こんにちは、アフロです。
先日、大阪の煎りたてハマ珈琲さんにお邪魔しました。
コーヒー豆売り専門店なのですが、焙煎機の開発もされていたからです。
ハマ珈琲オリジナルの焙煎機について、色々と聞いてみました。
煎りたてハマ珈琲とは?
大阪市城東区にあるコーヒー豆売り専門店です。
鮮度を特に売りにしており、焙煎機を作るくらいですから焙煎への造詣が深い。
エンジニアリングが強く、他にもコーヒーの急冷マシンの製作などもやっておられました。
YouTubeが有名で、コーヒーを志す方であれば1回は見たことがあるのではないでしょうか?
片手鍋焙煎と言えば、ハマ珈琲
ハマ珈琲さんと言えば、家庭でもできる焙煎方法の解説をされているイメージがあります。
こちらの片手鍋焙煎動画の視聴回数は、何と23万回!
全国に片手鍋焙煎信者を生み出しましたw
ハマ珈琲1kg焙煎機を見せてもらいました
コーヒーの旅をするなかで、知り合いのコーヒー店がこの焙煎機を導入していました。
そこでお話を聞いたところ、
「これは、もしかして1kg焙煎機としては業界トップの良コスパマシンなのでは・・・?」
と思ったんです。
旅で大阪に近くなった段階でアポイントをとり、実機を見せてもらいました。
ハマ珈琲焙煎機は、高性能・低コスト
先に結論から書きますが、1kg焙煎機としては破格の性能と値段でした。
ガス火の本格的な焙煎機で、ここまで良い意味でスペックと価格が合わないマシンは他には無いと思います。
主なポイントは5つ。
- 基本的な焙煎性能の高さ
- 多機能
- メンテナンスが容易
- 信頼性が高い
- 価格の安さ
それぞれ解説します。
基本的な焙煎性能の高さ
- 強い火力で焼けること
- 温度や排気の管理や微調整が容易
- ブロワーが強力
ということで、豆の個性を引き出せる焙煎ができます。
特にブロワーが強力で、しかも目詰まりしにくいことが高ポイント。
焙煎がブレませんし、冷却も早いので風味がクリアに仕上がります。
チャフもしっかりと回収・除去してくれます。
浅煎りだとチャフが除去しきれない焙煎機、多いんですよね。。
多機能
オプションでデジタル温度計を付けたり、パソコンに繋いで焙煎プロファイルを記録できたり。
海外の焙煎機では当たり前の機能ですが、日本ではまだまだな分野にもしっかりと対応。
味のブレを少なくしたり、誰が焼いても同じように仕上げるために、便利な機能です。
メンテナンスが容易
焙煎機のメンテで一番やっかいなのは、ブロワー(ファン)の汚れ。
焙煎の後半は高熱となり、コーヒーの油分が蒸発しますので、それがいろんなところにこびり付きます。
これが目詰まりの原因となり、焙煎に悪影響があるんですね。
ファンの形が水車のようなタイプだと目詰まりしやすく、ひどい場合には1日1回メンテが必要になります。
ハマ珈琲さんのファンはプロペラ型大出力。
設置されている位置や排気の仕組みがポイントで、メンテの回数も少なく済み、汚れも簡単にとれるタイプです。
信頼性が高い
焙煎機には消耗などによって不具合が起きやすい部分がいくつかあります。
しかし、ハマ珈琲の焙煎機には有効な対策がされていました。
- 釜(ドラム)を回す動力となるモーターとの接続部分
- 釜を回転させる軸のゆがみ
- フジローヤルR-101・・・約130万円
- ワイルド珈琲ナナハン焙煎機・・・約100万円
- Aillio焙煎機・・・約50万円
- 焼き上がりで1kgの大容量
- 信頼性とメンテナンス性も高い
- なのに、価格は70万円
・・・摩耗や経年劣化により、不具合が起きやすい部分です。
こちらではモーターとの接続部分についてはベルトを採用。
交換が用意でベルトも安価です。
・・・釜は熱で膨張したり、豆の重みが加わったりします。
それに加え、そもそも釜自体も重みがあるので回転を支える軸にはかなりの負荷がかかります。
軸を固定するのがモーター側のみだと、ズレや不具合の原因となります。
ハマ珈琲の焙煎機は、前と後ろの2つの箇所で固定されていますので、万全というわけです。
ハマ珈琲焙煎機の評判は?
ハマ珈琲1kg焙煎機を実際に使っているお店に行って評判を聞いたことがあります。
UNZEN山頂珈琲
長崎県の雲仙にあるコーヒーショップです。
ここで私はハマ珈琲さんの焙煎機の存在を知りました。
性能には非常に満足していらっしゃいました。
コーヒー未経験のオーナーさんでしたが、ハマ珈琲さんのYouTube動画などを見て、焙煎を学ばれたとのことです。
ブレンドを飲ませていただきましたが、口当たりが柔らかく、濃厚だけどとても優しい味。
万人がコーヒーに期待する「美味しいコーヒーの味」を実現されていました。
コーヒーノススメ
長野県の諏訪大社の目の前にあるコーヒー焙煎店です。
ハマ珈琲さんの焙煎機が置いてあったので、思わず話しかけてしまいました。
焙煎機には満足していらっしゃる様子。
なにより、価格が安いことが助かったとおっしゃっていました。
焙煎だけでなく、コーヒーショップとしての在り方のような部分まで、ハマ珈琲さんの影響を強く受けているように見受けられました。
他のライバル機種との比較
1kg釜の焙煎機で、他のライバル機種と比較してみます。
比較対象は、以下の3つ。
※価格は、私の過去の記憶です。変動している可能性があります。
フジローヤルは別途設置費用、Aillioは研修やPC設定を希望すると費用が別途発生します。
ブランド力があるのはフジローヤル。
見た目の質感も高いです。
しかし、さすがの値段。
設置費用もけっこう高かった記憶があります。
ワイルドのナナハン焙煎機はコスパが良いマシンですが、MAXで生豆900gまで。
サイズもコンパクトでデザインも良いです。
しかし、性能やメンテナンス性で少し劣ります。
Aillio焙煎機は、電気が熱源のスマートロースター。
パソコンでセミオート焙煎ができ、現代型の焙煎機と言えます。
1kg焙煎できますが、排気に限界があって大量に深煎りで焙煎するのには、あまり適しません。
また家庭用向けなので、連続で大量に焙煎していくと部品の劣化が早いです。
その分、価格の安さはピカイチ。
ハマ珈琲1kg焙煎機は、
こうしてみると、ハマ珈琲の1kg焙煎機の競争力が突き抜けているのがよく分かります。
ハマ珈琲の焙煎機はどうやって買えるの?
お店の公式HPから直接申し込みすることになります。
郵送で配送されますので、自分で組み立てて設置します。
マニュアルや動画がありますので、簡単にできるとのことでした。
また、お店では実機も見ることができます。
急に行っても迷惑かもなので、見たい場合には問い合わせてみてください。
1kg焙煎機以外にも、6kg、12kgのサイズがあり、それらもめちゃくちゃ良コスパです。
ショップデータ
営業時間:11時〜15時
定休日:木曜日
»お店公式HP