でも、色々な店での経験、コーヒーの資格の取得、本当に有効なんでしょうか?
カフェ開業に向けて不安を感じることの一番は、「ちゃんと売上げを作れるのか?」です。
ここを解消するためには「実際に売上つくりに挑戦する」しかありません。
本当に必要な経験なんて、そこくらいです。
でも、意外とみなさんそこを見ていません。
むしろ見たくないんですね。
また、実際に開業してみて、これっていらなかったじゃん!
っていう経験や知識についても解説してみます。
- 将来カフェ開業したいけど不安を感じる方
- フリーターで、色々な飲食店を渡り歩いている方
- 資格・技術などのノウハウコレクター、勉強好きの方
今回の記事を読むと、
・いらない経験・知識がハッキリします。
・開業までに自信を持つにはどうすればいいか、分かります。
・本当に必要な経験・知識に集中することができます。
カフェ開業に感じる不安とは?
カフェ開業するにあたって感じる不安の大部分は、お金や経験に関することかと思います。
- カフェの開業資金はまかなえるのか?
- 開業したとして、売上はたつのか?
- 自分の収入はどうなるのか?
- 焙煎や抽出・調理を仕事にした経験がないけど大丈夫か?
多くの人が、こんな不安を感じるのではないでしょうか?
この不安を解消するためには、
こんな自分でも、
- 売れる商品を作れて
- 集客することができて
- 販売もすることができて
- 実際に売上をつくれる
という、ささやかな成功体験が必要です。
できればこれを、個人でやった方がいいです。
その方がリアルだし、自信になります。
となると、やはり「副業」が一番。
やり方は色々あります。
- コーヒー豆のネット通販
- 週末のマーケット出店
- 間借りカフェ
とりあえず、自分にできそうな挑戦をしてみる。
このような取り組みによって、効率的に成長でき、必要な成功体験が積めます。
「こんな自分でも売上は作れる」という手応えを得ることができたら、カフェ開業への不安は解消されていることでしょう。
カフェ開業にいらない経験・資格・知識
この章では、カフェ開業にいらない経験・資格などを説明します。
もしかしたら、一般的には重要視されがちなものかもしれません。
①コーヒーの知識
コーヒーの知識は本で手に入ります。
今は良くまとまった本がたくさん出版されており、その気になればプロ並みの知識はすぐに勉強できます。
インターネットでも必要な知識は十分手に入ります。
YouTubeでもコーヒー関連の動画も最近は充実してきましたので十分勉強になります。
わざわざ有料のセミナー行って勉強したり、コーヒーショップで働いたり、そんな必要はありません。
独学で十分です。
②資格・技術・セミナー
コーヒーインストラクターなどの資格
コーヒー関連の資格はいろいろありますが、資格ビジネスの餌食になる必要はありません。
お客様は資格のありなしでそのお店の利用を決めるものではありません。
自分がお客様として考えてみるとよく分かります。
今から入ろうとする店のマスターの資格を気にしたことありますか?
コーヒーの資格取得は自己満足、と思って割り切って下さい。
商売にプラスになることは、ほぼありません。
それらで学べる事柄も、いまは無料でネットや本で手に入ります。
カッピング
コーヒーのカッピングのセミナーも毎月のように開催されています。
豆の品質・風味を評価する技術です。
これもほぼ意味が無いというか、むしろ商売するにあたって危険性を感じます。
美味しいコーヒーと品質の高いコーヒーは別です。
カッピングでの評価を重視してしまうと、品質の高いコーヒー=美味しい=売れると誤解してしまいがちです。
点数低いコーヒーの方がお客様ウケはよかった、こんなことはザラにあります。
重視すべきは、自分の店に来店するお客様の味覚に合った味作りができるかどうか、です。
カッピングの点数ではありません。
カフェ開業に必要な資格
食品衛生責任者・・・カフェ開業には必要です。1日で取れるので、時間があるときとっておきましょう。
防火管理者・・・テナントとして入るビルが中規模以上の大きさの場合、必要となる場合があります。店がオープンしてからも少しは猶予期間をもらえますので、テナントが決まってから取得すれば大丈夫です。
必須な資格はたったこれだけです。
調理師免許も、もちろん要りません。
③焙煎の経験
焙煎は職人芸で難しいものと、未だに誤解している人は多いです。
それは昔の話。
いまはテクノロジーが進み、だれでも上手に焙煎ができるようになっています。
もちろん焙煎は奥が深いもので、こだわりだしたらキリがありません。
しかし、美味しい豆を焼くくらいは、3日練習すれば誰にでも十分可能です。
焙煎教室に参加する必要すらありません。
焙煎機を購入すればメーカーの人が指導してくれますので、それで十分です。
焙煎の知識も、今ではYouTubeなどで簡単に手に入ります。
④バリスタや調理の経験
焙煎と同様に、バリスタや調理の経験も不要です。
独学でレシピを学び、個人的に練習するだけで、十分に美味しいものは作れます。
それでも不安な方は、セミナーなどに参加するのも良いでしょう。
⑤アルバイトレベルでの飲食店勤務経験
フリーターしながら、いろいろなカフェや飲食店で勤務して経験を積もうとしている方は多いです。
そのほとんどの方が、自分の夢を実現できるまでに至りません。
この業界ならではのトラップです。
夢を餌にされ、フラフラと同じ周回を走り続けることになります。
・アルバイトレベルの店を回すスキルはわざわざ学ぶ意味が無い
アルバイトで習得できるスキルは、売上作りとは本質的に遠いところにあります。
そのお店でしか通用しない、そのお店を運営するための作業を覚えるだけ、のことが多いです。
・機器の使い方もいらない
焙煎ですら開業時の少しのレクチャーでOKなくらいです。
コーヒーマシンなどの他の機器の使い方なんて、どなたでも秒で理解できます。
開業に必要なものはふたつ。開業資金と売上を作る力
身もフタもない話ですが、カフェ開業に必要なものはふたつです。
- 開業資金
- 売上をつくる力
これだけあれば開業はできますし、また売上もつくれるので潰れることはありません。
副業に取り組むことは、この二つを同時に獲得できることです。
取り組まない手はありません。
売上を作る為に試行錯誤した経験はシンプルに自信になります。
マインドが前向きになり、開業に向けて現実的に考え出します。
開業したあとも、売上作りに向けて色々と手を打てる人になれますので、失敗しにくい体質になります。
これらはアルバイトではなかなか身にはつきません。
自分で試行錯誤し、ゼロから1を生み出す成功体験が重要です。
私は今までに多くの(10店舗以上)飲食店での勤務経験があります。
5店舗ほど、お店の立ち上げも経験しました。
さらに、コーヒーに関してのセミナーなども参加してきました。
しかし、振り返ってみるとかなり回り道したなと思います。
他人のお店でいくら頑張ったところで、本質的な力も本当の自信も得ることができません。
個人で挑戦するのが、一番です。
現在、私は副業で7桁稼げるようになりましたが、もっと早くから取り組めばよかったと思っています。
カフェ開業の不安は2年で払拭できます。
- 自分で商品を作り
- 自分で集客して
- 自分で販売して
売上をつくることは、時間がかかります。
何事も初心者を脱却して結果が出るようになるには、1,000時間かかると言われています。
1日3時間の取り組みで、約1年弱。
私の経験から見ても、これは本当だと思います。
SEOを勉強し
セールスライティングを身につけ
集客し
売上がたつまでには
やはりそのくらいの時間がかかりました。
初めは、多分売れないです。
でもそれで大丈夫。
スタートはそんなもんです。
開業前に、その壁にぶち当たってもリスクがありません。
そして壁にぶち当たったら、「勉強」すればいいだけです。
この順番も大切です。
- まずは「挑戦」
- 「壁」にぶち当たるので
- そしたら「勉強」
その繰り返し。
これを開業後にスタートするのでは、リスクが高いです。
開業前に、まずは2年。
副業でじっくり取り組み、力をつけ、結果が出たとき。
そのときには、カフェ開業がギャンブルではなくなります。
自然と、カフェ開業の不安は解消されているでしょう。
今回は以上です。
ありがとうございました。