COFFEE WORK

【コーヒー生豆の仕入れ方】取引の流れと仕入れ先を焙煎士が解説

【コーヒー生豆の仕入れ方】取引の流れと仕入れ先を焙煎士が解説
悩む人
悩む人
コーヒーショップを開業するために、コーヒー生豆の仕入れ方法を知りたい。
どんな流れで仕入れるの?
どんな業者さんから仕入れるの?
アフロ焙煎長
アフロ焙煎長
このようなマニアックな疑問にお答えしますw
読んでくれる人、いるんだろうか・・・・。
この記事を書いた人
自己紹介

初出版。コーヒー焙煎の本をリリースしました。Kindle Unlimitedでも読めます。コーヒーおうち焙煎 ハンドブック【入門編】

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【コーヒー生豆の仕入れ方】取引の流れと仕入れ先について

【コーヒー生豆の仕入れ方】取引の流れと仕入れ先について
先日、こんなTweetをしました。


コーヒーショップやロースタリーカフェの開業を考えたとき、コーヒー生豆を仕入れは、基本的に商社からです。

なぜなら、やっぱり商社ならではのメリットがたくさんあるからです。

  • 取り扱いの種類が多い
  • 長年の経験の蓄積があり、品質が良い
  • 大量に輸入している為、コスパが良い
  • 現地の情報を詳しく教えてくれる

現地で良い豆を探して、または現地農家に技術協力して・・・・、なんてことを商社は彼らの本業としてやっているので、やっぱり強いんですね。

現地、生産国での

  • 長年の付き合いで築き上げた信用
  • 技術の蓄積
  • 情報の多さ

これらが、彼らの競争力を盤石なものにしています。

勘違いされがちなのが、

マニアな人
マニアな人
個人輸入の方がなんか本格的っぽい・・・
あと、あのカリスマのいる○○珈琲店が直接買い付けしている豆の方が、品質が良さそう・・・
アフロ焙煎長
アフロ焙煎長
こんな感じに思う方が多いかもしれませんが、これらは、幻想です。やはり「餅は餅屋」なんです。

最近では、国特化型の専門商社も出てきています。

例えば
コロンビア
エチオピア
ニカラグア
など、私が付き合いのあるなかでも専門の商社があります。

そのような専門特化型の商社が提供するコーヒー生豆は、クオリティが高くユニークなものが多いです。ですので、個人的に最も注目しています。

 

【コーヒー生豆の仕入れ方】商社との取引の流れについて

【コーヒー生豆の仕入れ方】商社との取引の流れについて
商社との取引でコーヒー生豆を仕入れる場合、今は取引の流れが簡単になっています。専用のサイトを開設している商社が多く、そちらで会員登録をすることになります。

流れとして一般的なのは、

  1. 会員登録
  2. サンプル請求
  3. 注文
  4. 支払い
  5. 納品

になります。

専用サイト上にある程度詳しいコーヒー豆の情報が記載されており、価格も掲載されています。

通常のネットショップと同じ感覚で注文することができます。クレカでの支払いが一般的ですが、請求書での対応も受け付けてくれます。

 
しかし一部、大きな商社でも専用サイトを開設していない会社があります。そのような場合は、問い合わせをすることになります。

流れとしては、

  1. 問い合わせ
  2. 商談
  3. サンプル請求
  4. 仮注文
  5. 価格提示
  6. 注文
  7. 成約
  8. 支払い
  9. 納品

商談が入ることがポイントです。大手できちんとした対応をする商社は、担当者の方より「開業予定のお店を見せてくれ」と言われる場合もありました。

仮注文の打診〜成約については、後述します。

 

【コーヒー生豆の仕入れ】サンプルについて

【コーヒー生豆の仕入れ】サンプルについて
コーヒーは焙煎して実際に飲んでみないと、品質が分かりません。同じ農園、同じコーヒーでも、年度によって風味にかなりの差が出ることもあります。

その為、購入する前のサンプルの請求や取り扱いがめちゃくちゃ大事です。

コーヒー生豆のサンプル請求について

一般的にmコーヒー生豆のサンプル請求は、一度に3種類くらいまでが許されています。しかし、開業時の初回に限り、限度なくサンプルを請求できたりしますので、商社に聞いてみてください。

200g〜300gでいただけることが多いです。

サンプル請求時の注意点ですが、

  • 収穫年度は?
  • 在庫は豊富にあるか?

これらを、忘れずに確認するようにしましょう。

商社は売れ残った豆を早く処分したいので、古くて在庫が少なくなった豆を、「安くするから買ってくれないか」と提案してきたりします。

サンプルローストについて

サンプルで取り寄せた生豆を浅煎りで焙煎して、きっちり教科書通りにカッピングをしてしまうお店が多いかもしれません。

しかし、おすすめはその豆の最適な焙煎レベルで焙煎することです。
浅煎りでポテンシャルを発揮する豆
深煎りでポテンシャルを発揮する豆
それぞれ長所があるからです。

カッピングは、コーヒー豆をある一定の角度からみた品質鑑定に過ぎません。

それに、深煎りの豆の方が人気があり、売れる傾向にあります。「売れる豆」を探す為には、深煎りのポテンシャルをしっかり把握できるような、サンプルローストを心がけてみてはいかがでしょうか?

どの焙煎レベルが良いか分からない場合、ハイ・フルシティの2つのレベルで焙煎してみると良いでしょう。

味の感想のフィードバックをする

サンプルを味見したら、商社にその感想をフィードバックすると良いでしょう。喜ばれます。

サンプルを取り寄せて購入すれば良いのですが、購入に繋がらないことの方がどうしても多くなります。ですので、フィードバックもせずにサンプルを請求してばかりになると、商社側の心証も良くないです。厳しい意見でも良いので出来る限りフィードバックするようにしましょう。

 

【コーヒー生豆の仕入れ】仮注文〜成約

【コーヒー生豆の仕入れ】仮注文〜成約
今は少なくなりましたが、大手商社のなかには日々の相場変動を反映させて価格を提示してくる場合があります。

その場合、まずは商社にオーダー(仮注文)をすることになります。

  • どの豆を何袋買うのか?
  • 引き渡し時期はいつまでか?

オーダーでは、この2点を伝えます。

すると、商社からその日の価格が提示されます。

この価格には、通常

  • 倉庫保管料
  • 指定場所への配送料

も含まれています。

価格に同意できれば、成約となります。成約書が発行され、その後に納品や支払いをすることになります。

コーヒー豆の選び方についての詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

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コーヒー生豆の仕入れ先商社について

コーヒー生豆の仕入れ先商社について
コーヒーの生豆を仕入れることができる商社は、たくさんあります。

主なところでは、

こんなところでしょうか?

基本的にBtoBの会社同士の取引ですが、なかには、セラードコーヒーやワタルのように個人でも取引できる会社があります。

セラードコーヒーにはさらにマドゥーラという子会社があり、そちらでは1キロ単位で豆を購入することができます。

マドゥーラのように、個人でも購入できるコーヒー生豆の卸売り業者については、こちらの記事をご覧ください。

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【コーヒー生豆の仕入れ方】取引の流れと仕入れ先について まとめ

【コーヒー生豆の仕入れ方】取引の流れと仕入れ先について まとめ
コーヒーショップやコーヒーの自家焙煎カフェにとって、コーヒー生豆の仕入れは超重要事項です。

コーヒーの味の70%は、生豆の品質で決まると言われています。

良い風味をもつコーヒー生豆は、雑に焙煎して雑にドリップしても美味しいです。風味の無いコーヒー生豆は、上手に焙煎して丁寧にドリップしても、やっぱり風味が無いんです。

そして、コーヒー生豆の品質は、価格と比例しません。
グレード高い、価格が高い豆でも、美味しくない、なんてことは日常茶飯事。逆に、安いコモディティと呼ばれるクラスの豆でも、良い風味を持つコーヒーもあるところが、面白いところでもあります。

そして、コーヒー豆の品質は、基本的には実際に飲んでみないと分かりません。毎月のルーティンの中に、サンプル請求とテストローストを組み入れ、数多くのコーヒー豆を試していくのが良いでしょう。

最後に宣伝です。私の有料note「小さいカフェで開業したい方向け コーヒー豆の売り方講座」の中でも、コーヒー豆の仕入れについて解説しています。それ以外の資材の仕入れについても書かれています。無料部分もボリュームあるので、よかったら見てみてください。

今日のところはこんな感じです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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