1時間とあまり長くない映画なので、サクッと見ることができますよ。
【予告編】
a film about coffee がAmazon で配信されてます。
a film about coffeeがAmazon Prime Videoで配信開始となりました。プライム会員でコーヒーマニアの方は必見の映画です。
どんな映画?
アメリカを代表するロースター、ルワンダやホンジュラスの生産地の人々、日本のコーヒースタンドや喫茶店。これらスペシャルティコーヒーに関わる人のインタービューや取材を通して、今のコーヒーを取り巻く世界の状況を浮き彫りにするドキュメント映画です。
監督は、ブランドン・ローパー。CMクリエイターで本作で初めて長編ドキュメンタリー映画に挑戦しました。
映画のあらすじ
「コーヒーカップを持つと、神聖な気持ちになる瞬間がある」
とあるロースターの、そんなセリフからこの映画ははじまります。
拡大を続けるスペシャルティコーヒー市場。コーヒーの歴史をひもとき、なぜスペシャルティという高品質なグレードの市場が生まれ、そして支持されているのか?
- コーヒーの生産者
- 豆のバイヤー
- ロースター
- バリスタ
- コーヒー協会まで
それぞれの立場から、コーヒーを語ります。
映画のクライマックスは、かつて表参道にあった大坊珈琲。
大坊さんがコーヒーを淹れる所作の美しさが、長い尺で映されます。そして、その美しい振る舞いの価値について、ブルーボトルコーヒーの創業者が熱く語ります。
a film about coffee 私の感想
冒頭の、
とあるアメリカのロースターの
「神聖な気持ちになる」
というセリフ。
「ほんと、コーヒー業界の人ってロマンチストだよなあ」と、やや冷めた目で、私はそのシーンを見ていました。
この映画では、ルワンダやホンジュラスの生産地が丹念に取材されていました。コーヒーが手作業で丁寧に生産されている様子がよく分かります。
一粒一粒が手積み。
手作業での欠点豆のピッキング。
60kgの麻袋を人力で運ぶ姿。
私たちが1杯300円くらいで飲むことができているのは、生産国の安い人件費に支えられています。この映画を見ていると、コーヒーに対しての自分のあり方について、考えさせられます。
「私のコーヒーに対しての向き合い方は、もしかして、ものすごく不誠実なのではないか?」
そんな思いにかられたときに、この映画のクライマックスを迎えます。
そして、大坊さんの
何十年と同じルーティンをこなした末に辿り着く、美し過ぎるコーヒー抽出の所作。
そのとき、映画の前半で見た、ルワンダの生産地がフラッシュバックします。歌って踊りながら、発酵しているコーヒーの実を攪拌するシーンです。
消費側と生産側。
静と動。
対象的な2つですが、その奥深くに共通する、何か神聖なものを感じてしまいました。うっかり。
私もロマンチストだったようですw
この映画に出てきた、日本のコーヒーショップ
- 大坊珈琲(閉店)
- OMOTESANDO COFFEE(閉店)
- BLUE BOTTLE COFFEE
- Bear Pond Espresso
- Little Nap COFFEE STAND
- Fuglen Tokyo
清澄白河・新宿・六本木・銀座・中目黒など
東京都世田谷区北沢2-36-12 1F
東京都渋谷区代々木5-65-4
東京都渋谷区富ケ谷1丁目16−11