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カフェ開業

コーヒーショップを開業してみた 【御豆屋2024年11月オープン】

コーヒーショップを開業してみた 【御豆屋2024年11月オープン】

本当に久々の新規記事となります。
それというのも、自分のお店の準備に追われていたからです。

2024年11月9日に、御豆屋というコーヒーショップを立ち上げました。
「コーヒー特化型道の駅コンセプト」
というわけわからないものをブチ上げ、JR小岩駅前にてオープン。

アフロ
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この記事を書いている時点でまだ1ヶ月は経っていませんが、お店の紹介と、現状の解説をやってみたいと思います。

»御豆屋のHPはこちらから

 

コーヒーショップ御豆屋紹介

アフロ
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それでは、お店の一部をご紹介します。

お店の外観。
コーヒーショップであることを、これでもかとアピールw
お店の外観

場所は、JR小岩駅の北口から2分。
小岩は南口が栄えており、ウチの店がある北東エリアは寂れています。
そのため、短期的には集客には難航する可能性が高いです。

店内入ったところは、まずは物販エリアになっています。
物販エリア
画像左はコーヒー豆のディスプレイです。

店内奥
店内の奥は、イートインスペース。
こちらでワークショップなどのイベントをやったり、レンタルスペースをやる予定です。

焙煎機は、トルネードエース。
焙煎機は、トルネードエース。
注文を受けてからの焙煎に対応し、焼きたてを提供しています。

 
友人が、お店紹介動画を作ってくれました。


よかったら、見てみてください。

 

開業から約20日。現状の売上は?

開業から約20日。現状の売上は?
11月の売上は118万円。
稼働日は18日でしたので、1日平均は65,000円くらいでした。
オープン後2週間が経っても、あまり売上が落ち込むことはありませんでした。
(その後、12月に落ち込みましたw)

ここから1日10万円、月商300万円を目指して、色々と試行錯誤を行なっていくことになります。

コーヒーショップにありがちな売上推移

コーヒーショップのオープン直後の売上には、パターンがあります。

最初の数日間はウワーッと盛り上がり、
「これはもしや、ものすごい繁盛店をつくってしまったのでは・・・!」
と、一瞬気分がブチ上がります。

しかし、その夢のような期間はごくわずか。
2週間後には、地を這うような売上に直面することになります。

※ただしその後、緩やかに売上が上がり続けます。

コーヒーショップのお客様の離脱率

どうしてこのような売上推移になるのか?
コーヒーショップならでは、なものではなく、普遍的なものなのか?
実際のところ、分かりません。

ただはっきりと言えるのは、1回目の来店は、オーディション。
お客様が、
「どんなお店ができたんだろう?」
と1回は来店してくれます。

そこで、オーディションに受かれば次の来店に結びつきますが、落ちると離脱。
顧客化失敗、ということになります。

そして、コーヒーショップはこの離脱率が高い。
そんな印象があります。
少なくとも、一般的な飲食店の離脱率より低減させているとは言い難い。

コーヒーショップのターゲット

その原因は、「コーヒーショップ特有のターゲット層のレンジの狭さ」にあると思います。

多くのコーヒー専門店の、ターゲットとなる客層は次のような感じです。
・一部のコーヒーが好きな人
・一部のおしゃれなお店が好きな人
・そんなお店にお金を使える人

コーヒーショップのオーナーは意識高い系の人が多いので、どうしても意識高い系のお店になります。
すると、意識高い系の一部のお客様しかリピーターにならない。

みなさん、
「美味しいコーヒーを広めたい」
と言っているのですが、
それと真反対な結果を生む店作りをしがちです。

その狭いターゲット層に当てはまらない人も、一度はお店に来てくれます。
ですが、次は無い。
大量の離脱者を出し、オープン特需期間が過ぎたときには、売上が底を打つことになります。

ただし、これが悪いというわけではありません。
ターゲットとなる一部の人には深く刺さるお店ですので、そのような顧客をコツコツと増やしていくことになります。
特に、コーヒー豆売り専門店となると、そんな地味だけど堅実な商売のやり方になります。

アフロ
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このやり方を否定している訳ではありません。
そもそも、コーヒーショップはそんな感じの商売なのかもしれません。

 

道の駅コンセプトのコーヒーショップ

道の駅コンセプトのコーヒーショップ
アフロ
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もう、いい加減専門店っぽいコーヒーショップはやりたくないな・・・

私は以前からそう思うようになっていました。

もっと、お店周辺を生活圏としている多くの人たちの幸福度を上げるようなお店がやりたい。
コーヒーを特に好きじゃない人にも来店してもらいたい。
用も無いけど、なんとなくフラッと立ち寄ってしまいたくなるようなお店にしたい・・・。

アフロ
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そこで、「道の駅コンセプト」です。

・お子様から年配の方まで
・地元の人も日常使いでき
・観光客需要も拾い
・地産地消も担い
・ちょっと特別な購買体験ができて
・誰でもいつでも休憩することができ
・情報発信の場、イベントの場でもある

道の駅のように
多くの人に開かれた、
でも地元の方の日常に寄り添った、
そんなコーヒーショップ。

道の駅はあらゆるものがカオスに存在しますが、
コーヒーに特化することでコンパクトに。

そうすれば、
街の中に、駅の近くに
道の駅の機能を果たすお店を作れる。

そのお店があることで、
その周辺の多くの人たちの幸福度が
少しアップするような。

そんなお店を実現させる未来を想像すると、
ワクワクしました。

そして現状。
1回目の来店、つまりオーディションは続いています。

早速、近所の年配の方の待ち合わせ場所になったり、
ありがたいことに、
人が人を呼んで来てくれています。

これは、幅広い層をターゲットにした影響が
大きかったのでは、と考えています。

アフロ
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ただしその後、緩やかに売上は落ち込みましたw
このときの反応の仕方で、大きくお店の運命は変わります。
お店が軌道に乗るまでの試行錯誤、開始です。

 

売上の内訳は?

売上の内訳は?
平日の平均は4〜6万。
土日は8〜10万。
そんな感じになっています。

以前、超都心でいくつかのお店をやっていましたが、それらのお店のスタートと遜色ありません。
むしろ、少し良いくらいのスタートでした。
これは、イートインに力を入れたからだと思います。

現状、豆売りよりドリンクの方が多いです。
ドリンクのイートインとテイクアウトの比率は、ちょうど半々。
テイクアウトがこんなに売れるとは思ってませんでした。

また、ドリップバッグとドリップバッグのギフト売上も好調。
ここは、力を入れて頑張った結果かと思います。
プレゼント需要の売上って、実はものすごいインパクトがあります。
この商品カテゴリの売上も、今後は大きく育ってくれると思います。

そして、スイーツ。
エスプレッソお団子やエスプレッソの琥珀糖、エスプレッソソフトクリーム、などなど挑戦的なメニューでやっています。
あとは焼き菓子などもやっていますが、どれもよく売れています。
スイーツでも大きな売上を作ることができました。

最後に、器具。
通常、コーヒーショップでは器具は売れません。
Amazonで買う方が安いし、品揃えも良いからです。
御豆屋では、総売り上げに対するインパクトこそ低いですが、通常よりも売れています。
これにもちょっとした工夫があります。

御豆屋のドリンクメニューは?

御豆屋のドリンクメニューは?
現状、豆売りよりもドリンクの売上の方が高いです。
お店の立ち上げ時期なので、これは当然。

ドリンクは初速が出やすい。
ただしそれだけに、メニューの最適化は急がなくてはいけません。

開業から半月で、すでに御豆屋ではメニューを5回くらい変えていますw
その結果が、こちら。

特徴的なのは、独立したカテゴリで「カフェインレス」と「キッズメニュー」があること。
「道の駅コンセプト」に欠かせないと思いまして、付け加えました。

カフェインレスメニューをわざわざ独立させたことには、客層を広げる以外にも、とある効果があるのでは、と期待しています。

アフロ
アフロ
ちなみに、いまだにハンドドリップは提供できてません。
そのうち、
いつか、
多分、
きっと・・・!

 

今後も、売上は公開します。

今後も、売上は公開します。
開業から今後1年間、売上や行った施策は公開していきます。

それらはこのブログやYouTubeでも赤裸々に公開しますが、細かいディテールな部分はさすがにクローズドな場での発表になります。
よろしければ、メルマガをフォローしてみてください。

コーヒーショップ開業部のセミナーも、来年1月から再始動します。
お店を使って、リアルの場でもやります。

焙煎などの研修はもちろん、実践の場としてのシェアロースターや棚貸しもやります。
本当に大切なのは、スキルや知識の習得ではなく、「売る実践」です。
そのための、安全にチャレンジできる場を提供していきます。

今後とも、よろしくお願い致します。

»御豆屋のネットショップはこちらから