- 自分に自信がない。
- 行動は起こすけど成果が出ない。
- やがて行動もやめてしまう。
- そんなことを繰り返し、自分を信じられなくなってしまった。
- 自分にはどうせ無理だ、と心の底で思ってる。
今回は、このような症状がある方へ
向けての記事です。
この記事を読むと、
自分には無理を思ってしまう、
根本的な原因が分かります。
この解決には強い意志の力は
必要ありません。
力の無い弱い自分でも人生を前に進め、
「自分でもできるかも」と
自然に思えるようになる方法が分かります。
「自分にはどうせ無理だ」が根強い私
私は、今まで散々本を読み、セミナーにも参加してきました。
向上心はあり、学び、それなりに行動もしてきました。
ただ、何者にもなれなかった。
現実は変わらなかった。
自分の理想と現実がどんどん離れていきました。
気付けば、理想は遙か彼方へ。
ノウハウを仕入れる
↓
やってみる
↓
でも、現実は変わらない
↓
「自分には無理」が強化される
この繰り返し。
マイナスのループ。
自分の現実は、自分ではコントロール不能でした。
気付けば、自分自身もコントロール不能になり、やがて病気になりました。
なりたい自分があったけど・・・
病気になったのは約3年前の話です。
「自分にはどうせ無理だ」
という認知がかなり強固になっていましたが、なりたい自分はなんとなくありました。
なりたい自分は、
今より良い給料。良い暮らし。
愛するパートナーもいる。
好きなことの分野で独立。
両親にかっこいいところを見せる。
大好きな旅行に行けるお金と時間がある。
当然、健康。
それに対して現実は、
サラリーマン時代より低い給料
パートナーとの別れ
今の事業のオーナーとの確執
父親の死
旅行するお金も時間もない。
血液系のガンになり、死ぬ確率50%
闘病生活は半年間でした。
抗がん剤の副作用に苦しみながら思ったことは、
「もう繰り返したくない」
ただそれだけでした。
幸いにも薬が効いて病気は治りました。
そして、背水の陣での試行錯誤が始まりました。
その根本的な動機は、
「もうこんな自分は嫌だ。繰り返したくない。」
というネガティブなもの。
あまり良い動機とは言えませんが、動力としては強力でした。
自分には無理への処方箋①【とりあえず、体力をつけよう】
病気から回復後、私は週2回ジムに通いました。
抗がん剤で弱った体は、ひどいものでした。
出勤するだけで疲労困憊、仕事になりません。
とりあえず体を元に戻したかった。
今まで筋トレが継続できたことはありませんでした。
しかし、「弱い自分には戻りたくない。強い体になって、強い自分になりたい。」
体と精神は連動していると考え、体を鍛えました。
やがて体が回復すると、日常が戻ってきました。
しかし、以前と同じ様な仕事上の不具合やストレスにも苛まれます。
「また同じ様なことになるんじゃないか?」
私は不安になりました。
そこで私は、いままで試していない方法を模索することにしました。
認知心理学を学び、心も鍛えることにしたのです。
今ふり返ると、体力がついてマインドがほんの少し前向きになったことで、ギリギリ新しいことに挑戦できたのだと思います。
だから、疲れている人は、まず自分自身を癒やすことからはじめるといいと思います。
自分の体が必要としていることやってあげる。
そして自分の体が癒やされたら、
ジムに行く、
ヨガ教室に行く、
家の周りを走る、
自転車に乗る、
山登りする、
ボルダリングしてみる、
何でもいいです。
少しでも興味のあるものを、全部やってみる。
何かフィットし、習慣化できるかもしれません。
やってみないと、何がフィットするかは自分でも分からないもんです。
ちなみに私は上記全てやってみました。
そして、体を鍛えるとともに、同時進行で心を鍛えたことは、とても有効でした。
自分には無理への処方箋②自分の感情を丁寧に扱う
私は、大学時代から大量に本を読んだり、セミナーに参加してりして、ノウハウは十分に手に入れていました。
ノウハウを仕入れて、武器を増やし、鎧をまとい、強くなれば、こんな私でも、もしかしたらできるかもしれない。
そう思い込んでました。
ただ、結果が出ない。
ノウハウを仕入れて行動できたとしても、モチベーションがMAXな最初だけで、だんだんとやらなくなる・・・。
結果、
- 人間関係が上手くいかない。
- 運動など良い習慣を身につかない。
- 理想の自分に、どうやってもなれない。
- そんな自分を責める
勉強熱心にノウハウを大量に集めても結果が出ない自分・・・。
相当自分はダメなんだ、どうやっても自分には無理なんだと、自分を信用しない人になっていました。
このようなことがマイナスなループが起こる原因は、自分の感情が邪魔をしているからだ、と私は思いました。
・嫌なものは嫌
・イライラする
・人に対して攻撃的になってしまう
・めんどくさい
このような感情が、行動を、習慣化を妨げている。
そして私は、自身のそんな感情を自分でコントロールすることは不可能だと感じていました。
病気から回復し、体力もついた私は、今度は心理学を勉強することにしました。
私を取り巻く現実の不具合は続いており、体を鍛えるだけではなく心も鍛える必要性に迫られていました。
そして、とある本がきっかけとなり「4nessコーピング」の門をたたきました。
認知心理学をベースにした講座で、自分の未処理の感情をキーに、自身の「歪んだ認知」を探り、緩める、という方法を学びました。
感情は、自分自身を知るための、とてもすぐれた材料です。
感情は自分の潜在意識へのアクセスキーにもなりえます。
その感情が起こる原因となった「自分の思い込み」。
これに気付き、寄り添うことが自己変容にとても有効ということが分かりました。
例えば、
筋トレが続かない自分が「情けない」という感情。
これは、筋トレによって、今の自分じゃない何者かに一生懸命なろうとしています。
さらに、筋トレを続けられない自分を責めています。
今の自分を否定し、さらに、何者かになろうとしてなれない自分を責めています。
自己肯定感が低い人の特徴ですね。
このような人は潜在的に「今の自分自身に価値がない」と思い込んでいます。
そして「自分に厳しくきつくあたる」傾向があります。
これで上手くいけば良いのですが、上手くいってない人は逆をやってみる。
「自分自身に価値がある」という設定にしてみて、
「そのままの自分自身に寄り添い、受け入れ、ねぎらい、応援する」のです。
筋トレしない自分でもOK。
やりたかったらやればいい。
筋トレやってみた自分も素晴らしい。
でもやめてもOK!。
筋トレ続けられなかった自分でもOK。
筋トレは自分に向いてないことが分かって良かった。
次を探そう。
徹底的に自分に寄り添い、自分の親となり、自分自身に褒めて伸ばす教育をほどこすイメージです。
これが、自己肯定感を育てます。
自己肯定感が低い人は、「自分自身に寄り添い、受け入れ、ねぎらい、応援する」ことの筋力が全く無い状態です。
この筋力をつける為に、心の筋トレをしなければなりません。
寝る前に、今日1日の自分の良かったこと・できたこと・がんばったことを見つけて、「ねぎらい、褒めてみる」ことはとても効果があります。
そして、できなかったこと・上手くいかなかったことを見つけて、「ねぎらい、そんな自分でもOKと受け入れ、はげます」ことはもっと効果があります。
心を鍛えることとは、等身大の自分自身を受け入れ、ネガティブな感情に明け渡していた自分自身のコントロール権を取り戻すこと。
決して、心をハガネの様に固く強くすることではありません。
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自分には無理への処方箋③継続力をつける
私のジム通いは続きはしましたが、だんだんとメンドウになりました。
せっかくジムに行ってもあまりトレーニングしないときも多かったです。
でも、行っただけで自分を褒めました。
ジムに行く回数が減りました。
でも、やめないことを褒めました。
ジムが減った代わりに、ランニングを始めてみました。
新しい挑戦をしたことで、自分を褒めました。
そうこうしているウチに筋力が付き、体力も付いてきました。
出来た部分にフォーカスし、自分自身の変化を感じとる力もつきました。
相変わらず、つい自分を責めることはしてしまいます。
でも、自分自身の感情に寄り添い、できない自分を受け入れることが、徐々にできるようになりました。
そうなると、自然と挑戦する事、挑戦する回数が増えてきます。
できない自分を許し受け入れる力がついたことで、もっと軽い気持ちで行動に移せるようになった為です。
・筋トレ
・自分の認知の歪みを探ること
・TwitterなどSNS
・ブログ
・毎日のトイレ掃除
・ランニング
今では、このような多くのことに挑戦して、習慣化し継続させることができるようになりました。
継続力という技術
習慣化や継続することも、ひとつの技術なのかな、と思います。
やればやるほど上手くなります。
コツは自分を責めないこと。
褒めること。
たとえ習慣化に失敗し、継続できなかったとしても。
また再開するのはいつでもできるし、別のことをはじめても良いです。
再開した自分、別のことをはじめた自分を褒めてください。
継続力という技術は、鍛えれば必ず向上します。
自転車に乗るようなもので、やらなければ上手くなりません。
でも、やれば誰でも上手くできるようになります。
そして「継続することに挑戦し続ける」限り、できたこと・良かったことなどの小さい結果は生まれ続けます。
それにフォーカスして
「自分にもできる。自分はよくなっている」と実感してみます。
すると、さらに継続力が増します。
継続すると、また結果が出ます。
どんどん、自分の変化が加速していきます。
このように、良い循環に入ることができるようになります。
やがて、
「自分自身は良くなっている、今後はもっと良くなる」
自然と、このような前向きなマインドになります。
自分にはどうせ無理だ、に心の底まで侵されていた私が・・
ガンという病気を引き寄せる程、以前の私は自分自身に絶望していて、自分に対して厳しい言葉を浴びせ、自分を粗末に扱っていました。
- 何をやっても結果が出せない
- 何やっても続かない
- 自分が欲しいものは、何も手に入らない
- 自分は何者にもなれない
- 自分自身もコントロールすることができない
自分自身に心底愛想が尽きていて、でも自分ではどうにもならない。
今思えば、私自身が病気になることを必要としており、自分で引き寄せたんだと思います。
そこから2年。
- 自分のやってることで、結果出てる部分もある
- 継続力はついてきた
- 欲しいものは、自分の力で手に入れられのでは?
- 何者かにワンチャンなれるかも、なれなかったとしてもまあいいや
- 自分の感情に寄り添っていこう
こんな感じに変化しました。
「自分自身に感情に寄り添い、自分の育ての親になる。」
- できない自分を受け入れ、寄り添う。
- そんな「できない自分でもできる、さらにハードルの低いこと」をやってみる。
- それで、もしできたら自分を褒め、継続する。
これを日々積み重ねるだけでです。
そうこうしているうちに、自分自身の取り扱いが上手くなっていきます。
私の場合は2年とだいぶ時間がかかりましたが、今は変化の手応えがあります。
自分にはどうせ無理だ、が根強い人への処方箋 まとめ
記事がだいぶ長くなってしまいました。
「自分にはどうせ無理」を変化させる要点をまとめてみます。
処方箋1・最初の動機はネガティブなもので良い
最初の動機はネガティブなものでOKです。
こんな自分ではいたくない。
人を見返したい。
会社を辞めたい。
ネガティブな動機はギアでいうと1速みたいなもので、最初の一歩の強力な動力源になります。
ただ、この動機のまま続けてもスピードは出ないし燃費が悪くて継続力も無いです。
処方箋2・まずは体力をつける
疲れている人は、まずは疲れを癒やす。
そして癒やされたら体を鍛える。
体が強くなったら、心も鍛える。
この順序が大事です。
鍛える順序は①体→②心が良いです。
体を鍛えることは、マインドを鍛えるよりも、成果が出やすく、分かりやすいです。
まずはそこで、自分に寄り添い、褒める力を付ける。
それが継続力につながる、「ポジティブな動機の素」となります。
処方箋3・自分の感情を丁寧に取り扱う
体が強くなると、心も強くなります。準備ができたところで、等身大の自分自身と向き合うことに取り組みます。
自分に対するネガティブな感情に寄り添い、そんな自分にOKを出す。弱い自分・出来ない自分を受け入れる。
その上で、そんな自分でも
・やれること
・やりたいこと
・できること
何でもいいからやってみる。
マインドを鍛えるとは、
強くなることではありません。
「等身大の自分を受け入れ、それでも前へ進む力を付けること」
です。
処方箋4・継続力をつける
継続力は技術です。
やればやるだけ上手くなります。
できた自分を褒める。
できない自分にもOK出す。
継続しなくてもOK。
ハードルを低くして、何回でもチャレンジする。
できたことにフォーカスする。
良くなっている自分を感じて見る。
上手くいかない自分・できない自分に寄り添い、ねぎらうと、特に効果が大きいです。
スタートは、ネガティブ
はじまりは
「こんな自分じゃ嫌だ」
というネガティブな思いでも大丈夫です。
ステップを踏めば、
「自分も悪くないかも」
と徐々に変わります。
これは
「自分を信じる力」
が育ちつつある証拠です。
そして、いつのまにか
「こんな自分にはどうせ無理」が、
「こんな自分にもできるのでは」
に変化してきます。
最後に、動画をひとつ。
「どうせ無理」
この言葉にどう対処するか?
という動画です。
この「どうせ無理」という言葉。
他人が自分にかけてくるだけではありません。
なにより、自分自身が自分にかけている言葉です。
恐ろしいですね。
でも、
- 自分を癒やし
- 自分を受け入れ
- 行動を起こし
- 継続力をつける
このステップを踏んでいる間に、
自分自身に
「だったらこうしてみれば」
と思える人にきっとなれます。
ネガティブな動機はポジティブなものに変わっていきます。
自然と。
今、私の状態は「とても良い」とは思えませんが、「悪くない」と思えるまでにはなっています。
立ち上げたコーヒーショップは、この厳しい状況のなかでも2店舗とも順調です。
3店舗目も目処がつき、事業のオーナーや周囲の人間とも、関係性が良くなってきています。
何より、自分自身に対して「悪くないかも」と思えるようになっている。
今後は、
「こんな自分が面白い。自分が愛おしい」
って感じになりたい。
私は今、その過程にいます。
ま、本気で望めばスグに達成できることなんでしょうけど。
まだまだ、私も「未処理の感情」がたくさん残っていますので。笑
初のマインド系記事、ダラダラと長くなってしまいました。
今後は、感情の取り扱いに関しての記事も書いていきたいです。
自分の感情の取り扱いに関しては、まだまだ私も学びの途中です。
ただし、今まで学んだことをシェアすることはできます。
心理学者アルバート・エリス博士の「ABC理論」をベースとした4nessコーピングという講座があります。
自分自身の未処理の感情を取り扱うことによって、
- 本来の自分で生きる
- 問題を繰り返さなくなる
- 「自分には無理」をゆるめる
このような良いきっかけを得られるかもしれません。
体験会という、4nessコーピングのエッセンスがギュっと詰まった90分の講座を開催しています。
たまに私も開催しています。
興味本意で全然OKなので、お気軽にご参加ください。
>>4nessコーピング体験会
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!