「コーヒーショップ評論家」
とさせていただきます。
そして、日本(東京)のコーヒーショップを、ブッた切ります!
自己満足感が満載の店、
オシャレだけど居心地悪い店、
上から目線な接客の店、
・・・・
もう、うんざりだ・・・!
と言うのは半分冗談ですw
カフェやコーヒーショップの開業希望の方で、勉強のために色々なお店を回っている人は多いかと思います。
そこでこれからは、コーヒーショップやカフェのルポをブログ記事にしていきます。
自分の商売に参考にするため、「私ならではの目線で、この店のココを見たら面白い」というポイントを解説してみたいと思います。
アンリミテッドコーヒーバーを格付け!
第1回目は、東京スカイツリーのふもとにある、「アンリミテッドコーヒーバー東京」です。
まずは5項目で勝手ながら査定してみます。
- コーヒーの味 ★★★★
- お店の雰囲気 ★★★★
- 喫茶メニューの充実度 ★★★★★
- コーヒー豆ラインナップ ★★
- コスパ ★★★
おめでとう!
全てが高レベルで整っている印象ですね。
一言で言うと、完璧です。
北欧テイストの内装はとにかくオシャレ。
席数はそんなに多くないですけど、落ち着ける店内で居心地は良いです。
店員さんの接客も良く、かなり好感度が高めでした。
オーナーさんはコーヒーの競技会の国際審査員をしているそうで、コーヒーの風味も間違いありません。
ドリンクの価格が高く、コスパは少し減点。
ただしフードや豆売りの価格は、納得のいくものでした。
アンリミテッドコーヒーバーで飲んでみた&食べてみた
コーヒーは、しっかり素材の個性を活かす方向
今回飲んだコーヒーは、エチオピア産イルガチェフェ アリーチャです。
たしか、オールネクストという商社あたりが取り扱っていた記憶が・・。
それともセラード?
間違ってたらすいません。
ガラスのカップの質感もとても良いです。
コーヒーの口あたりがマイルドに感じる気がします。
ずっしりとした果実感、甘酸っぱさを感じますが、後味はもたれません。
オランジェっぽい、みかんとチョコレート感があります。
コクやボディは普通。
冷めるとやや渋みを感じます。
これを飲んだ感想としては、「素材の味をシンプルに活かす焙煎」をやっている印象です。
フードメニューも超充実
さらに、ランチプレートを頼んでみました。
ロールチキンのプレートです。
めっちゃ美味しそうじゃないですか?
これで、コーヒー付きで960円。
うん。
都心のおしゃれカフェで、この値段なら良心的です。
ただし、ここは押上・・・。
地域社会からは、浮いてしまいませんか?
ちょっと心配ですね。
味は、普通においしかったですw
(小並感)
でも、結構手間かかってそうなランチメニューですよね。
店のオペレーションにはかなりの負荷がかかっていると思います。
もちろん、ひとりの客としては、ありがたいです。
アンリミテッドコーヒーバーのメニューはこんな感じ
アンリミテッドコーヒーバーのドリンクメニューはこんな感じです。
かなり強気の値段設定ですね。
メニュー表にクラフト紙を使うのは、オシャレ感が出ていいですよね。
文字色は単色にした方がスタイリッシュですが、あえてHOTを赤、ICEを青での色使いをしています。
この方が、お客様が直感的に分かりやすいからです。
基本的なことなんですが、できていないお店も多いです。
オシャレに傾き過ぎない、このお店のバランス感覚は素晴らしいです。
コーヒーカクテルが充実していた
写真は撮ってませんが、アルコールメニューが充実しているのも特徴です。
店名に「バー」が付いているのは、伊達じゃないですね。
- エスプレッソマティーニ
- アイリッシュコーヒー
- コールドブリュージントニック
など、コーヒー系のカクテルがたくさんあります。
メニューのラインナップも、おしゃれですw
コーヒー豆売りは、かなりおすすめ
豆売りのラインナップは6種類くらいでした。
毎週金曜日に新しく焙煎された豆が入荷するとのことです。
なので、週末に買いにいくといいみたいです。
価格帯は100gあたり900〜1,100円。
シングルオリジンのみです。
若干高めの設定ですが、それだけに非常に良い品質のコーヒーを厳選している印象です。
なので、決してコスパは悪くはないです。
パッケージも高級感があって、いいですよね。
これだけでも満足度が高くなります。
アンリミテッドコーヒーバー東京へのアクセス
アンリミテッドコーヒーバー東京へは、京成線東京スカイツリー駅から徒歩1分です。
【住所】 〒130-0002 東京都墨田区業平1丁目18−2
【電話】 03-6658-8680
【営業時間】
火・水・木曜 12:00-17:00
金曜 12:00-22:00
土曜 10:30-22:00
日曜・祝日 10:30-22:00
定休日 :月曜(祝日の場合は営業)
アンリミテッドコーヒーバーは、ここを見よう
- 内装がユニークでおしゃれ
- メニューもユニーク
- コーヒーが美味しい
- スタッフの教育に力を入れている
からです。
オシャレですよw
よくカフェにありがちな安っぽいオシャレではなく、嗜好性の強いオシャレというか・・・・。
こだわりの強さが感じられて、そこが好きです。
また、メニューのラインナップがワールドワイドな感覚なところも、要チェックです。
創業時からコーヒーのカクテルに力入れているところとか、野心的です。
最近でこそ、お酒のメニューを充実させるコーヒーショップも出てきました。
ストリーマーコーヒーとかも、やり出しましたよね。
こんな感じで、アンリミテッドコーヒーのフォロワーは増えていくと思います。
しかし、安易にこのショップを真似すると、痛い目に会いそうです。
まず、土地との親和性の無さが気になりますね。
押上は下町です。
なのに、お店はオシャレ過ぎるし、ドリンクが高過ぎる。
周辺を生活圏としている人は、なかなかこんな店に寄り付かないのでは、と思います。
現に、私が行ったときはランチタイムにも関わらず、お客さんは私含め2人でした。
外出自粛下で、スカイツリーの観光客が少ない影響は、確かに大きいと思います。
土地柄との調和の無い店は、このようなリスクを抱えるのだなと、改めて思いました。
もし都心に店を構えていたならば、今の状況下でも、大繁盛していたと思います。
とは言え、このお店は土地柄にしばられずに、唯我独尊を行くタイプのお店です。
大会で入賞するようなバリスタを育て、そしてコーヒー豆の卸売りに力を入れています。
また多分、マシンなどの卸売りもやっているんじゃないかと思います。
なので、安易にマネをするのは、危険ですw
神は細部に宿る、と言いますが、
- メニュー表
- プライス
- ラベルやパッケージ
- 内装
- 家具
- 食器
- 接客
細かい部分まで気が行き届いており、高級志向のブランディングが得意なお店だと思います。
(ただし、それが押上という土地柄、あまり活きていない印象ですw)
東京のコーヒーシーンのトップランナーの座には、今はまだこの店が座っていると思います。
もうしばらくの間は、この地位を維持していくと思いますね。
コーヒーショップ開業を志す方であれば、一度訪問しておくことをおすすめします。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!