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Hottop Coffee Roaster(コーヒー焙煎機)使ってみた【焙煎士の口コミ】

悩む人
悩む人
Hottop Coffee Roasterって、美味しく焙煎できるの?
焙煎のプロファイルって自分でいじれるの?
1回の焙煎で何グラム焼けるの?時間は?
他の焙煎機と比べて、どう?
アフロ焙煎長
アフロ焙煎長
このHottop Coffee Roasterというコーヒー焙煎機。
電気の焙煎機にしては高い気がするし、競合の超小型ガス焙煎機と比べたら安いけど、良い風味が出せるのか不安・・・。
なんとも中途半端なマシンだな・・・。
と、いうのが私の最初の印象でした。

そしてその印象は、見事、良い意味でくつがえることになります。

 

自己紹介
 

Hottop Coffee Roaster(コーヒー焙煎機)【焙煎士の口コミ情報】

Hottop Coffee Roaster(コーヒー焙煎機)【焙煎士の口コミ情報】
ホットトップコーヒーロースター(Hottop Coffee Roaster KN-8828B-2KJ+)とは?

台湾のメーカーが製造しており、アメリカでは10年以上愛用されている人気のコーヒー焙煎機です。日本国内では、日本ニーダー(株)という会社が、販売しており、保証・メンテナンスも対応してますので安心です。

動画でも、このマシンの解説をやっています。

マシンスペック

発売元 日本ニーダー
製品名 コーヒー焙煎機 Hottop Coffee Roaster KN-8828B-2KJ+
外寸(サイズ) 483×254×356(mm)
重量 9kg
動力源 100V/740W

ホットトップコーヒーロースターで実際にコーヒー豆を焙煎してみる

ホットトップコーヒーロースターで実際にコーヒー豆を焙煎してみる
実際にコーヒー豆を焙煎してみます。

【操作方法】
Autoモードとマニュアルモードがあります。

  1. まずは電源を入れて
  2. まずは電源を入れて
  3. Autoモードでスタート
  4. 暖機運転が始まります
  5. 70度くらいで暖機終了
  6. ピー音がして温度表示が紫になります。

  7. 生豆を投入
  8. 生豆を投入。
    225〜300g程度が推奨されるそうです。実際焼いてみましたが、100gでも問題なく焼けました。

    焙煎を進めると、ハゼ音もしっかり聞こえてきます。
    焙煎を進める
    中でドラムが回転し、豆が攪拌します。ドラムの回りにはヒーターが付いており、熱源となっています。

  9. 焼き上がり

焼き上がり。
自動排出になってはいますが、
こちらのボタンを押す
基本的にはこちらのボタンを押すことで、自分の好きなタイミングで焙煎を終了させます。

冷却も自動でおこなってくれます。攪拌もしてくれて、便利。

トレーにチャフが溜まりますので、1回焙煎毎に捨てます。
トレーにチャフ

Hottop Coffee Roasterの特徴ですが、基本的に全自動です。設定した温度や時間で焼き上げ、排出・冷却まで自動でやってくれます。

ただしAutoモードで焙煎中でも、熱量やファンの強さを調節できるので、細かく焙煎を操作できます。この焙煎機の最大の長所ですね。こだわりのプロファイルを実現でき、豆の個性を発揮させることができます。

個人的に、ファンの風力を調節でき、ゼロにすることもできるのがポイント高かったです。本格的な焙煎機のダンパーとブロワーの役割を代替することができます。通常の電気の焙煎機は、ファンが無いか、ある場合は風力が強すぎるパターンで、どちらにせよ味に悪影響があるんですよね。

Hottop Coffee Roaster 各種機能

Hottop Coffee Roaster 各種機能
Hottop Coffee Roasterの強みである、細かい機能を見ていきます。

プログラミングは?

プログラミングは?
プログラムのモードすると、自分の設定した時間や温度で焼き上げる指示を出せます。

ただし、Autoモードでも焙煎中に自由に調整できるので、基本的にはAutoモードで十分かと。

パソコンとの連動

パソコンとの連動
USBでパソコンと繋げることで、このようにリアルタイムで視覚的に焙煎の状況を把握することができます。
プロファイルを自動で記録してくれるので便利ですね。スマートロースターの一部の機能を、この小さなマシンでやってしまうのは、素晴らしいです。
ガスの焙煎機では、通常1分毎に自分で温度を記録していかなければなりません。

1回の焙煎時間

1回の焙煎で約10分〜15分ほどです。これは豆の個性を十分に引き出すことのできる焙煎時間です。

熱量やファンの風力を調節することによって、焙煎時間の調整をすることができます。

1回の焙煎量

250〜300g程度が推奨とのことです。

少量の100gでも焙煎してみましたが、問題無く焙煎することができました。(少量だと、熱量が足りずになかなかハゼない焙煎機があったりします。)商売をするとなると、100gの注文も多いので、これはポイント高いです。

Hottop Coffee Roasterのメンテナンス

Hottop Coffee Roasterのメンテナンス

毎回のメンテナンス

トレーにチャフ
毎回、トレーにたまるチャフ(コーヒー豆の薄皮)は取り除いてください。
発火の原因となります。

5〜10回焙煎後のメンテナンス

5〜10回焙煎後のメンテナンス
全面のカバーを取り外し、釜(ドラム部分)の中に落ちたチャフを取り除きます。これも発火防止の為です。

30〜45回焙煎毎のメンテナンス

0〜45回焙煎毎のメンテナンス
排気を通すリアフィルターが目詰まりしてくるので、交換します。
フィルターは消耗品となり、1枚3,960円です。お金かかるのはデメリットですね。洗って再利用できないかな。笑

メンテナンスは、発売元より動画が出ております。
ご参照ください。

焙煎したコーヒー豆を実際に飲んでレビューしてみる

焙煎したコーヒー豆を実際に飲んでレビューしてみる
それでは実際にHottop Coffee Roasterで焙煎したコーヒーを飲んでみます。

深煎りコーヒーの感想

深煎りコーヒーの感想
豆はブラジル産プレミアムショコラ。
フルシティローストで焼き上げました。

しっかり均一に火が入ってます。表面が焦げるということもありません。ブラジルの豊かなコク、この豆の個性であるダークチョコレート感もしっかり出ています。素晴らしい。

浅煎りコーヒーの感想

浅煎りコーヒーの感想
豆はニカラグア産モンテクリスト農園。
ミディアムとハイの中間あたりです。

浅煎りなので、1ハゼから温度の上昇カーブを抑えめにして、少しゆっくりめに焙煎をすすめました。その為、豆もしっかり膨らみ、ムラもなく上手に焙煎することができました。

口当たりはとてもクリア。均一に焙煎できている証拠です。
ジャスミンのようなフローラルさも十分に引き出せています。華やかな酸があるフルーティな豆のポテンシャルも、十分に発揮させる焙煎ができますね。

他コーヒー焙煎機との比較

他コーヒー焙煎機との比較
他の競合機となるコーヒー焙煎機との比較をしてみます。

このクラスの比較対象となる焙煎機は、

  • フジローヤル ディスカバリー

です。通常のガス焙煎機をダウンサイズしたタイプです。本格的な味つくりができることが特徴ですね。

このマシンと比べた場合、
Hottop Coffee roasterのコーヒー焙煎機としての能力はどうなのか、解説します。

風味 ★★★★ (最大5)

気になるコーヒーの味ですが、ディスカバリーなどガスの焙煎機と同等レベルでした。

  • 火力が十分なこと
  • 火力がコントロールできること
  • 排気をコントロールできること
  • リアルタイムの豆の温度が分かること

これらの機能が、本格的な風味の表現を実現させてくれます。

他の電気が熱源の焙煎機と比べると、風味のよさはダントツだと思います。

焙煎時間 ★★★

焙煎時間は12〜15分程度で、短すぎず長すぎず。理想的です。風味の良さのひとつの要因です。

ただし、焙煎後の冷却タイムが長く、連続焙煎には向きません。ここがこの焙煎機の弱点ですね。

焙煎量 ★★★★

推奨は250g〜300gです。このクラスのマシンで、この量であれば十分。
100gの少量でも、しっかりと焙煎することができました。このことは実はかなりポイントが高いです。(少ない量だと火力が足りなくなったり、ムラができたりするマシンが多い)

メンテナンス性 ★★★★

通常のメンテナンスも簡単ですね。
業務用としてガンガン使用しても、毎日1回、10分程度のメンテナンスで済みます。リアフィルターが消耗品で交換が必要なのが、マイナスポイント。

コスパ ★★★★★

性能としては十分。
フジローヤルのディスカバリー比べると、価格は約60%。

そう考えると、コスパ最強マシンかもしれませんね。

Hottop Coffee Roasterの最安値

Hottop Coffee Roasterの最安値をネットで調べてみました。しかし、どこも変わらないですね。同じ価格です。送料も無料のところが多いです。

Amazonだと、販売元である日本ニーダーさんから直接購入することができます。その場合の価格は、¥366,667(送料無料)。あまり価格が変わらないので、こちらの方で買った方が、安心かもしれません。


ホットトップコーヒーロースターのデメリット

ホットトップコーヒーロースターのデメリット
アフロ焙煎長
アフロ焙煎長
焙煎士として、このマシンの弱点を厳しくチェックしてみます。

連続焙煎ができない

一度焙煎すると、本体が十分に冷却されるまで30分近くかかります。その為、連続の焙煎に向きません。焙煎時間自体は普通ですが、冷却時間を含めると、45分に1回程度の焙煎にとどまります。

家庭用なら十分ですが、業務用となると回転力不足ですね。お店で商売で使うとしたら、2台体制が必須かもしれません。

手動で調整が必要

完全自動で焙煎してくれますが、上手に焙煎しようとすると、手動での調整が必要です。調節が容易なので自分好みの焙煎ができますので、これは長所でもあります。

値段がそれなりに高い

家庭用マシンとしては、36万という価格はかなり高めです。

ただし、ガス焙煎機のエントリーモデルであるフジローヤルのディスカバリーと比べると安いです。約半額。これを高いと見るか、安いとみるか、意見が分かれるところかと思います。

フィルターが消耗品

フィルターが消耗品というのが気になります。50回近く使えるとのことですが、洗って再利用できないですかね?笑

Hottop Coffee Roaster 焙煎士の口コミ情報 まとめ

小型の電気式の焙煎機では、トップの実力を持つマシンでした。

長所をまとめると、

  • ガス焙煎機並みの火力があり、強い風味を出せる
  • 本格的な焙煎機のように、火力や風力の調整ができる
  • プロファイルを自動取得してくれ、楽に再現性を追求できる
  • その為、豆の個性を十分に表現できる
  • 本体がコンパクト

価格は約36万とそれなりですが、性能としては本格的な焙煎機に劣りません。それどころか、PCと繋げてプロファイルを記録でき、スマートロースターのような機能も兼ね備えてくれてます

それでいて、ディスカバリーなど競合機と比べると価格は6割ほど。ダクトの設置など、めんどくさい排気のことを考える必要もありません。そう考えると、かなりの掘り出し物感がしてきます。

その為、次のような方には、十分「アリ」なんじゃないでしょうか?

  • 自分でプロファイルを考えて、こだわりの焙煎がしたい
  • 家庭用の電気焙煎機ではものたりない
  • 副業で自宅焙煎でコーヒーを売りたい
  • カフェ開業予定で、焙煎機の導入も試しにやってみたい
  • でも場所や排気やコストの問題から、ガスの焙煎機を置くのはシンドイ
アフロ焙煎長
アフロ焙煎長
コーヒー豆の味の表現に関しては、本格的な焙煎機級でありながら、本体価格は抑えめ。コンパクトで設置も簡単。
うん。
魅力的な焙煎機でした。

以上、Hottop Coffee Roaster 焙煎士の口コミ情報でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。