ダイニチ工業が新しい焙煎機を発表しました。
コーヒー豆焙煎機MR-F60Aです。
価格は3万円程度予定とのこと。
来春発売予定だそうです。
自宅での焙煎のやり方の入門書を電子書籍で出してます。
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ダイニチ工業の新製品発表会に潜入!
ある日突然、1通のメールが。
え?
ダイニチ工業の広報室から新商品発表会へのお誘いメールが・・・!!
新しい焙煎機が発表されるとのこと。
これは、レビューしないわけにはいかない・・・!
参加させていただきます!!
当日、受付を済ませ、中に入ると・・
プロジェクターを使って、メーカーのロゴの壁の前でプレゼンする人。
質疑応答する記者たち・・・。
普通に、日経新聞の記者とかいてビビりました。
コーヒー豆焙煎機 MR-F60Aのポイント
新しく発売される焙煎機がこちらの画像です。
MR-F60Aという機種。
電気湯沸かし器みたいな見た目です。
製品開発者のプレゼンによると、こちらのコーヒー焙煎機の特徴は主に3つあるそうです。
- 高い焙煎精度
- コンパクト
- 低価格
1・高い焙煎精度
下から螺旋状に噴き上がる熱風での焙煎。
仕組みとしては、NOVOという業務用のコーヒー焙煎機に近いです。
ムラなく、均一に焼き上げるとのこと。
そして、特筆すべきは上下に設置された2つのセンサー。
豆の温度を正確に測り、高精度の焙煎を実現したとのことです。
2・コンパクト
ボディは大きめの電気ポットサイズ。
とてもコンパクトで、見た目もかわいい。
戸棚に収まるサイズです。
また、外に出しておいてもインテリアとしても映えるデザイン。
焙煎機が完全に家電と呼べるものになりました。
3・低価格
価格は、税込で3万円程度を予定しているとのこと。
電気の家庭用焙煎機で、一番有名なマシンはGene cafeです。
現在、Amazonでの販売価格は8万円くらい。
また、ダイニチ工業が以前より展開していた焙煎機、カフェプロは安いモデルで約85,000円。
↑こちらがカフェプロ。
それらと比べると、お値段は半分以下ですね。
そして、焙煎方法が似ている、NOVOという業務用熱風式焙煎機があります。
NOVOは400万円くらいするマシンです。
サイズは異なりますが、これと比べるとある意味、価格破壊もいいところですねw
コーヒー豆焙煎機 MR-F60Aのスペック
- サイズ 277mm × 242mm × 186mm
- 重量 約2.2kg
- 消費電力 1300W
- 焙煎量 生豆で60g
- 焙煎調節 5段階
1度に焼ける焙煎量は生豆で60g。
量としては少ないです。
しかし、コーヒー4杯分と考えると、家庭用としては十分。
いつも新鮮なコーヒーを飲みたい。
色々な焙煎レベルを試して遊びたい。
そんな方には良いかもですね。
焙煎時間は、焙煎度合いにもよるが、冷却含めて20分程度とのことです。
本格的な焙煎機と同等の時間設定になっています。
優秀!
実際に飲んでみた。
デモンストレーションで、渋谷の名店、茶亭 羽當のスタッフの方がお呼ばれされてました。
そして、この焙煎機で焙煎した豆でドリップしてくれました。
深煎・浅煎り、両方飲ませていただきました。
感想としては、意外と言っては失礼かもしれませんが、ちゃんと豆の個性の表現ができていました。
一般的に、電気の熱風式焙煎機には、ありがちなデメリットってものがあります。
- 風味が中庸になり、個性が消える
- 味が濁りやすくクリーンではない
などです。
ただし、今回はこのデメリットを感じさせない風味でした。
電気の焙煎機は酸味の表現が苦手なことが多く、醤油っぽい濁った酸味が出がちです。
しかし、浅煎りの豆も良い風味も出ており、クリアでフルーティな味わいでした。
コーヒー豆焙煎機 MR-F60Aのデメリットというか要望
見た目もサイズも風味も良く、価格から考えても良マシンかと思います。
それは大前提として、少しワガママな要望を書いてみます。
2つあります。
- もう少し高級感があるデザインが良かった
- スマホアプリを作って焙煎機をスマート化して欲しい
①もう少し高級感があるデザインが良かった
見た目に少しラグジュアリー感というか高級感が欲しい、と思いました。
コーヒーの器具やマシン類には見た目のラグジュアリー感・シズル感が必要だと私は思います。
バルミューダ、とまでは言いませんが、少しメタリックな素材をポイントで使ったりして、高級感・ラグジュアリー感を出して欲しいな、と。
そうすれば、所有欲を満たしてくれますし、インテリアとしても使えます。
もちろん、デザインを凝ると価格は上がります。
しかし、それでも売れると思います。
いや、その方が売れる、とすら思います。
そもそも自宅で焙煎をやるような人は、お金に余裕がある人だと思いますので。
②スマホアプリを作って焙煎機をスマート化して欲しい
海外の焙煎機は、スマート化が主流です。
アプリを作って連動させて、誰でも
「世界チャンピオンの焙煎プロファイルを使って焙煎できてしまう」
などの面白い体験を提供して欲しいです。
アプリ内でコミュニティ機能もつくって、だれでも焙煎プロファイルを公開できるようにすると、もっと良いですね。
そこでオープンな焙煎のコミュニティが作られたら、サブスク化も視野に入れることができます。
焙煎コミュニティが作られるようなアプリは、日本発のものがまだ無いと思う。
というか、そもそも日本は焙煎機がなぜかスマート化しません。
つくづく思うが、日本の焙煎機は世界から取り残されていると思います。
コーヒーの抽出マシンに関しては、もうスマート化してます。
ハリオがスマート7を出してますね。
ドリップマシンは市場が大きいからできたことなんでしょうけど。
ダイニチさん、どうでしょう?
今のこの遅れた日本の焙煎機シーンには、まだまだチャンスがありますよ。
コーヒー豆焙煎機 MR-F60A の実機レビューは今後やります!
最後は難癖をつけてしまいましたが(笑)、コーヒー豆焙煎機 MR-F60Aは、すごく良いマシンかと思いました。
色々と頑張っているのが良く分かります。
- このサイズ感。
- デザインのかわいさ。
- 操作の分かりやすさ。
- クリアな風味を実現する焙煎。
- で、この価格(約3万円)。
年明けくらいにデモ機をレンタルしてもらえるとのこと。
実際に届きましたら、またブログや動画にてレビューをしたいと思います。
新製品発表会にお声をかけていただきまして、ありがとうございました!
忖度のない記事内容ですみません!w
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。