福岡でおすすめのコーヒー専門店ランキング【焙煎士が厳選】

※福岡市内以外のお店は、番外編としてランク付けしておりません。

 

第１位　Saredo Coffee（福岡県　福岡市）

福岡の街外れにある、とても気持ちの良い雰囲気のコーヒー店。
開放的な店内、美味しい珈琲、マスターの人柄の良さ、などが混在して、すごく居心地の良い良店でした。

隠れた名店ではないでしょうか？
私の、福岡で一番のお気に入りのお店です。
（隠れてなかったらすみませんw）

お店の特徴

間口が広く、とても入りやすいです。
店の前は車通りが激しい通りですが、歩道が広い為に煩雑さを感じません。

店の前面は一面ガラス窓です。
店内席もテーブル席とカウンター席があって、広過ぎず、狭過ぎず、ちょうどよい広さです。

フィナンシェやコーヒーパフェなど、スイーツ類も充実。
コーヒーとのカップリングの良いものが取り揃えてある印象です。

コーヒーの特徴

焙煎機はギーセンです。
コーヒーの本気度が感じられ、実際に飲みましたがとても美味しかったです。
品目数は少ないですが、選び抜かれたセレクション。
ブレンドを飲みましたが、とてもおいしかったです。

スイーツ類もコーヒーとのカップリングが考えられており、全ての面でのレベルが高いと感じました。

商売上気になった点

コーヒー専門店として隙がなく、完成されている印象です。
当たり前の基準が高いマスターなのだろうな、と思います。
もちろん、接客の雰囲気も素敵でした。

結果、専門店としての敷居の高さを感じず、近所のおばあちゃんも気軽に寄って豆を買う、そんな姿が目につきました。

 

 

第２位　豆香洞コーヒー 博多リバレインモール店（福岡県　博多）

博多を、いや福岡を、いや九州を代表する焙煎店。
記憶が朧げですが、焙煎の世界大会で優勝した方のお店だったかと。

本店はやや郊外ですので、こちらのお店を利用しました。

お店の特徴

豆売り専門店ですが、カウンター席が数席あるので店内でも飲むことができます。

目を引くのは、ギフト商品のパッケージの美しさ。

コーヒー業界で和テイストのギフトでは、トップではないでしょうか？
私が大好きなタイプのパッケージデザイン。
とても勉強になりました。

ちなみに洋テイストは、岐阜の山田珈琲が素晴らしいです。

コーヒーの特徴

コーヒーの種類は15種類程度。
200gで1,500円くらいの値段感です。

浅煎りのブレンドを飲みました。
クリアなことはもちろん、浅煎りにありがちな舌にズンとくる酸味が無く、素晴らしい風味。
嫌な味が一切なく、豆の果実感だけを感じさせてくれます。

浅煎りのブレンドで、これだけの完成度は素晴らしいです。
流石ですね。

商売上気になった点

私がコーヒーを始めた頃には、既に有名店でした。
豆の品質と焙煎を深く追求する、日本の焙煎店の伝統的な職人スタイル。
その方向でブランディングできた、最後の世代かもしれません。

今や焙煎のチャンピオンも多くなりました。
世界チャンピオンとなれば別ですが、一般の認知は世界も日本も変わりません。

昔、カットチャンピオンの床屋さんがたくさんあったのを思い出します。
東京ダイナマイトが、コントのネタにもしてました。
バリスタチャンピオンなども、そのうちお笑いのネタになる日が来るのではないでしょうか。

とは言っても、大会を否定している訳ではありません。
大会に参加すると楽しいですし、成長が加速します。

 

第３位　珈琲美美（福岡県　福岡市）

福岡のコーヒーの名店といえばココ、的なアイコニックなお店かと思います。
昔から行ってみたかったのですが、やっと行くことができました。

お店の特徴

大堀公園のほとりのロケーション。
1階でコーヒー豆の販売。
2階が店内喫茶スペースとなっています。

特徴は、2階のカウンター席の奥にコーヒーの抽出する専用スペースがあること。
レジカウンターと分けると人員がとられるので、普通は分けません。

それでもこのレイアウトにしたのは、お客様とのコミュニケーションの為か、それともコーヒーの抽出に集中したい為なのか？
あるいは両方かもしれませんね。

コーヒーの特徴

昔ながらの名店らしく、イエメンのモカに力を入れているようでした。
私の好きなイスマイリ地方の豆の取り扱いもありました。

豆のラインナップは、深煎りがメイン。
浅煎りは、見たところ置いていませんでした。
中煎りの豆はあるようです。

この焙煎レベルのバランス感も、老舗らしさが出ていて良いですね。

商売上気になった点

抽出はネルドリップ。
お湯の注ぎ口が粉に浸かるくらい近づけて、優しくお湯を落としていました。

コーヒーのキャニスターは金属製のお茶缶を使用。
道具にも全てこだわり、全てにおいて丁寧な仕事を感じます。

コーヒーの味にもそれが現れていて、嫌な味が一切無く完璧な風味でした。

 

 

第4位　MANLY COFFEE（福岡県　平尾）

平尾駅の近くに、古民家が密集している一角があります。
そこが改装されておしゃれなお店がいくつか入っており、奥まったところにこちらのお店がありました。
隠れ家のような、小さなロースタリーです。

お店の特徴

店内は小さいですが、スタンディングでコーヒーが飲めます。
外にテラス席？もあり、周囲の雰囲気が良いので落ち着いた雰囲気の中でコーヒーを楽しめます。

とても可愛らしい外観・内観で、口コミで評判が拡まるだろうな、と思える魅力のあるお店でした。

コーヒーの特徴

コーヒーラインナップは少ないですが、品質のアベレージに関してはトップオブトップ。
福岡市内でも、間違いなくトップクラスかと思います。

小さいお店ながら、ローリング社の焙煎機が鎮座。
これだけをとっても、品質を徹底的に追求していることが分かります。

コーヒーは、もちろんテイクアウト可能。
エアロプレスで淹れてくれます。

ペーパードリップでは出せない、濃厚な風味を楽しめます。

商売上気になった点

これだけ尖ったこだわりのお店でありながら、マニアだけではなく広い客層が惹きつけられる、稀有なお店かと思います。

そうさせているのは、隠れ家の雰囲気というのはもちろん、お店の方の人柄も大きいと思います。
ホスピタリティに溢れ、何度も来たくなるような接客でした。

 

第5位　SHIROUZU COFFEE 警固店（福岡県　福岡市）

白を基調としたオシャレカフェです。
スイーツに力を入れているようでして、映えそうなラインナップでした。
女子に人気のありそうなお店のようです。

お店の特徴

オシャレで映えるお店の皮を被った、美味しい本格的なコーヒーを出すお店でした。

白い壁面、白いテーブルや家具。
床や天井はコンクリートの打ちっぱなし。

でも、ソリッドな雰囲気にし過ぎず、どこかオーガニックな雰囲気も漂う。
そのへんのバランス感覚が素晴らしいと思いました。

コーヒーの特徴

壁際でちんまり豆売りはディスプレイされていましたが、けっこう力を入れている様子でした。
スイートミックスというブレンドを飲んでみましたが、マイルドでスッキリしていて、好きな味でした。

豆は100gで580円から。
安いですね。

商売上気になった点

こんなキラキラした雰囲気のお店にすると、カフェとしての人気は出ますが、コーヒーの正当な評価を得るのは難しくなるかもな、と思います。

映える外観や内装。
映えるスイーツ。
店内喫茶で売上をつくるのであれば、これがひとつの正解なのだろうと思います。
ちなみに、コーヒー羊羹が名物のようですw

一方で、コーヒーの豆売りで大きな売上をつくるには、やや不向きな内装やレイアウトかなと思いました。

 

 

第6位　NO COFFEE（福岡県　福岡市）

東京の有名店、KOFFEE MAMEYAをプロデュースした人が関わっているお店のようです。
外国人の観光客も来ており、私は知らなかったのですが有名店なんですね。

このお店を正確に表現すると、コーヒーショップというよりはデザイン雑貨屋さん。
そのユニークな切り口を評価しての、第４位です。

お店の特徴

雑貨やアパレルの販売スペースがメインで、コーヒーはおまけのような印象を受ける、少し変わったお店。
コーヒーショップの皮を被った雑貨とかアパレルのお店かと思います。

ファッションでコーヒーをやるのも、ここまで徹底すると凄い結果を出す。
そんな可能性を見せてくれたお店です。

コーヒーの特徴

コーヒーは種類は少なく、しかも焙煎は外注のようです。
店内席も若干あり、賑わっていました。
エスプレッソマシンがあり、ラテ系中心のメニュー構成。
私もラテを頼みましたが、おいしかったです。
カップが、かっこいいですね。

豆は70gで600円くらいから。

ドリップバッグもあり、シンプルなデザインだけど、なんかおしゃれ。

商売上気になった点

「NO COFFEE」
というデザインのコンセプトが秀逸ですね。

コンセプトが良いと、デザインがシンプルでも最高にかっこ良くなる。
そしてかっこ良いデザインで雑貨やアパレルも展開すると、海外からも客を呼べる。

もちろん、雑誌などを使ったPR活動も上手なんでしょうけど、それもこのコンセプトやデザインがあってのもの。
面白い商売の形だなあ、と思います。

コーヒー屋として、雑貨やアパレルも展開し、成功した貴重な例だと思います。

この逆のアパレルがコーヒーに進出するのは多いですが、得てして微妙な結果になってますよね。
それを考えると、このお店の存在はコーヒー屋に希望を与えてくれます。

私自身、とても刺激を受けました。

 

 

第7位　REC COFFEE 天神南店（博多　福岡県）

福岡のスペシャルティをレペゼンする存在、レックコーヒー。
ここ天神店は、いつ行っても混んでいる印象があります。

渋谷にもお店ができましたので、東京でもこちらのお店の味を楽しむことができるようになりました。

お店の特徴

縦に細長いお店。
テラス席もあって、夜は特にお店の外まで人が溢れて混雑しています。

ハンドドリップやエスプレッソ系ドリンク、スイーツにパンなどのフードメニュー。
サードウェーブ系の王道のメニューを網羅しているお店です。

コーヒーの特徴

スペシャルティの中でも、特に高品質なものを選んでいるラインナップ。
ブレンドの多彩さも特徴で、博多ブレンドやホリデーブレンドなどいろいろあります。

パッケージもおしゃれで華やか。
イラストが入っているものもあって、可愛いです。

味の傾向も、まさにサードウェーブ。
ブルーボトル、丸山珈琲の系統の味。

お値段は100gあたり1,000円以上と、それなりです。

商売上気になった点

福岡コーヒーといえば、REC、マヌ、ハニー。
そこにマニア受けの豆香洞。
というところでしょうか？

その中でも、RECはサードウェーブ系の王道ど真ん中です。
このまま店舗を増やしていけば、
猿田彦やブルーボトルの対抗馬になるかもしれません。

 

第8位　マヌコーヒー 大名店　（福岡県　福岡市）

独特の雰囲気を持つ、マヌコーヒー。
コーヒー専門店ではなく、通常のカフェの営業スタイルですね。

ただし、豆売りやドリップバッグの販売もあり、デザインが独特でした。

お店の特徴

1階テナントですが、ビルの隙間の奥まった場所にあり、また音楽もガンガン鳴っていました。
店内の壁は黄色く、ある種サブカル的な、アングラ的な雰囲気がありました。
東京の下北沢あたりにありそうなお店でした。

営業時間が25時まで、というのも良いですね。
東京でも深夜営業のカフェはなかなかありません。
貴重なお店だなあ、と思います。

コーヒーの特徴

豆売りもしており、200gで1500円くらいから。
種類は少ないですが、ゲイシャもラインナップにあり、本気さが伺えます。
聞いた話によると、福岡のサードウェーブ系のハシリのようなお店だとか。

ドリップバッグも発売しており、独特のデザインセンスが素敵過ぎました。

商売上気になった点

カルチャーの発信地、のような印象を受けました。
音楽とコーヒーと雑貨類。

おしゃれな若者が集まり、店員さんたちも活き活きと働いている。
そんな活力を感じるお店でした。

ユニークな内装でしたが、置いてある仕切りなど家具類に雑さも感じました。
それが良い味を出していることも確かですが、もうちょっと細部までこだわると、もっとカリスマ性のあるお店になるのではないでしょうか？

余談ですが、剥き出しの配管に麻袋を巻きつけるのは、良いアイデアですねw

 

 

第9位　ニシナ屋珈琲 大名1-3-26niR焙煎所（福岡県　福岡市）

市街地にあるコーヒー豆売り専門店。
意外に歴史の長いコーヒー屋さんでした。
広島を中心に8店舗展開。
そういえば、広島でお店の前を通った記憶も。

イートインもなく、コーヒーのテイクアウトもなく、豆売りオンリーです。
しかも、注文後に焙煎してくれるスタイル。

コーヒーの特徴

焙煎機はジェットロースターのトルネードキング。
新しい？流れを汲み取ることを恐れない、伝統にとらわれず革新を繰り返すコーヒー屋さんなのかもしれません。

コーヒーの種類は本当に豊富。
コモディティからスペシャルティまで、グレードも様々な印象です。
100g650円くらいから。
ただしスペシャルティに関しては、やや強気な値段設定かな？と思いました。
注文焙煎だからでしょうか。

商売上気になった点

若干入りづらい店構え。
バケツに入れられた生豆。
しかも豆のプライスカードがダンボールに手書き・・・・。
なのに、やや強気な値段設定。

「こんな感じでは、お客さんが寄りつかないのでは・・・？」
と思ってしまいました。

この店を見ただけでは分かりません。
お店によってスタイルが若干違うのかもしれませんね。
気になるので、京都の本店を見に行こうと思います。

 

 

 

Roaster’s Labo（福岡県　行橋市）

福岡ラストは、とっておきのお店を。
実は、お店の準備段階からメールでやりとりさせていただいているお店です。

昨年オープンしたとのことですが、すでに2店舗を展開。
ビジネスマインドとスピード感が、ピカイチのオーナーさんでした。

お店の特徴

男子が考える「カッコイイ」をそのまま具現化したようなお店です。
ロゴや内装、グッズ類など、どれをとってもカッコイイ。

お店のつくりも工夫されており、テイクアウトに適した出窓。
お店の中はコーヒー豆売りや関連のグッズが陳列されていて、豆売り専門店として印象深いです。

コーヒーソフトクリームもあって、この味にはびっくりしました。

ただのコーヒーではない秘密が隠されており、風味が本当に豊か。
今まで、私が作っていたコーヒーソフトが日本で一番美味しいと思っていましたが、このお店にその称号を譲りますw

焙煎機のイラストをあしらったTシャツも本当に良くて、衝動買いしました。

コーヒーの特徴

コーヒーはスペシャルティグレードの専門店です。
間違いないラインナップでした。

店内ではハンドドリップで淹れてくれます。
コーヒーソフトの甘さと冷たさ、ドリップコーヒーの苦さとあたたかさ、その往復で幸せを感じることができました。

もちろん、ドリップバッグも充実。

パッケージもカッコイイです。

商売上気になった点

自宅の一部にコーヒー店を一から建てたお店です。
幹線道路から少し外れた住宅地という、一見不利な立地。

その不利を逆手にとって、思いっきりカッコイイお店作りをして、周囲とのギャップを作り出しています。
そのギャップが、お客さんの気を引いて集客ができており、とても賢いやり方だと思いました。

床にもワンポイントの工夫が。
写真映えするポイントを作って、SNSでのアップを狙っているとのこと。

週末マーケット的なイベントも主催として開催されているようで、数百人規模でお客様が集まるそうです。
すごいですねw

このバイタリティやビジネスマインドがあれば、何をやっても成功しそうですね。

 

THALIA COFFEE ROASTERS（福岡県　糸島）

おしゃれな観光地である糸島に、オシャレなロースターがありました。
サーフボードなどがあり、なんとなく、ハワイっぽい雰囲気がただようお店です。

お店の特徴

観光地にありながら、でっかい焙煎機が鎮座する、コーヒーに本気のお店でした。
エスプレッソ関連メニューも充実しており、ロースターとバリスタ両輪のコーヒーガチ勢。

でも、柔らかい雰囲気のカフェで、親しみやすさを感じるお店のつくりでした。

コーヒーの特徴

焙煎機はプロバットだったと思います。
糸島ブレンドという名前が、購買意欲をかきたてますねw

100gあたり700円くらいからです。
豆の種類は5〜6種類ほど。

ドリップバッグも発売していました。
パッケージが海近くのロースターっぽい雰囲気で、素敵です。

商売上気になった点

イートイン席が広く、お子様が遊べるスペースもあり、家族連れには嬉しいお店です。
海辺からは少し内陸に入ったロケーションですが、駐車場も広くて通いやすいお店かと思います。

観光地ですが、このお店なら地元の常連客も多いのではないでしょうか？
観光客パワーに頼り過ぎない、優秀なカフェでした。

店内喫茶がメインだと思いますが、簡単なスイーツ類が数点あるのみでした。
もう少しフード関連を充実させると、もっと繁盛すると思います。
このような場所のカフェは、カフェ飯が来店動機としては大きいと思いますので。

ただし、フードの負担が軽い分、豆売りや雑貨、アパレルなどに力を入れているお店で、これはこれでひとつの正解かもしれませんね。

 

 

あだち珈琲 久留米店（福岡県県　久留米市）

水天宮の総本山の近くにあるコーヒー豆売り店。
チェーン店のようで、福岡で5店舗ほど展開しているようです。

お店の特徴

他店舗展開ができて成功しているコーヒーショップらしく、分かりやすく買いやすい雰囲気。
このような特徴は、成功したコーヒーチェーンに共通していますね。

豆売り、ドリンク、食品、雑貨・・・。
かなり幅広い商材を取り扱ってました。
コーヒーのワンストップサービスを狙っているようです。

コーヒーの特徴

ブレンドが税込707円。
コーヒー専門店としては、標準的な価格帯ではないでしょうか？

お店の規模の割にはラインナップ数は少なく、質がよくて量がちゃんと確保できる豆を選び抜いているのかと思います。
効率的で効果的なやり方かと思いました。

ドリップバッグや水出しパック、コーヒーリキッドなど、サイドメニュー的な商材も充実していました。
ギフトの包装紙のデザインが、世界地図となっていて私好みでした。

商売上気になった点

ほどよくおしゃれで、ほどよくファクトリー感があり、そのバランス感覚が素晴らしいです。
内装には、あまり金をかけていないと思います。

建物の特徴を活かし、ディスプレイ店やカウンターなどは、最低限のもので済ませています。

ディスプレイ棚やカウンターは、DIYでできるレベル感のものです。
上の画像は、ディスプレイ棚の裏側です。
ベニヤ板を加工して作ってますね。
安く作っていると思います。
それなのに、あまりチープさを感じません。

これは、シンプルさや統一感、また空間の使い方が上手だからかと思います。

 

COFFEE COUNTY Kurume（福岡県　久留米市市）

久留米市の市街地にあるコーヒー店。
福岡などにもお店はあるようです。

こちらの店は、同じ店内にお惣菜とスイーツのお店があり、共同でこのテナントを使用しているようです。
面白い取り組みのお店ですね。

お店の特徴

スペシャルティコーヒー専門店で、カウンターの奥には大きなプロバットの焙煎機が。

店内には5席のテーブル席がある他、いくつかのベンチも。
コーヒーとスイーツをそれぞれのお店から買って、その場で飲食できます。

また、コーヒーの器具販売にも力を入れているようでした。

コーヒーの特徴

パッケージに美意識の高さが出てますね。
福岡らしくおしゃれです。

豆は200g単位の販売で、1,700円くらいから。
高価格帯の、最上級のスペシャルティのみを取り扱っている印象です。

ドリップバッグのデザインは、

こんな感じです。
1種類のみ。

商売上気になった点

外観・内装ともに美意識の高いお店でした。

入り口のドアは木材の大きなドア。
店内に入ると、お店の中央には大きな観葉植物。
茶色の土っぽい壁。

客を選ぶお店だな・・・。
と思いましたw

古材を利用した棚が、窓と一体となっているディスプレイがとても良かったです。
（上の画像です）
このおかげで、店前の通行人にコーヒー店ということをアピールできていると思います。

また、石？のオブジェを使ったダウンライトは、初めて見ましたw

 

Withcoffee（福岡県　福津市）

光の道で有名な宮地獄神社の近くにあるコーヒーショップです。
独特の世界観がある、魅力的なお店でした。

お店の特徴

お店の外側、壁の角に描かれたCOFFEEの文字が目につきます。
面白いアイデアですね。

中は、ヴィンテージの家具で落ち着く雰囲気のカフェとなっています。
店内のダウンライトの存在感が、すごい。
インダストリアル系の大きなライトを使うのが流行ってますが、こちらのお店の大きさは限界突破してましたw

古いドアを2枚繋げて衝立にして客席の仕切りにしていたり、色々と工夫もありました。

スイーツに力も入っていて、あんバターがサンドされたスコーンや、コーヒー大福などがありました。
分かってるなあ〜という品揃えです。

コーヒーの特徴

コーヒーの豆売りにも力が入ってます。
全て試飲が可能な様子でした。

お店入って右側に陳列されていました。
ギフトセットがバリエーションが多く、見ていて楽しかったです。
このようなお店でギフト需要を拾うのは難易度が高いですが、果敢に挑戦されています。

ドリップバッグのデザインは、シンプル。

商売上気になった点

ただ美意識が高いだけじゃない、アイデアに満ちたお店でした。
内装や外装に色々な工夫が施され、見ているだけで楽しいお店です。

イートインすると、ラミネートされたお店の案内が渡されます。
そこには、Wi-Fiやおかわり割引などのことや、
裏面にはコーヒー豆の販売や卸売のことが記載されてました。

こうやって渡されると、注文したものが運ばれてくるまでに読みますね。
とても良いアイデアです。

 

ハニー珈琲 小倉店（福岡県　北九州市）

福岡でスペシャルティコーヒーといったら、このお店。
7店舗を展開しています。

それだけ成功されているだけあって、店舗のディスプレイや商品の作り込み方が素晴らしい。
ノウハウの蓄積を感じる良店でした。

お店の特徴

駅隣接の商業施設内の1階、路面に面していました。
小倉でこれ以上の立地は無いでしょうw

店内席も充実しており、それなりの広さ。
この店舗をやるためには、それなりの実績とお金が必要です。
福岡を代表するコーヒー店なんだろうなあと思わせられました。

店に入ってすぐには、大きな試飲のディスプレイが。

多くの種類のコーヒーが、試飲できます。

もはや試飲は、やって当たり前のサービスですね。

コーヒーの特徴

ブレンドが100gあたり864円から。
なかなか強気な値段です。
品質に自信があるからこその、お値段。
豆売り店はこうであるべき、というプラシングには好感が持てます。

豆の種類は20種類弱くらい。
多くの国が網羅されているというわけではなく、ある一定の国に絞っており、選ばれた国は2種類以上あるという、個性的なラインナップでした。
ブレンドにも力をいれており、種類が多いので、初心者にも買いやすい雰囲気かと思います。

ドリップバッグのデザインはシンプル。

でも、店名がそもそも可愛いいし、色使いの良さもあって、とても良い雰囲気です。

商売上気になった点

美意識とビジネスを、うまく融合させているバランス感覚の良いコーヒー店だと思います。
2001年にスペシャルティを福岡に持ってきたとのことですから、時代の波に乗る嗅覚のようなものも、あるのかもしれません。

福岡といえば豆香洞が有名です。
しかし実は、このエリアの豆売り界の覇者は、ハニー珈琲なのだと思います。

 

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