貯金するの？借りたらいいの？
ちなみに、
私は貯金がめちゃくちゃ苦手で、
あるだけ使ってしまうタイプでした・・・。
そんな私でしたが、
「副業で余分に稼ぎ、
そのお金を積み立て投資に
回してお金を貯める」
という方法を採ったところ、
上手くいきました。
この記事では、
- 開業資金はどうやって集めるか
- どうやって貯金していくか
- いくらくらい借りたらいいのか
解説していきます。
特に貯金が苦手な方は、
この記事を読む価値があるかと思います。
開業資金のうち、自己資金は1/3程度貯めればいい
貯めるべき自己資金は、
トータルの開業資金の
1/3程度が目安です。
残り2/3は金融機関から
借りることになります。
この自己資金は、
「リアルに自分自身で貯めたお金」
です。
親や友達から借りる様なお金では、
ダメです。
（融資の際にチェックされます）
ただし、
開業する事業内容の
経験の有・無しによって、
借りられる金額が変動します。
例えば、
コーヒーショップで
ずっと勤務してきた人が、
おなじ業態であるコーヒーショップを
開業する場合には、
もっと借りられる可能性があります。
逆に、
経験のない事業内容の場合は、
1/2程度の自己資金の準備が
必要になる場合も。
金融機関も、
経験豊かで事業計画が
しっかりしている人の方が、
よりお金貸しやすいですよね。
あなたの場合はどうですか？
トータルで必要な開業資金を把握しよう
貯めるにしろ、借りるにしろ、
必要な開業資金を把握するところ
から始める必要があります。
夢を夢のまま終わらせない人は、
早い段階から
このような計算をちゃんとやります。
数字として把握することで、
具体的な行動目標を考えることが
できるようになるからです。
開業資金は、
テナント物件取得費と内装費、
設備費がほとんどです。
運転資金は業種によりますが、
家賃6ヶ月分くらいを
目安にすればよいかと。
テナント物件取得費用は、
飲食店であれば
家賃の12〜14ヶ月分を見込みます。
家賃は、ネットですぐに相場を
調べることができます。
内装費は、
飲食店なら坪単価20〜50万円程度。
例えば10坪の店なら
200万円〜500万円です。
設備費は、
必要な設備一覧を作って
自分で計算してみましょう。
この際、
定価で計算するとバカ高くなり、
やる気が削がれますw
ヤフオクなどで中古の価格を見て、
それで計算すれば大丈夫。
設備なんて、
最初は安い中古でいいんです。
【家賃20万円、飲食店の場合】
テナント取得費 260万円
内装費 300万円
設備費 200万円
運転資金 120万円
その他（仕入れなど）費用 120万円
開業資金トータル1,000万円
足りない分は金融機関で借りよう
たとえ開業がまだ遠い夢の段階でも、
今すぐ金融機関に行って相談しましょう。
必要な自己資金の金額を
把握するためです。
そして必要な開業資金を伝え、
自分ならどのくらいまでなら
借りられるのか、
目安を聞いてみます。
開業したい事業内容と同じ仕事を
経験をしてきた人であるならば、
100万円の自己資金で900万円
借りることもできたりします。
こうなると、かなり具体的に
開業までのステップが
イメージできてくると思います。
日本政策金融公庫など、
創業支援の為の融資制度があります。
そのようなところでは、
親切にイチから相談に
乗って教えてくれます。
勇気を出して、早い段階から
行ってみることをおすすめします。
自分に必要な
自己資金額をリアルに把握することは、
その後の行動を加速させてくれます。
開業資金の貯め方
当たり前ですが、
開業資金のうちの自己資金は
自力で貯める必要があります。
親や知人から借りただけでは
ダメなんです。
「自分でコツコツお金を貯めてきたか？」
ここは融資のときにチェックされ、
査定に響きます。
その人の「本気度」が
見える部分だからです。
なので貯金をして
お金を貯める必要があります。
でも、
貯金が決定的にできない人って
いますよね？
貯金は、無理ゲーです。
特に一人暮らしの方、
フリーターの方で、
「生活するのでギリギリ、
貯金なんて無理！」って人は
多いのではないでしょうか？
しかし、そんな人でも確実に
開業資金を作るための方法は、
あります。
「副業で余分に稼いで、
稼いだ分で積み立て投資する」
のです。
これが貯金ができない人の、
開業資金の貯め方です。
そもそも多くの人は、貯金に向いてない
多くの方が、
「もう少し稼げるようになってから
貯金しよう」と思っています。
しかし、
パーキンソンの法則って知っていますか？
「人は、時間やお金などの資源を、
あればあるだけ使ってしまう」
という法則です。
つまり、稼ぎが増えても
貯金は結局できないんです。
だから、貯金は今すぐ始めましょう。
そして、あるだけ使ってしまう
貯金できない体質の人は、
「つみたて投資」が一番です。
積み立て用の口座をつくり
引き落としで強制的に
お金を封印しましょう。
副業に余分に稼ぎ、その稼ぎで積み立てよう
ただし、
本当に生活に余裕がなくて、
貯金が厳しいという方も
いるかと思います。
私は以前、
コーヒーショップでフリーターをやりつつ、
自分のショップを持ちたいという
夢を持っていました。
でも、
都内でひとり暮らししながらでの
フリーターの稼ぎでは、
貯金は、かなり無理がありました。
そこで、「副業」をおすすめします。
今はリスクなく、ネット上で開業できます。
そうすることで、リアルの開業に必要な、
- スキル
- 見込み顧客
- お金
このように、
色々なものが一撃で手に入ります。
そこで稼いだお金を、
積み立てていけば良いです。
「つみたて貯金」ではなく「つみたて投資」がおすすめ
そして、
お金を確実に貯めるためには、
「つみたて貯金」ではなく、
「つみたて投資」がおすすめです。
つみたて投資は、利益を産みます。
相場が良いときには、
毎月それなりに儲かります。
なので、やり始めると
「つみたて投資にお金を入れないと、損」
という気持ちになります。
人間は本能的に、
損を回避しようとします。
結果として、
確実に・半自動的に
お金が貯まっていきます。
つみたて投資は、
つみたてNISAでINDEX投資が、
簡単で、一番リスクが少なくて
おすすめです。
インフレ傾向のある昨今、
現金で貯金するよりも
リスクが低いくらいです。
貯める前に、副業で稼ぐことも大事
そして、
つみたて投資に回す資金は、
最初はお給料から少額でいいので
割きます。
余裕がなくても、
数千円でいいのでつみたてます。
同時進行で副業を頑張り、
そこで稼いだ分は全額
つみたて投資に回します。
つまり開業資金のほとんどを、
副業で稼いでしまいましょう。
開業したときに売ろうと
思っている商品を、
開業前から副業で販売するのです。
これには莫大なメリットがあって、
- 開業準備中の生活水準を下げずに済む
- 商売に必要なスキルを実践で身につけられる
- 開業後の顧客を開業前から開拓できる
- 開業資金を稼げる
- 自信が付き、マインドが前向きになる
例えばカフェやりたい人なら、
副業で焼き菓子の販売や、
コーヒー豆の販売を行います。
ネットショップは、
BASE
などを使えば一瞬で
開設できます。
しかし、最初は
お客様はゼロだと思います。
そこで集客や
webマーケティングを学びます。
WEBマーケティングでは、
SNSで発信し、
信用を稼ぎ、
アカウントの影響力を高め、
Google検索からも集客し、
自分の商品を販売に取り組みます。
これを実践すると、加速度的に
個人で稼げる力が身につきます。
貯金方法でおすすめは、つみたてNISA
パーキンソンの法則の通り、お金は
あればあるだけ使ってしまうもの。
自分の手の届かないところで
貯めていくのが、賢い方法です。
そこで、つみたてNISAでの
貯金をおすすめします。
つみたてNISAとは？
つみたてNISAとは、
金融庁公認の投資制度です。
特徴としては、
- 安心・安全な投資商品ばかり
- 少額から投資可能
- 利益出しても税金がかからない
- 投資金額は、年間で上限40万円まで
- 最大で20年間利用可能
という感じです。
もともと、老後資金問題を
クリアするための制度です。
1000円くらいの少額から
始められて、
比較的リスクが低いため、
幅広い層に利用されています。
つみたてNISAは、
積み立て貯金とは違って投資です。
つまり運用益が出ます。
相場が良ければ、
1年目からかなりの運用益が出ます。
そうなると、そこから
お金を引き出す気になりません。
もっとお金を入れたい
気持ちになるので、
結果として確実に溜まっていきます。
現在はバブルっぽい相場ですが、
たとえ相場がクラッシュしたとしても、
2年あれば回復します。
これは全世界の株式の価格の推移です。
2020年にコロナショックで
急激に下げました。
しかし、
１年かからずに回復したことがわかります。
投資なので、確かにリスクはあります。
しかし、近年の先進国は
お金を刷りまくってますので、
インフレがいつ顕在化しても
おかしくありません。
現金で持つよりも、
今は投資でお金を積み立てていった方が、
結局は安全です。
そして自動引き落としだから、
お金が強制的に貯まります。
引き落とし日も、
自分で設定できます。
お給料日後にすぐに
引き落とされるように
設定することができます。
これで、
毎月確実に溜まっていきます。
NISAは手数料の安いところを選ぶ
つみたてNISAを始めるにには、
まずは証券会社で口座を作ります。
つみたてNISAは安全な投資なため、
基本的にローリスクローリターンです。
なので、
手数料の安さで証券会社や商品を選ぶこと。
これが鉄則です。
おすすめは、ＳＢＩ証券か楽天証券です。
私はＳＢＩ証券を使っています。
手数料がめちゃくちゃ安く
Tポイントも使えるからです。
証券会社の口座を開設し、
NISA枠の口座開設も
同時に申し込みます。
投資商品は、安全なものを選ぶ
NISAで買える投資商品は、
金融庁が厳しく審査するので、
安心な商材ばかりです。
初心者は、そのなかでも
全世界の株式にベットする
全世界株式の投資信託で
つみたてるのが、
安全でおすすめです。
私は三菱UFJ国際が運用する、
「ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 全世界株式」
を中心にお金を入れています。
世界中の株の平均値に賭ける
投資商品なので、安全です。
さらに手数料も安いです。
あと人気なのは、
「先進国株式」ですね。
先進国の主要な会社の株式全体に
投資をしていく商品です。
つみたてNISAの設定画面は、
こんな感じです。
投資信託商品を選び、
毎月入れる金額を割り振っていきます。
金額は、確か100円から
設定することができ、
ひと月の上限は合計33,333円です。
（年間40万円）
ただし、つみたてNISAは
20年間の期間制限があります。
「その貴重な期間を
開業資金準備に使いたくない！」
って人も、
なかにはいるかと思います。
その場合には、NISA枠外で、
普通につみたて投資を
やるといいと思います。
貯金が苦手な方のための開業資金の貯め方 まとめ
貯金がどうしてもできない方でも、
確実に開業資金を貯める方法は、
あります。
ステップとしては、こんな感じ。
- 開業資金のトータルを計算する
- 金融機関に行って相談し、必要な自己資金額を割り出す
- 副業で開業資金を稼ぐ
- つみたてNISAで自動引き落としで積み立てる
貯金のできない私でも、
これでお金を貯めることができました。
それなりに行動力が必要ですが、
開業するつもりであるならば、
このくらいのハードルは
飛び越えて欲しいものです。
副業で稼ぐのは、
最初は厳しいとは思います。
結果を出すには時間がかかります。
でも、今すぐ少額でもいいから
お給料の範囲からでも
つみたてNISAは始めるべきです。
毎月、1歩でもよいので、
亀のような歩みでもよいので、
前に進むべきです。
そのような行動をとり続ける限り、
前進するスピードが
加速していくからです。
やがて副業が軌道に乗り出すと、
NISA枠（月33,333円）では足りなくなります。
そうなると、
開業はもう、目前。
開業に必要な
お金もスキルも獲得できています。
さらに、
金融リテラシーも獲得できます。
事業で儲け、
投資で資産を守り、増やす。
投資の複利の力は偉大です。
スタートは早ければ早いほどいいです。
独立・開業を目指す方、がんばりましょう。
