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カフェ開業

【小さなカフェ開業に使える】業務用エスプレッソマシンの選び方

女性
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業務用で使えるエスプレッソマシンのおすすめで、本当の情報を知りたい。
男性
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マシンの違いをざっくりと知りたい。
小さいカフェ向けに、性能の良くてコスパの良いマシンは無いの?
アフロ
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ネット上にあふれる「おすすめエスプレッソマシン記事」は、アフィリエイト報酬を目的としたものばかり。
業務用向けの記事なのに、デロンギやネスプレッソが入っていたり・・・ムチャクチャです。
私が、本当の情報を書きます!
この記事を書いた人
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業務用エスプレッソマシンの選び方の基本

業務用エスプレッソマシンの選び方の基本
業務用エスプレッソマシンの選び方は、まずは、

  1. 全自動にするか、セミオートか、手動か?
  2. 自分のお店で提供する1日の(予想)杯数は?

この2つのポイントで選ぶようにすることが基本です。

全自動か、セミオートか、手動か?

全自動か、セミオートか、手動か?
最初に気になるのは、やはり操作方法です。

エスプレッソマシンには大きく分けて

  1. 全自動タイプ
  2. セミオートタイプ
  3. 手動レバータイプ

があります。

 

  1. 全自動エスプレッソマシン
  2. ・・・コーヒー豆を挽くところからボタンひとつで全自動で抽出してくれる。
    一人で店を回すワンオペの店に向いている。
     

  3. セミオートエスプレッソマシン
  4. ・・・粉を自分で挽いてタンピングし、マシンにセットする。
    セットしたあとはボタンで自動で抽出。一般的な業務用マシンの多くがコレ。
     

  5. 手動レバー式エスプレッソマシン
  6. ・・・抽出まで手動で行うタイプ。
    レバーを操作し、手動で圧力をかけて抽出する。
    抽出に手間がかかり、忙しい店舗には向かない。

アフロ
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抽出に手間をかけたくないなら全自動マシン。
バリスタとして職人芸を極めたい人は手動レバー。
バランスをとりたい人はセミオート。
と、いったとことですね。

 

次に見るのは、1日の抽出杯数

次は、1日の抽出杯数から考えます。

  • 20〜50杯程度/日・・・1連のタイプでOK
  • 50杯程度以上/日・・・2連のタイプ

大きく分けると、こんな感じでしょうか?

一応、それぞれのマシンには1日の供給杯数上限が定められています。
ただし、それはあまり意味がありません。
どちらかと言うと、お店の忙しさによって、求められる供給のスピードによって決める感じです。

ピークタイムの忙しさを想定して、1連か2連かを選ぶと良いでしょう。

アフロ
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あとはお店の体制やメニューにもよります。
エスプレッソやラテが多く出るようなお店で、ピークタイムが混雑するお店であれば、2連以上が必要な場合も。
ただし小さなカフェであれば、1連でまず大丈夫。

 

セミオートのエスプレッソマシン仕組みと種類について

セミオートのエスプレッソマシン仕組みと種類について
アフロ
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この記事では、業務用エスプレッソマシンとしては一般的な、セミオートのマシン選びを中心に解説を進めていきます。

1日の杯数にアタリをつけたら、次はボイラーとポンプに注目します。

エスプレッソマシンにおいて、

  • お湯を沸かすヒーターである「ボイラー」
  • 抽出の圧力を生む動力である「ポンプ」

この2つが、マシンの心臓部です。

そして、
ボイラーはシングルかダブルか?
ポンプはバイブレーションかロータリーか?

この違いを理解することで、間違いないエスプレッソマシン選びができるようになります。

ボイラーの種類

ボイラーには、シングルとダブルがあります。

シングルボイラーでは、スチームと抽出用のお湯をひとつのボイラーで温めています。
ダブルボイラーでは、それぞれが別のボイラーを使用してます。

当然、ダブルの方がパワフル。
連続抽出能力も高く、ミルクをスチームする能力も高いです。
忙しい店舗向きですね。

ただしシングルボイラーでも、何杯も連続で抽出しなければ大丈夫です。
シングルの方が価格が抑えめなので、小さな店舗向きです。
 

ポンプの種類

エスプレッソは、抽出に高い圧力が必要です。
その圧力を生み出しているのが、ポンプです。

エスプレッソマシンのポンプは主に2種類。
ロータリーポンプとバイブレーションポンプがります。
(この他、ポンプの無い手動レバー式があります)

ロータリー式の方が安定したパワーで耐久性に優れていると言われています。
ただし、高価。
そしてマシンも大きくなる傾向があります。

バイブレーション式は安価で小さい傾向があります。
しかし、長期的に見て部品の劣化による不具合などが発生しやすく、音が大きい、動作が安定しない、などのデメリットが考えられます。

ただし、メンテナンスをきちんと習って、部品交換など自分でできるようになれば、大きな問題はないかと。

アフロ
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バリスタの技術的なことから考えると、
難易度が高いのがバイブレーション式、
難易度が低いのがロータリー式となります。
圧力が安定していた方が、味がブレません。

 

水道直結式かタンク式か?

水道直結式かタンク式か?
あと、細かいことですが、気になるのは水の供給方式です。
水道直結とタンク式があります。

これに関しては、どちらでも良い感じがします。

水道直結は、電源が200Vのラインナップも多く、ハイパワーで使い勝手が良いものがあります。
ただし、そのようなものは高価だし、設置も業者さんにお願いすることになります。
マシンも、大きくなる傾向があります。

タンク式はほぼ100Vの電源のラインナップのみで、パワーが抑えめです。
ただし安価で、設置も自由。

アフロ
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小さい店舗であれば、タンク式で十分かと思います。

 

業務用エスプレッソマシンの価格

業務用エスプレッソマシンの価格ですが、ピンキリです。

1連(1グループ)タイプ、
シングルボイラー、
バイブレーションポンプ、
という安いタイプのもので、30万円弱くらいから販売されています。

逆に3連のいいやつだと、高級車が買えるくらい高くなったりします。

あとは、有名メーカーだと高価な傾向がありますね。
マルゾッコの1連のタイプ(リネアミニ)は、安いところでも70万円くらいの販売価格です。

なので、狙い目はマイナーなメーカーの新品です。
かつ、代理店がしっかりしており、アフターサポートが行き届いているところがいいですね。

 

その他の方式のエスプレッソマシンについて

本格的にエスプレッソを手掛けたいのであれば、上記セミオートのマシンが中心になるかと思います。
ただし、場合によってはそれ以外の選択肢が良い場合も。

  1. 抽出の手間を極力かけたくない場合は、全自動エスプレッソマシン。
  2. 手間をかけて究極的にこだわりたい場合は、手動レバー式エスプレッソマシン。

この2つのタイプを、ざっくりと解説します。

全自動エスプレッソマシン

全自動エスプレッソマシン
全自動のエスプレッソマシンとは、豆を挽くところからボタン一つで全自動でやってくれるマシンです。
牛乳もセットでき、全自動でラテまで作ってくれるものもあります。

抽出に手間がかからず、提供スピードも速いです。
ワンオペで回すお店にとっては魅力的な選択肢となります。

しかし、微調整もしっかり行って品質にこだわりたい、ラテアートがしたい、という方には不向きです。
コーヒーの豆売りが中心の商売スタイルで、ドリンク類は手間をかけずに安く提供したい、という方には向いているかと思います。

全自動マシンのメーカーは、
Jura(ユラ)社
デロンギ社

こちらの2社が有名です。

 

手動レバー式エスプレッソマシン

手動レバー式エスプレッソマシン
手動レバー式とは、抽出時にレバーを手動で動かすことによって圧力を生み出す方法です。

一番原始的とも言えますし、いちばん腕がの差が出るマシンとも言えます。

マシンの仕組みも単純なものとなり、小さく、壊れにくく、安い傾向があります。
ラ・パヴォーニ社というイタリアメーカーが有名です。

 

おすすめの業務用エスプレッソマシン

ここでは、おすすめの業務用エスプレッソマシンをピックアップしてみました。
マシン選びは、ボイラーやポンプなど基本的な性能だけチェックして、あとはデザインや値段で決めて良いかと思います。

アフロ
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例に漏れず、独断と偏見によるおすすめですw

おすすめのセミオートエスプレッソマシン

ランチリオ社 シルビアプロXランチリオ社 シルビアプロX
世界的に知名度のあるエスプレッソメーカーのランチリオ社。
このマシンは家庭用向けに開発されたものですが、開発コストを抑えるために重要な部品は業務用のものが流用されました。
つまり、家庭用の皮をかぶった業務用マシン。
なのに、価格は家庭向けで抑えられてます。
ダブルボイラー、ダブルバイブレーションポンプで、約30万円。
業務用エスプレッソマシンとして考えると、コスパ史上最高です。

 
ROCKET社 アパルタメント
ROCKET社 アパルタメント
シングルボイラー、バイブレーションポンプで、つまり、安いです。
見た目がメカメカしいのも、クラフトマンシップ心をくすぐります。
価格は約30万円。

 
VBM社 DOMOBAR Jr. HXVBM社 DOMOBAR Jr. HX
こちらも、本来は家庭用マシン。
そのため、シングルボイラー、シングルポンプです。
価格が安く約23万円。
連続抽出には向きませんが、とりあえずエスプレッソをひっそり試してみたいお店向きかもです。
ダブルボイラーの業務用タイプは57万円と、かなり高くなります。

 
ECM社 エレクトロニカプロフィ
ECM社 エレクトロニカプロフィ
シングルボイラー、ロータリーポンプです。
水道直結・タンク切り替えに対応。
耐久性も良く、メカニカルなデザインが映えるマシン。
58万円。

 
Lelit社 BIANCA
Lelit社 BIANCA
ダブルボイラー、ロータリーポンプ式。
つまり、1連タイプの最上級グレード。
でも、比較的安価でコスパの良いマシンです。
水道直結・タンク切り替え可能。
デザインもかわいい。
価格は、確か50万円程度。

アフロ
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こうしてみると、ランチリオ社シルビアプロXが、いかにスペックと価格で他を圧倒しているかが分かります。

 

おすすめの全自動エスプレッソマシン

jura社 WE8
jura社 WE8
Jura社はスイスのメーカーだからか、信頼性が高いです。
アフターメンテも、対応してくれる会社が国内にあり、安心。
こちらのマシンは45万円程度の価格です。

家庭用のダウングレードのマシンもあり、それだと20万円程度です。
小さい店舗なら、それでも大丈夫かと思います。

中古市場にも、それなりに出回っています。

 

おすすめの手動レバー式エスプレッソマシン

La Pavoni社 プロフェッショナル ルッソ
La Pavoni社 プロフェッショナル ルッソ
完全手動で、こだわりたい人向け。
価格も安いし、なんといってもデザインが良いです。

 

エスプレッソ用業務用グラインダー

通常のグラインダーだと、そもそも極細挽きができなかったり、微調整ができなかったりします。
そのため、エスプレッソ用グラインダーを導入する方がベターです。

カリタ クリーンカットミル(エスプレッソ用)
カリタ クリーンカットミル(エスプレッソ用)
安いものだと、カリタがおすすめです。
通常のタイプと、エスプレッソ用のものがあります。
このエスプレッソ用のもので、機能性は十分。
挽くスピードも早く、忙しい店、ワンオペの店でも助かります。
80,000円程度で買えます。

 
Eureka社 ミニヨンスペシャリタ
Eureka社 ミニヨンスペシャリタ
タッチパネル式で使いやすく、粉量も安定してズレが少ないマシン。
本格的なエスプレッソ用グラインダーとしては価格も安く、コスパが良いグラインダー。
115,000円程度です。

 
バラッツァ コーヒーグラインダー
バラッツァ  コーヒーグラインダー
なんと言ってもデザインが良い!
しかも安い!

本格的なエスプレッソ用グラインダーとしての機能も備えていて、エントリーモデルとしてちょうど良い。
 

小さいカフェの場合のエスプレッソマシンの選び方

小さいカフェの場合のエスプレッソマシンの選び方
小さなカフェでは、1日に何十杯も出ません。
さらにワンオペの店舗だと、抽出とレジを同時進行するので、そもそも連続抽出ができなかったりします。
急いでも、1杯あたり抽出に平均で3分くらいは時間がかかると思った方がいいです。

なので、その場合は1連・シングルボイラー・バイブレーションポンプのもので十分。
そうなると、20万円台で買えます。

耐久性を考えてちょっと良いマシンを、という方で、1連・シングルボイラー・ロータリーポンプでいいかと思います。
こちらは、安いもので40万円くらいですね。

あとは、全自動エスプレッソマシンも選択肢に入る場合もあるかと思います。
ボタンひとつで全部やってくれるのは、非常に助かるからです。

抽出に人件費もかからず、そして抽出スピードも速いです。
なので、コーヒー1杯あたりの値段を安い設定にして、大量に捌くことができます。
集客のツールとして使えるんですね。

豆売り中心で、忙しい店舗向きと言えます。

アフロ
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業務用エスプレッソマシンの選び方については以上です。
参考になれば幸いです。
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