんを探します。

  13. 工事開始届けの提出
  14. 工事開始日の7日前までに
    消防署に工事開始の届出をします。

内装工事の図面の作成

内装工事の図面の作成
内装工事で、つくる図面はふたつです。

  1. 店舗のレイアウト図
  2. 店舗の外観ラフ

といっても、
難しく考えることはありません。
手書きでも大丈夫。

寸法だけは、
正確にミリ単位まで指定します。

店舗のレイアウト図は、
設置する厨房機器類などまで
すべて配置します。

店舗のレイアウト図
レイアウト図はこんな感じですが、手書きで大丈夫です。サイズだけは、メジャーで測って正確に出しましょう。

それに合わせた
必要な電源や
上下水も
記載してください。

必要な電源
電源は、設置して欲しい位置に、設置して欲しい電源を指定していきます。図面に書き込みましょう。手書きでOK。

注意は、設置する高さ。
低い位置に設置しがちですが、
後々のやりやすさや、
防火のことを考えると、
高い位置にあった方が良いです。

機器類は換気扇に至るまで
細かいものまで
配置を考え、記載します。

営業開始してから
電源が無い、
なんてことの無いように。

外観のラフ画は、
テナントの大家さんに
「こんなお店にしますよ」
「こんな工事をしますよ」
と許可をとることにも使います。

レイアウト図は、
消防署に工事申請をするとき
保健所に営業許可をとるとき
このときにも使用します。

店舗入り口周りの施工について

店舗入り口周りの施工について
木材で入り口周辺を覆って
デコレーションしたり、
テントを設置したり
看板を設置したり、
電灯を設置したり、

入り口まわりは
やることが多く、
お金がかかる部分です。

電灯は、のちに手配する
電気工事の業者さんに
一緒に依頼します。
安く済みます。

テントや看板も、
自分で手配することは可能です。

テントは
「オーニングテント」
「業務用オーニングテント」
で検索すると、
専門業者さんが見つかります。

看板屋さんは、
言うまでもなくたくさんありますよね。

手間ですが、
相見積もりをとって
施工費などを見比べてみて、
良心的な業者さんを探してみましょう。

入り口やテントはお金のかかる部分です。

できるだけ、
前テナントのものを
流用したいところです。

前テナントが退去前で、
交渉できるようでしたら
残してもらいましょう。

内装の床や壁の施工について

この部分は職人さんの領域です。
大工さんか内装業者さんに依頼します。

異なる部材を接続する部分などは
「取り合い」と呼ばれ、
特殊な施工が必要な場合があります。

見た目の美しさを犠牲にしてよければ、
自分でやってしまえる場合もあります。

壁は、後に棚などを設置したい場合は
ボードを貼る必要があるかもしれません。

私は、
入り口周りと床・壁
この店舗の外枠の部分だけ
内装業者さんに依頼しています。

壁などの塗装も、自分でできます。
見積をみて高ければ
自分でやってしまいましょう。

色選びの注意点としては、
見本など小さい面積で見る色よりも、

壁に実際に塗って
広い面積で見る色の方が、
同じ色でも、かなり濃く見えます。

ですので、壁の色は希望の色より
少し薄い色の塗料を買うことを
おすすめします。

内装の電気工事のやり方

内装の電気工事のやり方
電気業者さんは
自分で手配できます。
クラフトバンクでも見つかります。

レイアウト図に
設置したい電源の位置を書き込み、
相談しましょう。

そのときに、
使用する機器類の一覧も用意します。

その一覧には、できれば

  • 機器の型番
  • 定格消費電力(例・490w)
  • 定格運転電流(例・1.4A)

の記載も盛り込みましょう。

メーカーや販売店に問い合わせれば
教えてくれます。

業務用の機器の場合
単相200Vや
三相200Vの
電源の設置が必要になる場合があります。

また、必要な機器類の一覧から
トータルで必要な電力量が何Aか
算出してもらいましょう。

テナントに来ている電力では
足りない場合、
増設する必要があります。

電源の種類について

お店で使う電力は、
通常電源と動力と2種類あります。

通常電力は、
単相100V、単相200Vと
呼ばれます。

動力は、三相200Vのことです。

動力は、業務用エアコンなど
大容量の電力を必要とする機器類で
使用されます。

通常電力とは別の契約が必要です。

建物自体に動力が
引き込まれていない場合、
電力会社に申請して
引き込み工事をする必要があります。

期間は申請から1ヶ月以上はかかり、
安い業者さんでも
20万円以上の費用がかかります。

エアコンや換気扇の取り付けも
忘れずにお願いしましょう。

エアコンの威力は「馬力」で
あらわされます。
必要な馬力は
お店によってかなり異なります。

こちらも、業者さんに
相談してみましょう。

例えば、
10坪のコーヒーショップで
焙煎機も設置する場合、
3馬力程度の業務用エアコンが
必要になります。

内装の水道工事のやり方

内装の水道工事のやり方
水道工事屋さんも
iタウンページクラフトバンク
見つかります。

水道屋さんに依頼する内容は、

  • 食器洗い用シンク
  • 手洗いシンク
  • トイレ
  • 浄水器の設置
  • 湯沸かし器の設置
  • 製氷機などへの接続

これらを主にお願いします。

喫茶店の営業許可を取るのであれば、
指定された大きさ以上の
食器洗い用シンクと
手洗い用シンクの
設置が求められます。

レイアウト図を作ったら
一度保健所に行って
サイズや設置場所の確認をとりましょう。

注意したいのは製氷機。
必ず浄水を通した水を接続してください。
そうしないと故障の原因となります。

また、製氷機の排水には
勾配が必要になりますので
設置箇所には制限が出る場合があります。

シンクや湯沸かし器、浄水器は
水道屋さんにお願いしても良いですが、
自分でネットで探して
購入すると安いです。

ちなみにウチの浄水器は、
エバーピュアMH2を使用しています。


水道工事を行うタイミングについては、
noteで記事を書いてます。
カフェ開業準備 内装工事中に水道工事を入れるタイミングについて
ご一読ください。

家具類の手配について

家具類の手配について
家具類を内装屋さんに依頼すると、
非常に高くつきます。

設計してもらって、
資材も購入して
大工さんを現場に呼んで作るので
とにかくお金がかかります。

なので、自分でやりましょう。
セミオーダーの家具屋さんに依頼します。

ヤフオク
minne
Creema
などのサイトで簡単に見つかります。

自分のイメージに近いものを
出品している業者さんに
相談してみましょう。

サイズはミリ単位まで指定します。

大きいものだと
送料も1万円以上かかりますが、
それでもかなり安く済みます。

どうしても、店舗内で作る必要のある造作物
(壁や天井に設置する戸棚など)があれば、
大工さんにお願いするのも良いです。

ちなみに、保健所に
喫茶店営業の許可を申請する場合、
扉付きの戸棚(食器用)の設置が
求められます。

消防署へ工事計画届けを提出する

消防署へ工事計画届けを提出する
たいていのテナントは、
実際に内装工事がはじまる1週間前までに
消防署へ工事計画の届出をします。

防火対象の建物を工事するには
消防署に届出をする必要があるからです。

書式をダウンロードして
2部作成して持っていくだけです。
記入は簡単。

上の図は、
分かりにくい部分を
赤字で書いてみたものです。
参考に記入してみてください。
窓口でも教えてくれます。

ついでに、
防火対象物使用開始届出書
提出しておくと後が楽です。

記載する内容は、
ほぼ一緒です。

焙煎機を設置する場合、
特にガスの焙煎機を使用するとなると
仕様書の提出が求められます。

また、排気のやり方を確認されるので
店内レイアウト図を持参しましょう。

レイアウト図内に、
・ダクトをどこに設置して
・煙をどういう経路で排気するか
が分かるように記載しておきます。

厳しい担当者の場合、
自治体の建築課への
確認が求められる場合もあります。

カフェや飲食店の内装は、自分でやる まとめ

カフェや飲食店の内装は、自分でやる まとめ
今やネット上に情報が溢れ、
素人でも簡単に
必要な資材や業者さんと繋がれる時代です。

カフェや飲食店の内装は、
自分で手配できます。

設計やデザインも、
自分でできます。

サイズや色だけ指定すれば、
細かい設計は業者さんが
やってくれるからです。

内装業者さんに依頼して

高いデザイン料や
・現場管理費
・清掃費
・運搬経費
・福利厚生費

これらを支払う必要はありません。
内装業者さんは
色々な項目で
色々な経費を乗っけてきますが、

本当にその費用がかかっているのか、
かなりグレーな感じで
一種のブラックボックスに
なっている部分が多いです。

もちろん、
良心的な内装屋さんも多いとは思いますが、
でも、
自分で手配できる時代にはなりました。

小さい自分サイズのカフェをやるのであれば、
全て自分で手配できます。

余計なお金を払う必要はありません。

このように、
必要な業者さんと
簡単に繋がることができる時代になりました。

その分、
中間マージンをとられることなく
グレーな、よく分からない経費を
負担することもなくなり、
内装費は、抑えることができます。

開業資金の大半は内装費で消えます。
それを大幅に抑えられるので、いまや
カフェ開業のハードルは、
かなり低くなりました。

官公庁への対応も
不安な部分かと思いますが
自分で対応できます。

喫茶店営業許可を取得するのであれば
トイレの設置
客席からトイレへの動線
手洗いの設置
シンクのサイズ
カウンターの設置
戸棚の設置
などがチェックされる部分です。

相談に行きたいと連絡すれば
時間をとって教えてくれます。

パンフレットも用意されてますので、
理解することは比較的簡単です。

今回の記事は以上です。

この記事が
みなさんの挑戦の後押しになれば
嬉しいです。

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