小さいカフェを開業したい。
自分一人で回せる店にしたいけど、自分の時間も欲しいし、休憩時間も欲しい。
お店の定休日も少なくしたい。
そうすると人を雇わないといけない。
でも、それってリスクもある。
人間関係もめんどくさい。
どうしたらいいんだろう?
でもそれでOKなんでしょうか?
本当に重要で考えるべきことって、何でしょうか?
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小さいカフェ開業で人件費はかけるべき?
結論として、「ワンオペできるような小さいカフェ開業でも、人は雇って人件費はかけた方が良い」です。
逆説的ですが、人を雇うことによって、リスクが減って経営が安定しするからです。長く商売を続ける上では、人の協力は不可欠です。
よく、
「私は人と一緒に働くよりも自分ひとりでやっていく方が向いている」
という人がいます。
ですが、人と一緒に働く「適正のある・なし」なんて、本来はありません。
あるのは、
「人と一緒に働きたいか・否か」
です。
そしてカフェ運営には
「人と一緒に働きたい」
と思わせるだけの材料が、
たっぷりとあります。
カフェ開業の人件費って、どのくらい使っていいの?
一般的には売上の30%と言われています。でも、これは大きな飲食店で何年も営業している場合の話。
小さいカフェで、例えば100万/月の売上のカフェなら、人件費30万という計算です。そうなると自分の給料しか払えません。人を雇うとなると、それ以上の金額がかかります。でも、この割合にはあまり意味がありません。考えるべきは、その金額が投資に値するか、否かです。
売上100万/月のカフェであれば、頑張れば一人で回せます。それでも、さらに人件費をかける価値があるのか? つまり、その人件費は、それ以上の金額の利益を生むのか? 経営は、このように投資のマインドで人件費考えます。
そして結論としは、
「人件費は、その何倍もの価値を生み出すので、人は雇った方が良い」
です。
考えてみれば当然ですよね。ほとんどの成功している飲食店は、人を雇っています。
人を雇う価値は、あるんです。
人件費って、実は最高の投資なんです。
開業当初の売上が上がっていく時期ならばなおさらです。30%なんて数字に縛られる必要、全くありません。
カフェ開業のリスクとは
カフェ開業時における一番のリスクは、
「売上が作れず潰れるリスク」です。
その対策の為に、自分の時間を作る必要があります。世の中の変化は加速度的に早くなりました。それに合わせて、お店としてもチャレンジの手数を増やす必要があるからです。
コーヒーショップとして、展開できるサービスの種類も多くなりました。
- ドリンク
- コーヒー豆
- ドリップバッグ
- 雑貨類
- デリバリーサービス
- ネットショップ
- イベント
・・・・などなど
その多くの選択肢から、自分のお店にとって最適なものをピックする必要があります。
コーヒーショップの集客方法も、多様化が進んでいます。
- インスタグラム
- YouTube
- ブログ
- ピンタレスト
- ラジオ配信
- Google広告
などなど、情報発信の手段が増えています。そのなかから、自分に合った発信手段を見つけ取り組む必要があります。
これらに取り組むには、時間が必要です。長くコツコツと取り組む為には、体力や良好なメンタルも必要で、その為には自分に十分な休息も与えなければいけません。
勉強や情報収集する時間など、自分に投資する時間も必要です。
「自分に投資する時間も無く、チャレンジする余裕もない。」これは長い目で見て、カフェ運営における大きなリスクではないでしょうか?
スタッフを雇うメリットとデメリット
カフェの運営でスタッフを雇うメリットとデメリットを考察してみます。
スタッフを雇うメリット
- 自分の時間が確保できる
- 展開できるサービスや商品が多くなる
- 定休日を無くすことができる
- 技術やアイデアをもらえる
- 売上を伸ばすことができる
なんといってもこれですね。
もっと接客に時間を使ったり、集客の為に情報発信したり、自分の技術を磨いたり、新商品を開発したり、企画やイベントを開催したり、休憩したり、銀行に行ったり、自分に投資したり・・・。
自分の時間はいくらあっても足りません。積極的に、意識的に、自分の時間を作っていく必要があります。
スタッフを雇うと、当然ですが労働力増えるので、その分できることが増えます。
ドリップバッグを作ったり、かわいいプチギフトセットを組んでみたり、焼き菓子を作ってみたり。作業をお任せすることができます。単純にお店の商品を増やすことができ、どのような商品が自分のお店のお客様層にウケるのか、色々とチャレンジすることができます。
スタッフにお店を任せることができるようになれば、お店の定休日を無くすことができます。単純に売上が上がります。また、毎日やっているお店となると、お客様も来店しやすく集客面でも良い効果があります。
シフトを組んでいけば、営業時間も延ばすことも可能となります。
スタッフにも培ってきた技術や、素晴らしいアイデアを持っている人がいます。というか、みんな何かしら持っています。自分にないものを人は持っていますので、それを積極的に活用したいところです。
以上のことを通して、売上を伸ばすことができます。
スタッフを採用することによって、色んなサービスや商品を展開し、お店の営業日を増やし、集客にもしっかりと取り組める・・・。売上が伸びないワケがないんです。
人を雇うデメリット
- 人件費がかかる
- 教育に時間をとられる
- 人間関係に気を使う
真っ先に気になるのが、これですよね。まともに人を雇っていくと、カフェ運営における最大のコストとなります。フルタイムでスタッフを雇うと、それだけで20万かかります。
統計上で出ている数字として、「人件費は売上の30%」です。
しかし、これ数字のプラス面を考えると、「20万の人件費をかけることによって60万の新しい売上を作れる」ということでもあります。40万のもうけですね。だとしたら、やる価値ありますよね?
スタッフへの教育には時間がかかります。また、時間をかけてもどうにもならないことも多いです。人はなかなか変化してくれません。
スタッフに求められるもの、求められないもの、これを冷静に把握する必要もあります。
ただし、教えることは教わること。
教育を通じて、一番成長するのはスタッフではなく、実は自分です。
働くうえでの悩みの不動のNo.1は「人間関係の悩み」だそうです。
「せっかく自分のお店をもったのに、人間関係で悩みたくない」という人は多いです。というか、ほとんどのカフェオーナーがそう思っているのではないでしょうか?気持ちは痛いほど分かります。
雇う側であれ、人間関係の悩みはつきものです。
多くの人が人間関係の悩みを持ちながらも、人と一緒に働くのはなぜでしょうか?
人はどこまでも社会的な生き物。やはり、人と一緒に働くメリット・喜びがあるからではないかと思います。
スタッフを雇う本当の効果
そうはいっても、自分一人で気楽にできるカフェがやりたい。
人を雇うなんて気も使うし、
イライラさせられるかもしれないし、
なんかめんどくさそう・・・。
確かに気楽そうです。
でも、「良いなあ」って不思議と思えないです。
なぜか?
孤独そうなんですよね。
それで、そのような状態で長年やってきた喫茶店のマスターって、少し偏屈な人、少し屈折している人、多くないですか?
人と深い関係性を持って働くのって、やっぱり色々とストレスがかかります。でも、それが人間性を高めてくれます。摩擦力がなければツルツル滑るばかりで前に進めないように、ストレスという摩擦力が、自分の成長を進める原動力になります。
最初は上手くいかずに、スタッフに辞められることもあるでしょう。
でも、大丈夫。
自分に相性の良い人はきっとみつかります。
何度でもチャレンジできるし、そうしているウチに自分も成長するので、相性の良い人の適用範囲も拡がっていきます。
自分の器が拡がります。
そうすると、結果として儲かります。
だって、他人との関係を上手くできる成熟した人って、やれることが加速度的に増えていくからです。そのような人には情報も人もお金も集まるようになるし、そうなると、2店舗、3店舗とつくっていくことも、できますよね。
スタッフを雇い、一緒にお店を運営することは、とても自分を成長させてくれます。
これが、スタッフを雇う本当の効果です。
小さいカフェ開業で人件費はかけるべき?まとめ
カフェ開業において、人件費をかけることは、本質的には投資です。
なので、考えるべきは
「どんな自分になりたいか?」
「どんなお店にしていきたいか?」
です。
ひとりで気ままに生きていきたいですか?
ひとりでやれる範囲のお店作りで満足できますか?
やりたいことはたくさんありますか?
なりたい自分はありますか?
自分に時間を与え、自分に投資もして、どんどん変化していきたいですか?
これが正解!というものはありません。
- ワンオペでお店を運営する苦労
- 人を雇ってスタッフと一緒に運営する苦労
どっちにしろ苦労やストレスはあります。
私なら、自分のために前向きな苦労をとります。そちらの方が、リターンが大きいことを知っているからです。あと、人を一緒に店を運営する楽しさも知っています。
あなたは、どんな自分になりたいですか?
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