岐阜県でも自家焙煎コーヒー店を回りました。
岐阜市内と、観光地である高山のお店が中心です。
たまには、ランキング形式で記事を書いてみたいと思います。
第1位 SHERPACOFFEEROASTERS(岐阜県 岐阜市)
岐阜市郊外にある、落ち着いた雰囲気のロースタリー。
おしゃれなんですが居心地の良い、独特な雰囲気が素敵でした。
お店の特徴
やや広めの店内は開放的な雰囲気。
お店のカウンターを囲むように客席が設置されていて、席数も多めです。
コーヒーのドリンクメニューは特に充実。
炭酸の入ったアイスコーヒーなどもラインナップにありました。
コーヒーの展示会でよく見るやつですw
スイーツもおしゃれで、プリン食べましたけどカラメルが効いてて美味しかったです。
コーヒーの特徴
コーヒー豆の種類は多いとは言えませんが、すごく質にこだわった印象。
私も飲んだことのない農園の豆ばっかりでした。
アイスコーヒーを飲みましたが、苦味が控えめ、クリアで甘酸っぱい酸味があってフルーティ。
とても美味しかったです。
最近は、酸味を表現したアイスコーヒーを出すお店が増えてますね。
グラスも、おしゃれでしたw
商売上気になった点
特筆すべきは、豆のパッケージです。
縦軸がローストレベル、横軸がフレーバーの特徴です。
おしゃれさと、商品の分かりやすさを両立。
この両立は難しいので、本当に素晴らしいです。
それ以外にも、瓶入りリキッドのデザインも良くて、
こんな感じ。
ラベルではなく、ダンボールを巻いています。
緩衝材にもなるし、デザインも良いし、一石二鳥です。
あと、こまかいことですが、おしぼりが地元産のものでした。
このような姿勢、好きです。
ショップデータ
SHERPACOFFEEROASTERS
営業時間:10時〜18時
定休日:火曜日
»お店公式HP
第2位 yakata coffee(岐阜県 高山市)
高山市はコーヒーショップの激戦地でした。
その中で、突出した完成度を感じる豆売り店がこちらのお店です。
お店の特徴
山小屋風の大きな建物に入ると、アンティークのインテリアが出迎えてくれます。
そして店内に入ると、
コーヒーギフト
コーヒー関連器具
コーヒーリキッド
ドリップバッグ
多くの種類の焼き菓子
そして、
大きくとられたコーヒー豆売りのディスプレイ。
大きなテナントでコーヒーの豆売りをするとしたら、こうしろ!
というお手本になるようなお店でした。
なぜ、こんな地域(失礼)に、こんな完成度高いお店が・・・。
コーヒーの特徴
コーヒー豆のラインナップは多く、特にブレンドの種類が多いことが特徴的でした。
ネーミングも分かりやすく、
レギュラーブレンドやストロングブレンド、リッチビターブレンドなど。
この商品の分かりやすさは、年配の方にもウケそうです。
商売上気になった点
HPを見ると、コーヒー豆と洋菓子のお店、とのことです。
はじめからカフェではなく、食料品販売店としてのお店作りを徹底されたんですね。
ご夫婦で営むお店で、それぞれ焙煎士、パティシエと得意分野を活かしているようです。
ある意味、これも理想的な商売の形ですよね。
素晴らしいです。
ショップデータ
yakata coffee
営業時間:9時半〜18時
定休日:水曜日・日曜日
»お店公式HP
第3位 山田珈琲(岐阜県 岐阜市)
こちらも、岐阜市郊外のお店。
拡張高い豆売り専門店です。
ハイセンスなセレクトショップのような雰囲気でした。
お店の特徴
店内席はありますが、あくまでも試飲を飲むための席のようです。
ドリンクの販売はしてませんでした。
豆売りとコーヒーギフトの専門店といった感じ。
その割には豆売りのディスプレイがほぼ無く、ギフトのディスプレイに大きくスペースをとっていました。
コーヒーの特徴
ブレンドの種類が多いラインナップです。
ただしその分、仕入れているシングルオリジンの豆は尖った品揃え。
品評会受賞歴のある農園など、トップクオリティのものがありました。
ブレンドは100gあたり約600円くらいからと、このようなお店にしては割安感があります。
拡張高いお店として印象付けておいて、価格は抑えめに。
石川県にもそんなお店があって、流行っていました。
良い戦略だと思います。
ただ、売り場やメニューが、分かりにくかったです。
拡張高いブランディングだから仕方がないかもですが、何事もやり過ぎるとアレですね。
商売上気になった点
外観は、カフェ。
なのに豆売り専門店で、ドリンク販売は無し。
でも、豆売りのディスプレイが無くて、ギフトのディスプレイ中心。
という、不思議なお店でした。
ギフト類のパッケージや売り場作りは素晴らしかったです。
この周辺でコーヒーギフトを買いたい人は、このお店に集中すると思います。
また、ネットショップも強そうでした。
ショップデータ
山田珈琲
営業時間:10時〜17時半
定休日:火・水
»お店公式HP
第4位 YAJIMA COFFEE(岐阜県 岐阜市)
岐阜城に上がるロープウェー乗り場が目の前の、ロースタリーカフェ。
観光の一休みに最適な場所を提供してくれています。
お店の特徴
コーヒー専門店というよりは、喫茶店。
店内席が充実していて、落ち着ける雰囲気です。
大人が通える、コーヒーの美味しいカフェ、といった印象。
もちろん、焙煎も行っていて豆売りもやっています。
コーヒーの特徴
コーヒー豆の種類は10種類ほど。
ポイントをしっかりと押さえた品揃えです。
例えば、コスタリカはドンオスカルだったり、カフェインレスはメキシコのやつだったり。
そうそう、それなんだよな、と思うラインナップです。
商売上気になった点
岐阜城の目の前で、川原町の古い町並みの近く、という観光地ロケーション。
しかし、とても居心地の良い雰囲気で地元の方に愛される店作りをしている印象でした。
そんな堅実な経営を感じるお店でした。
ショップデータ
YAJIMA COFFEE
営業時間:12時〜18時
定休日:火・水
»お店公式HP
第5位 井ノ口珈琲 (岐阜県 岐阜市)
岐阜市郊外にある、大きなコーヒー店。
食品の販売店と、店内席が充実したカフェの融合店。
面白いお店でした。
お店の特徴
お店に入ってすぐは食料品の販売店。
ここだけ切り取るとカルディのようです。
とにかく、美味しそうな食品が充実していました。
少し奥にはコーヒー豆の販売カウンター。
そしてお店の奥には客席スペースが広く取られていました。
コーヒー店としてできることを全て詰め込んだ。
そんな印象のお店です。
コーヒーの特徴
コーヒー豆の種類は多く、ブレンドだけで5種類。
価格も抑えめで、かなりライト層を意識したラインナップと価格帯でした。
しかし、ミヤンマーのアナエロビックなど個性的な豆もあり、シングルオリジンも充実。
ゲイシャも安く買えるなど、マニアにとっても嬉しいお店です。
商売上気になった点
お店の全体的な印象は、ライト層にターゲットを合わせている印象です。
食料品の販売コーナーが充実していたり、
客席が広く取られてカフェとしても優秀だったり、
豆売りにも力を入れていたり、
とても優秀なお店でした。
マーケットの小さい地方では、このような商売が良いのかもしれませんね。
その辺に、やや課題を感じました。
ショップデータ
井ノ口珈琲
営業時間:8時〜20時
定休日:火・水
»お店公式HP
第6位 Falò Coffee Brewers(岐阜県 高山市)
飛騨高山の古い街並みから1本路地に入ったところに、とてもオシャレなコーヒーショップがありました。
観光客、特に外国人観光客の休息スポットに最適なお店だと思いました。
お店の特徴
スペシャルティコーヒー専門店で、ドリップが売りのお店のようです。
コンクリート打ちっぱなしの内装で、装飾や物は最小限。
エスプレッソマシンも置いてあり、バリスタが運営するお店、という印象でした。
コーヒーの特徴
コーヒーの種類は少なく、4種類ほどのラインナップでした。
それをドリップや水出しで楽しませてくれるお店です。
コロンビアの水出しを飲みましたが、ほどよくフルーティで美味しかったです。
商売上気になった点
いわゆる教科書的なサードウェーブのお店でした。
コーヒーショップとして見ると普通ですが、このエリアではギャップがあっていいですね。
飛騨高山の古い街並みに、オシャレなコーヒーショップが忽然とある感じです。
外国人観光客にも馴染みがある店構えだと思いますので、繁盛されてました。
かもしれないお店作りをされてました。
ショップデータ
Falò Coffee Brewers
営業時間:8時〜17時(土日は18時まで)
定休日:水曜日
»お店公式HP
第7位 自家焙煎珈琲工房Pèrigord,(岐阜県 下呂温泉)
日本三大温泉である下呂温泉。
その中心エリアのそのまた中心に、自家焙煎店がありました。
お店の特徴
本格的なコーヒー豆売り店です。
一見、観光客向けではなく、地元のニーズにも応えていそうな、地域密着のお店っぽい雰囲気。
コーヒー豆だけではなく、テイクアウト用のドリンクとか、ソフトクリームなどにも力を入れている様子でした。
ここのコーヒーを片手に、温泉街の散策を楽しむと良いかと思います。
店内席は無いですが、店外にベンチやテラス席がありました。
コーヒーの特徴
コーヒー豆はブレンドが中心。
お値段は200gで1,100円程度と、専門店としてはスタンダードな値段感。
アイスコーヒーを飲みましたが、しっかりとコクと苦味のある、みんなが期待するアイスコーヒーの味でした。
商売上気になった点
非常に良いロケーションにありますので、コーヒー関連のお土産物屋としての店作りをすればいいのにな、と思いました。
コーヒーはプレゼント需要を取り込むのに苦戦してきました。
しかし、ドリップバッグやインフューズドコーヒーの登場によって、その壁が崩れようとしています。
それを追いつけ追い越せで、やっていきたいものです。
ショップデータ
自家焙煎珈琲工房Pèrigord,
営業時間:9時〜18時
定休日:火曜日
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第8位 Blossom Coffee(岐阜県 高山市)
高山に行く用事があるので、ついつい高山のコーヒー店のご紹介が多くなりますw
こちらは、ゲストハウスの1階にあるロースターでした。
お店の特徴
ゲストハウス桜花という、リーズナブルで清潔感のある、良ゲストハウスがあります。
私も既に2回お世話になりました。
外国人の旅行客が中心です。
その1階にあるコーヒーショップ。
宿泊客は、50円引きでコーヒーを飲むことができます。
コーヒーの特徴
エスプレッソマシンもあり、カフェラテなどを飲むこともできます。
もちろん、テイクアウト可能。
焙煎機とかマシン類にかなりお金をかけてますねw。
商売上気になった点
外から見る限りでは、お店の存在感があまり感じられませんでした。
コーヒー専門店の存在に気付く人も少ないのではないでしょうか?
せっかくNOVOを導入されているので、やや勿体無いな、と思いました。
頑張って欲しいです。
ショップデータ
Blossom Coffee
営業時間:9時〜17時
不定休
»お店公式HP
あと数店舗、行ったことのあるお店がありますので、機会をみて追加しようと思います。
最終的にはTOP10まであるランキングにします!