こちらの記事は大阪のコーヒー専門店、それも自家焙煎しているコーヒーロースターをご紹介します。
実際に訪問したお店ばかりです。
・自家焙煎していること
・コーヒー豆売りをしていること
・そのお店ならではの強みやユニークさがあること
などを重視してピックアップしました。
合わせてご紹介します。
私は東京でコーヒーショップ運営を長年してきましたが、大阪のコーヒーショップを巡るとつくづく思うことがあります。
それは、
「味作りが繊細」
ということです。
こちらの味作りは、
「嫌な味を一切感じさせない、クリーンでまろやか」
な印象です。
個性が多少犠牲になっても、とにかく欠点がゼロで完璧な味。
一方で東京は、
「とにかく個性を出すことを優先」
多少荒々しくなっても、特徴をいかに表現するかに特化している印象があります。
(もちろん、全体的な傾向として言っています。)
- Mel Coffee Roasters(大阪市 心斎橋)
- LiLo Coffee Roasters(大阪市 心斎橋)
- TSUJIMOTO coffee(大阪府 和泉市)
- 心斎橋焙煎所(大阪市 心斎橋)
- タカムラワイン&コーヒーロースターズ( 兵庫県 三田市)
- 自家焙煎カフェチャオッペ(大阪府 大阪市)
- 喫茶あおい(大阪府 東淀川)
- 煎りたてハマ珈琲(大阪市 城東区)
- 島珈琲 高槻店(大阪府 高槻市)
- 4trees coffee 焙煎LABO堺(大阪府 堺市)
- レッドストーンコーヒー(大阪府 堺市)
- Embankment Coffee(大阪市 中央区)
- aoma coffee(大阪市 中央区)
- プロが選ぶ、イチオシのコーヒーショップ
Mel Coffee Roasters(大阪市 心斎橋)
大阪を代表するロースターの一つ。
非常に小さいお店でしたが、お客様の数が多く、大繁盛されてました。
大阪の「今のロースター」を体験したいのであれば、真っ先に行くべきお店かもしれません。
お店の特徴
心斎橋の市街地の裏通りといった場所。
目立たない場所ですが、周囲には飲食店がいくつかあるような一角。
多分4坪くらいの小さなお店で、角地なので開放的。
お店の周囲には立ち飲みのお客様が群がり、良い雰囲気です。
街のコーヒースタンド兼ロースタリーとして、理想的な立地とテナントの形でした。
コーヒーの特徴
コーヒーの品質に関しては限界突破。
メニュー表を見るとびっくりします。
上から1杯数千円のコーヒーが並びます。
このようなメニューの作りだと、高いコーヒーを買わなければいけないプレッシャーが襲いかかってきますw
私は普通の値段のアイスコーヒーを注文。
まろやかな酸味で、とても美味しかったです。
関西の名店に言える傾向かと思いますが、コーヒーの味で嫌な部分が一切ありません。
非常に繊細な味作りをされていると思います。
商売上気になった点
コーヒーの品質が良くて名店と評判になり、繁盛されているのだと思いますが、ただ、実際にお店見ると違う印象になりました。
お店の立地やつくり自体が、非常に良かったです。
人を惹きつける魅力が詰まったお店でした。
やっぱり、小さなテナントにして、色々なものを凝縮させると魅力的な店舗になりやすいです。
それを再認識しました。
ショップデータ
Mel Coffee Roasters
営業時間: 10時〜 18時
定休日:月曜日
»お店公式HP
LiLo Coffee Roasters(大阪市 心斎橋)
こちらも、大阪を代表するロースターの一つです。
コーヒーの味作りはもちろん、お店作り、グッズ作り、全てにおいて本気。
総合力の高いお店でした。
お店の特徴
心斎橋の超繁華街にあるお店。
家賃も相当高いかと思います。
お店から受ける印象は「若さ」。
デザインや雰囲気が、昔の勢いのあったストリーマーコーヒーカンパニーを思い出させます。
夜遅くまで営業(23時まで)しているのも、ありがたいです。
コーヒーの特徴
コーヒーの品質は言わずもがなです。
種類も多かったかと思います。
カラフルなパッケージも楽しい。
ドリンクで買ったとしても、それぞれのコーヒーのカードを付けてくれます。
カラフルなカードで、味覚チャートもあり、それを読みながら飲むコーヒーもまた格別です。
コーヒー豆の価格も600円台からあり、良心的と言えるのではないでしょうか?
商売上気になった点
これだけオシャレさと若さを感じるお店でしたが、スタッフの方のホスピタリティも素晴らしかったです。
これは人によるかと思いますのでたまたまかも知れないと思いそうですが、そうではありませんでした。
良い仕組みがあったんです。
それは、スタッフの方の紹介カードを配るというもの。
私はドリンクだけの利用だったのですが、いただけました。
こんな仕組みがあるのは良いですね。
自然と接客の意識が上がりそうです。
ショップデータ
LiLo Coffee Roasters
営業時間: 11時〜 23時
不定休
»お店公式HP
TSUJIMOTO coffee(大阪府 和泉市)
「デザインが良いこと」と、「分かりやすさ」は、相反することが多い。
そんな思いを覆してくれるコーヒーショップがありました。
市内ではなく、少し行きづらいかもしれませんが、とても楽しくて良いお店でした。
お店の特徴
株式会社すてきなじかん、という素敵な社名の会社が運営するお店。
コーヒー関連の事業をやられているようで、アンテナショップのような機能があるみたいでした。
イートインはなく、テイクアウトのみ。
しかし、お店の外のベンチを使うことができます。
店内ではコーヒー豆、ドリップバッグ、ギフト類、器具類などが綺麗にディスプレイされていました。
パッケージや商品コンセプトがとにかく秀逸。
パンとの相性が良いコーヒーの、「パンじかん」。
あんことの相性が良いコーヒーの、「あんじかん」。
他にも色々な切り口でコーヒーの提案をしてくれる商品群。
商品力、企画力、ともに頭ひとつ抜けたコーヒーショップかと思います。
コーヒーの特徴
コーヒーのラインナップ数も多く、20種類以上ありました。
個性豊かで高品質。
店員さんおすすめの
「コロンビア モンテブランコ パープルカトゥーラ」
を飲みました。
爽やかながらも強烈な果実味で、とても美味しかったです。
プライスカードも、色やチャートを使っており、直感的に分かりやすいものになっていました。
焙煎機はギーセン。
白いカラーリングが店内とマッチしていて、かっこいいです。
商売上気になった点
ドリップバッグ製造のOEMなどもやっている様です。
製造装置、めっちゃ高いのに自前で用意できるなんて、すごいですねw
デザインや企画が群を抜いていました。
私が目指す方向と似ているので、お店の在り方にはとても共感できました。
そんなことを教えてくれるお店でした。
ショップデータ
TSUJIMOTO coffee
営業時間:12時〜17時(土曜日は11時オープン)
定休日:金曜・日曜
»お店公式Instagram
心斎橋焙煎所(大阪市 心斎橋)
心斎橋の路地に、たい焼き屋さんと焙煎店の融合店がありました。
要注目の業態だと思います。
かつて、私がやりたかったスタイルに近いお店でした。
お店の特徴
角地で、外から見るとたい焼きやさんとコーヒー店が別々に見えます。
でも、実際はカウンター内は繋がっていました。
コーヒー店は1階が販売カウンター。
テイクアウトや豆売りに対応。
2階は客席になっていました。
たい焼き屋さんの方は客席は無いようでして、非常に考えられたレイアウトとなっています。
コーヒーの特徴
1階に焙煎機があり、そこで焙煎しています。
コーヒーの種類も多く、狭い店内ですが豆売りのディスプレイは頑張っていて、目立っていました。
豆の名前が数字で、これは何の意図があるのかよく分からなかったですw
名前を変えるのは競争を避けるためによく使う手法ですが、数字ってのは・・・?
豆が分からないので、品質の推測も難しいです。
ただ、飲んだアイスコーヒーは美味しかった。
パッケージに使われているシールが、高級感があって良かったです。
商売上気になった点
たい焼きやと組み合わせるといい、ディスプレイの優先度などわかっていることといい、とても商売上手な印象を受けます。
私も、実は大判焼きと焙煎店を組み合わせることを、かつて考えて実行に移す寸前までいったことがあります。
・温かいスイーツ
・和スイーツ
・テイクアウトしやすい
・一般に馴染みがある
・スイーツ単体で売り上げが見込める
・お土産需要がある
・年配の方も好む
・コーヒーとの相性が良い
この条件を満たすものって、たい焼きか大判焼きか、って感じがしませんか?
ただし、実行に移すのは大変です。
設備投資はもちろん、労力・人件費が大変なことになります。
リスクが伴います。
ショップデータ
心斎橋焙煎所
営業時間:10時〜18時
不定休
»お店公式HP
タカムラワイン&コーヒーロースターズ( 兵庫県 三田市)
街の外れに、巨大なワインセラーのようなお店が。
多分元々ワインの会社が、そのノウハウを持ってコーヒーに進出したんだと思います。
お店、売り場、商品、売り方、POP、全てが魅力的なお店でした。
お店の特徴
成熟しているワインの販売手法。
それをベースにコーヒー豆の販売を行っていますので、ワンランク、いやツーランク上を行くレベルのお店でした。
少し次元が違っていました。
コーヒー業界を生きる人にとっては、とても参考になるお店かと思います。
ワインや関連の食材を中心に販売されており、さらにコーヒーもある、といった感じ。
コーヒーの本格的なロースタリーは淡路島にあります。
また角打ちとしての機能もあり、面白いお店でした。
コーヒーの特徴
味作りは、トップスペシャルティの本格派志向です。
コーヒー豆のプライスカードの説明文が特に秀逸でした。
キャッチコピーがあるからです。
「フルーツチョコレート爆弾」とか今思い出してもグッときますねw
お値段もリーズナブルで、ネット通販にも力を入れています。
確かアフィリエイトプログラムも提供しており、私もお世話になりました。
そんなこんなで、色々な面で高レベルなことをやっている会社でした。
商売上気になった点
特に、角打ちのやり方が気になりました。
なんとワインの自動販売機のようなものがあったんです。
レジでプリペイドカードを購入し、そのカードを入れると規定の量のワインが出てくるというもの。
それをグラスに注ぎ、その場で飲むことができます。
色々な種類のワインを提供してました。
高いワインを、ちょっと試すことができるのも魅力です。
近隣の方の、憩いのスペースになっている様子でした。
このマシン、欲しいなあ・・・。
いくらするんだろうか?
ショップデータ
タカムラワイン&コーヒーロースターズ
営業時間: 11時〜 19:30
不定休
»お店公式HP
自家焙煎カフェチャオッペ(大阪府 大阪市)
焙煎士と消費者をつなぐプラットフォーム、THE GOLD ROASTERS参加の焙煎士さんがオーナーのお店。
大阪に来たら、是非訪問したかったお店のひとつです。
お店の特徴
それにしてもチャレンジングなお店です。
豆売り、
コーヒー関連器具やギフトなどの販売、
テイクアウト用の販売窓の設置、
自動販売機の設置、
色々とやられてます。
ワンオペでどれだけのことができるか、その限界に挑戦しているような姿が印象的でした。
こちらはコーヒー豆の自動販売機。
コーヒーの特徴
コーヒーは水出しアイスコーヒーを飲みましたが、とてもおいしかったです。
おもしろい商品開発もしていて、キャンプで飲むトントンコーヒーなど、商標登録しても良いくらいの逸品でした。
近所の障害者雇用支援施設と連携して、ハンドピックやドリップバッグ作成などをやってもらっているそうです。
私自身も近いことをやろうとしていますが、良い取り組みだと思います。
豆売り店には単純作業が多いので、相性がとても良いんですよね。
実はイタリアに何度も足を運ぶほど、コーヒーもエスプレッソも本格派。
本場を凌ぐ味わいを実現されています。
商売上気になった点
マスターにお話しを聞くと、移動販売車を買って、週末はキャンプ場でコーヒーを売りたいとのこと。
趣味がキャンプとツーリングだそうです。
とにかく、挑戦の手数が多い印象です。
お店の至る所に工夫が見られ、エネルギーを注いでいるのが分かります。
豆売りに舵を切ってからまだ1年くらいとのことですが、このまま試行錯誤を続ければ、きっと花が開くと思います。
立地的に不利だ、ということをおっしゃっていましたが、そのような立地だからこそ商売の筋力がつきます。
豆売りは積み上がり出したら右肩上がりなので、今後にとても期待できるコーヒー店なのではないでしょうか?
ショップデータ
自家焙煎カフェ&テイクアウト&通販 カフェチャオッペ
営業時間:11時〜17時
定休日:金・土
»お店公式HP
喫茶あおい(大阪府 東淀川)
自家焙煎をしている純喫茶ですが、何と学生さんが運営するお店です。
昭和な香りの漂うお店ですが、それを若い感性で運営するという、なんとも今どきなお店でした。
お店の特徴
外からみると、昔ながらの純喫茶。
中にはいるとすぐ右手にはコーヒー豆や器具類の陳列棚。
左手をみると焙煎機がありました。
ここまでディスプレイを徹底すると、焙煎店のイメージをお客さんも持てますね。
店内は雑然としていますが品があって、居心地が良いです。
とても学生さんがやっているお店には見えませんw
コーヒーは本格的なものが揃っており、フードやスイーツも充実。
ここまでのクオリティのお店を作るのは、素晴らしいです。
コーヒーの特徴
ラインナップは8〜9種類ほど。
ミャンマーやベトナムといったあたりも揃えているところが、個性的で良かったです。
店内で飲むコーヒーも、こちらのラインナップから選べるようです。
ドリップバッグも発売しており、パッケージや名前がかわいい。
商売上気になった点
普通にレベルの高い喫茶店でした。
学生さんでこれだけやりきるのは、素晴らしいです。
全国のコーヒー好きな学生を集めた、ジャパンコーヒーフェスティバルというイベントも開催しているようです。
行動力がハンパないですね。
今後も頑張って欲しいです。
ショップデータ
喫茶あおい
営業時間:11時〜20時
定休日:火曜日
»お店公式HP
煎りたてハマ珈琲(大阪市 城東区)
非常に早い時期からYouTubeをやっていらっしゃったハマ珈琲さん。
コーヒー業界にいる人は、多くの方が知っているのではないでしょうか?
お店の特徴
豆売り専門店で、特に鮮度にこだわっていて注文を受けて焙煎もするスタイル。
このスタイルでガス火の焙煎を行うお店は珍しいです。
私もそのようなスタイルのお店をやっていたので分かりますが、労力がかかります。
焙煎しながら店舗運営することになり、マルチタスクに追われることになります。
スタッフに習熟が求められ、教育コストが重い。
それをやりきっているのが素晴らしいです。
焙煎機の特徴
ハマ珈琲さんは焙煎機の開発・製造も行っています。
今回、この焙煎機を見たくて訪問させていただきました。
UNZEN山頂珈琲さんが、こちらの焙煎機を導入しており、そのときに受けた印象がとても良かったんです。
お話しを聞いてみると、ますますその思いは強くなりました。
エンジニアリングのレベルが高い。
私が今まで焙煎機の運用で悩んでいたことが、ことごとく解決されていました。
詳しくは別記事で書こうと思いますが、素晴らしい焙煎機でした。
商売上気になった点
焙煎機の他にも、消煙機の販売とか、アイスコーヒー製造器とか、いろいろなマシンの販売がありました。
コーヒーに関して、総合的なエンジニアリングの知見と技術が素晴らしいです。
YouTubeで見る限りはコワモテな印象でしたが、実際にお会いして話してみると非常に柔和で優しい印象に変わりましたw
ショップデータ
煎りたてハマ珈琲
営業時間:11時〜15時
定休日:木曜日
»お店公式HP
島珈琲 高槻店(大阪府 高槻市)
SNSのフォロワーさんに「是非行ってみて」とおすすめされ訪問。
おすすめなだけのことはある「隠れた?名店」でした。
お店の特徴
店内席は基本的になく、豆売り中心のお店でした。
ドリンクの提供はしており、テイクアウトはできます。
そしてこちらのマスターは、「焙煎アーティスト」として自己プロデュースしているようです。
それだけに気難しい感じのお店かな?
と身構えて訪問してしまいましたが、とても感じの良い接客でホッとしました。
コーヒーの特徴
アイスコーヒーをテイクアウトしたのですが、とても美味しかったです。
嫌な味を一切感じさせない。
繊細で、上品な味作りです。
関西の名店は、こっちの方向性が多いですね。
関東との違いを感じます。
(東京は分かりやすさ重視で、個性を全面的に押し出すような、脳筋的な味作りですw)
商売上気になった点
HPを見てみると、ブログやYouTubeチャンネルの運営もされているようです。
お店も2店舗展開され、ネットショップの運営も。
コーヒーの味作りに真剣に取り組み、地域密着でお店はやりつつ、発信力を高めてネットショップをやる・・・。
頭が上がりません。。
コーヒーショップの開業を志す人にとって、絵に描いたような教科書的に参考になるお店かと思いました。
ショップデータ
島珈琲 高槻店
営業時間: 10時〜19時
定休日:日・月
»お店公式HP
4trees coffee 焙煎LABO堺(大阪府 堺市)
こちらのお店も、隠れた?名店かと思います。
小さいですが、非常に丁寧に作り込まれたロースターで、私の好きなタイプのお店でした。
お店の特徴
お店に入ると、豆売りのカウンター。
奥にはカウンター席が数席あります。
客席は狭いながらも、どこか落ち着くことのできる雰囲気でした。
アイスコーヒーを頼みましたが、おしゃれなグラスで出てきて、テンションが上がりました。
コーヒーの特徴
コーヒーの豆売り店として、考え抜かれたディスプレイでした。
生豆と焙煎豆がトレイでディスプレイされ、豆の説明文もよくまとまってて分かりやすい。
写真もあってビジュアルで訴えるのも良きです。
このコーヒーの良さを真剣に伝えたいという思いが伝わってきます。
商売上気になった点
10坪以下の小さなテナントで、
豆売りして、
ドリンクも提供して、
でも、オーナー1人のワンオペで、
・・・というお店にとってはお手本になるようなお店かと思いました。
多分、近所のコーヒーマニアはもちろん、ライトにコーヒーが好きな方にも、愛されているお店なのでは無いかと思います。
ショップデータ
4trees coffee 焙煎LABO堺
営業時間: 11時〜 19時
定休日:日曜日・火曜日
»お店公式HP
レッドストーンコーヒー(大阪府 堺市)
YouTubeチャンネルで発信をされているお店。
アイコニックな赤いエスプレッソマシンが目を引きました。
お店の特徴
豆売りもしてますが、ラテが売りのお店かと思います。
席があったかは覚えてませんが、お店の外にベンチくらいはあったかと思います。
無機質な感じの内装が、サードウェーブを感じさせます。
コーヒーの特徴
コーヒー豆の種類は、見た感じ6種類くらいでした。
それぞれ、手詰めのドリップバッグも販売されているようです。
お店のモチーフである菱形が、デザインに活かされています。
商売上気になった点
若さと自己愛を感じる、尖ったお店でした。
こんな感じに感性に従って走ったとしても、成立するのがコーヒービジネスの良いところかと思います。
ただし、これを成立させるためには、力が必要。
それがこちらのお店の場合、発信力だと思います。
単純に表面だけ真似ると、痛い目に合うので注意が必要だな、と思います。
ショップデータ
SiNCOFFEE Cafe&Roasters
営業時間:10時〜 18時
定休日:月曜日
»お店公式HP
Embankment Coffee(大阪市 中央区)
ここまで品の良いコーヒーショップも、珍しいと思う。
ただ単におしゃれというわけではなく、一つ一つにこだわりみが深い感じが伝わってくる、そんなお店でした。
お店の特徴
HPをチェックしたら大阪でいくつかのおしゃれなカフェを展開している会社のようです。
どれも品の良いおしゃれさでした。
ある意味で大阪っぽくなく、どこかイギリスや北欧を感じさせるような、そんな雰囲気です。
こちらのお店は川に面しており、大きな窓があって気持ちの良い光が差し込んでいました。
コーヒーの特徴
コーヒーのディスプレイも、格調高いです。
板皿とアロマグラスが良い雰囲気を出しています。
テーブルの天板は大理石。
流石にここまでやり切ると、高級感が半端ないです。
超高品質なコーヒーを高値で販売しても、何ら違和感が無い。
納得感を持って、購入することができると思います。
商売上気になった点
大阪のこの場所がどのような特色のエリアなのかは分かりませんが、拡張高過ぎて人を寄せ付けなくさせている面もあるかと感じました。
東京で言えば、南青山の裏通りにあるお店、のような雰囲気です。
ですので、良くも悪くも、少し周囲の環境から浮いているような気がします。
(もちろん、良い意味も大きいと思います。)
ただ、ここまで上品で格調高い雰囲気を出しているコーヒーショップなかなか無いと思います。
ディスプレイなど、大変勉強になりました。
ショップデータ
Embankment Coffee
営業時間: 11:00〜18:00 金土は9:00オープン
不定休
»お店公式HP
aoma coffee(大阪市 中央区)
本町駅近く、ビジネス街っぽい一角に、とてもおしゃれなコーヒーロースターがありました。
お店の特徴
大きな焙煎機もあり、本格的なロースタリーでした。
店内席もあって、中でコーヒーを飲むこともできました。
高品質なスペシャルティを追求しており、内装の雰囲気は無機質でスタイリッシュ。
つまり、ザ・サードウェーブなお店でした。
コーヒーの特徴
カラフルで上品なコーヒーのパッケージが印象的です。
白い半透明っぽいこのパッケージ、とても良い雰囲気です。
コーヒーの焙煎の大会でも入賞しているオーナーさんのようで、味作りに本気なことが伝わってきます。
商売上気になった点
大会にも出て結果も出されているので、比較的、卸売や通販が得意なのではないかと思います。
今、コーヒーをやりたい多くの人が思い描くような、
「コーヒーを追求し、おしゃれなお店を持ち、大会に出て活躍する」
という王道をゆくお店でした。
ショップデータ
aoma coffee
営業時間: 10時〜17時
不定休
»お店公式HP
プロが選ぶ、イチオシのコーヒーショップ
最後に、私が選ぶイチオシのショップをご紹介します。
コーヒーショップとしての総合力の高さは、
TSUJIMOTO COFFEE
さんが、一つ抜けているかと思います。
大阪でしか体験できないユニークなお店としては、
タカムラワイン&コーヒーロースターズ
が、面白いと思います。
コーヒーマニアとして一度は行くべきお店としては、
Mel Coffee Roasters
ですね。
お店自体がパワースポット化してます。
どなたかの参考になれば嬉しいです!


