粒度による味の変化ってどんな感じ?
コーヒー豆の粒度・挽き目
コーヒー豆のの器具別の粒度
コーヒー豆の器具別の粒度一覧です。
エスプレッソ | 細挽き |
水出しコーヒー | 中細挽き |
ペーパーフィルター | 中細挽き〜中挽き |
ネルドリップ | 中細挽き〜中挽き |
メタルフィルター | 中挽き〜やや粗挽き |
エアロプレス | やや細挽き〜やや粗挽き |
フレンチプレス | やや粗挽き〜粗挽き |
サイフォン | 粗挽き |
パーコレーター | 粗挽き |
コーヒー豆の粒の大きさ
コーヒー豆の粒度、つまり粒の大きさの目安は次の通りです。
細挽き | グラニュー糖と白砂糖の中間 | |
中細挽き | 中挽きと細挽きの中間 | |
中挽き | グラニュー糖程度 | |
やや粗挽き | 中挽きと粗挽きの中間 | |
粗挽き | ザラメ糖以上 |
参考「全日本コーヒー公正取引協議会」
粒度の違いによる味の変化
コーヒーの粒度が細かい程、成分が溶け出しやすくなります。つまり、濃く抽出することができます。しかし、その分抽出したくない雑味となる成分も抽出されやすくなってしまうので、注意が必要です。
また、コーヒーの成分のなかで、苦味成分は抽出に時間がかかると言われています。なので、粗挽きの豆は苦味成分が出にくく、スッキリした味わいで酸味が目立つ傾向があります。
抽出器具別 コーヒー豆粒度について
抽出器具別に、コーヒー豆の粒度とその理由を解説します。
エスプレッソ・・・細挽き
エスプレッソ用のコーヒーは、パウダー状に細かくします。ただ、濃度を薄めて通常のコーヒーとして使いたい場合は、中挽きで良いでしょう。
水出しコーヒー・・・中細挽き
水出し用のコーヒーはできるだけ細かくしたいところです。しかし網から微粉が漏れやすいので、中細挽きがちょうど良いです。
ペーパーフィルター・・・中細挽き〜中挽き
ペーパーフィルター用の粉の粗さは、お好みにより幅があります。濃いめ・苦めが好きな方は少し細めに挽きましょう。逆にあっさりした風味がお好みの方は、粗挽きでも良いです。
ネルドリップ・・・中細挽き〜中挽き
ネルドリップは一般的に中挽きです。しかしペーパーより抽出スピードが速いので、少し細めに挽いてボディを出すようにするのも良いでしょう。
メタルフィルター・・・中挽き〜やや粗挽き
中挽きが一般的です。しかしメタルフィルターはその構造上、網から微粉が出ます。それが気になる方は少し粗めが良いでしょう。
エアロプレス・・・やや細挽き〜やや粗挽き
エアロプレスは挽き目の幅が広いです。抽出のやり方の自由度が高い器具なので、やり方によって、それぞれ最適な粒度があります。
基本的には、抽出時間が短い方は細めで、長い方は粗めで良いでしょう。
フレンチプレス・・・やや粗挽き〜粗挽き
フレンチプレスは粗挽きが一般的です。粉をお湯に浸す抽出時間が、3〜4分と長い為です。抽出時間を短くとる場合は、やや粗挽き程度が良いでしょう。
サイフォン・・・中挽き〜やや粗挽き
一般的に中挽きです。高温のお湯に浸しますが、抽出時間は1分ほどと短いためです。やや粗挽きにすると、苦味を抑えマイルドに仕上がります。
パーコレーター・・・粗挽き
パーコレーターはコーヒーの粉を煮るようなカタチになります。強い苦味や雑味成分が抽出しにくい様に、粗挽きを使用するのが一般的です。。
まとめ コーヒー豆の粒度・挽き目の全て【器具別に完全解説】
コーヒー豆は器具によって、それぞれに適度な粒度があります。しかし、あくまでも目安でしかなく、ご自身のお好みに合わせて調節して良いものです。
最初は参考にすると良いとは思いますが、少し慣れたら、あまり目安にとらわれずに自由に調節して、是非自分の好みの味に仕上げてみましょう。
ポイントとしては、
細く挽く
・・・・苦味・コクが出やすい。雑味も出やすい。低温での抽出に向いている。
粗く挽く
・・・苦味やコクが出にくい。酸味を感じやすい。高温での抽出に向いている。
これを把握すれば、調節もしやすいです。
今回はこんな感じで。
ありがとうございました!