日本のコーヒー専門店を巡る旅　〜大分編

 

Othello Specialty Coffee Roaster（大分県　別府温泉）

日本を代表する温泉地の中心街を少しだけ外れた場所に、ロースターがありました。
しかも、イートインの無い豆売り専門店です。

お店の特徴

いわゆる、ザ・サードウェーブ系のお店作りです。
オシャレな雰囲気に、オシャレなディスプレイやパッケージ。

テイクアウトでコーヒーも出してくれて、目の前ベンチで飲むこともできます。

コーヒーの特徴

コーヒーは何を飲んだか忘れましたがw、とても美味しかったです。
種類は少ないですが、粒揃いです。

パッケージがけっこう独特ですよね。

ストリート系アパレルっぽいデザインです。

ドリップバッグもあります。

こちらは、スタンダードなデザイン。
オセロの色がイメージです。

商売上気になった点

サードウェーブ系にありがちな、美意識優先、商売っけ少なめ、のお店でした。

でも6年以上営業されているようですので、地元のお客様にしっかりと根付いているのかもですね。
温泉地で、コロナ禍を生き残って、すごいことです。

 

 

Coffee Stand Stairs（大分県　別府温泉）

こちらは別府温泉街の、中心地近くです。
繁華街から一本路地に入った場所。

コーヒースタンドですが気持ちのよいテラス席もありました。

お店の特徴

硬派な、本格的エスプレッソを提供するコーヒースタンド、という印象です。

お店の名前や、壁面に描かれたアートも、私は好きです。
お店の名前や見た目も、ニューヨーク的なものを感じさせます。
下北沢にあるベアボンドを連想させますね。

コーヒーの特徴

エスプレッソに本気のお店かと思います。
ラテを頼みましたが、とても美味しかった。
ラテアートも、写真撮り忘れましたが見事でした。
プロフェッショナルな感じです。

商売上気になった点

 

 

3 CEDARS COFFEE（大分県大分市）

大分市のやや郊外にあるお店。
雑貨やアパレルの販売もしている、美意識高めのユニークなお店でした。

多分、音楽が好きなオーナーなんですかね？
それっぽいモチーフのデザインやコーヒーが目につきました。

お店の特徴

コーヒーに本気なことは伝わってきましたが、それ以上にデザインが印象的なお店でした。
お店の雰囲気は、完全に美容室とかアパレルのお店。

ドリンクのみの販売はなく、豆売りと雑貨（アパレル）に特化したお店です。
都内でも、なかなかここまで尖ったスタイルは見ません。
地方でこれは、すごいですね・・・。

 

コーヒーの特徴

ドリンクの提供がなかったので、コーヒーは飲むことができませんでした。
豆のラインナップは、農園ものの高品質な品揃え。

しかし、なによりもパッケージのデザインのオシャレさ、ユニークさが目を引きつけます。
独特の完成で、アーティスト性が高いですね。

 

商売上気になった点

完全にオーナーさんの好きなことや美意識を詰め込んだお店、という印象です。
これで成り立っているとしたら、すごいことですね。

ここまで自分の好きなことを無邪気に商売にできる、というのは夢があります。

 

 

SAFARI COFFEE ROASTER（大分県大分市）

大分県の、こちらも少し郊外のお店。
私が行ったときには、かなりの賑わいをみせていました。
不思議な魅力のあるお店で、独特の繁盛店感がありました。

お店の特徴

豆売りに力を入れているお店ではありますが、カウンター席やテーブル席など、店内席も充実。

店内に大きな焙煎機も設置されています。
ハンドドリップで淹れてくれるコーヒーとスイーツもある、スタンダードなコーヒー専門店です。

マスターの人柄も良く、それが影響してかとても心地のよい雰囲気でした。

コーヒーの特徴

アフリカのコーヒーにこだわりのあるお店でした。

マスターがアフリカのコーヒーが好きで、それを広めたいという思いがあるようです。
サファリ、という店名はそこからきているそうです。

お店のイメージカラーも黄色で、アフリカを連想させるお店でした。

商売上気になった点

アフリカで特徴を出す、のようなやり方は有効な方法かと思います。
都内にも、中米専門のカフェテナンゴのような成功例もあります。

ただ、それだけではこの繁盛店感は説明できないと思います。
お店をやっている方の純粋なコーヒー愛やホスピタリティが感じされ、それが人を惹きつけているのかもしれない、と思いました。

 

 

Create Coffee Lab（大分県大分市）

大分県のやや郊外、こちらはコーヒー豆売りに特化したお店。
注目すべきは、コーヒー豆の自動販売機の設置。
面白い取り組みをしているお店でした。

お店の特徴

店内席は無く、豆売りとテイクアウトコーヒーのお店です。
地方の郊外で、このスタイルで成り立つ、というのは多くの方に希望を与えてくれるのではないでしょうか？

目の前にあるドラッグストアのお客さんが気軽に立ち寄ってコーヒー豆を買う、そんな雰囲気のお店でした。

コーヒーの特徴

コーヒーの種類は少ないですが、高品質かつスペシャルティーの定番を取り揃えたラインナップです。

お店やパッケージも、やや和風なシンプルなデザイン。
余分なものが削ぎ落とされ、シンプルかつ本物志向、という印象を受けるお店でした。

商売上の気になった点

自動販売機が、やはり気になりました。
最近、餃子などの無人販売が流行っていますが、その潮流はコーヒーにも来るのでしょうか？

コーヒーは嗜好品という側面、通常の食料品という側面、両面があります。

コーヒーは日持ちもする特性もあります。
無人販売との相性も悪く無く、伸びる余地は十分あるように思えます。

 

 

うちで珈琲（大分県大分駅前）

大分駅前の商店街にあるお店です。
2階のテナントで、目立たずに営業されておりましたが、とても素晴らしい雰囲気のお店でした。

お店の特徴

店内でフジローヤルの焙煎機があり、店内席もわずかですがありました。
簡単なクッキーなどのスイーツはありましたが、基本的にはコーヒーだけのお店。

道に出ている看板にも、正直に「コーヒーならあります」と書かれています。
オーナーの誠実な人柄を感じる看板でしたw

コーヒーの特徴

コーヒーはブレンドのレベルが高い印象があります。
ブレンドは、細かく味わいの特徴別に4、5種類くらいありました。

店内で飲ませてもらいましたが、美味しかったです。

商売上の気になった点

2階のこじんまりとしたお店ですが、窓から日が差し込み、なんとも落ち着ける空間です。
良い雰囲気のお店でした。

人通りの多い商店街から、一本路地に入った立地。
しかも2階の狭いテナント。

家賃をできるだけ抑え、でも人通りのある通りからは、離れすぎない。
そうやって、自分の好きなコーヒーを追求し、それでお客様から評価を得る。

そんな、幸せな商売をやられているように見えました。

 

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