先日、こんなツイートをしました。
我々ロスジェネ世代は
⁰安西先生の「諦めたら試合終了」
⁰シンジ君の「逃げちゃダメだ」
⁰このセリフを支えに、今まで耐えてきましたでも今後は、この言葉を再定義する時期
今までは
⁰周りの環境に対しての「諦めない」「逃げない」これからは
⁰自分に対しての「諦めない」「逃げない」— いっちー@焙煎屋 (@icchicoffee) August 24, 2022
最近、ロスジェネ世代のニュースをよくみかけます。
「40〜50代のロスジェネ世代の貧困や悲惨さ」
が報道され、社会問題としてクローズアップされるようになりました。
ロスジェネ世代の時代の影響を、ちょうど一番色濃く受けた年代だと思います。
実は、
ロスジェネ世代の人は、今まで恵まれてこなかったからこそ、今後に大きな可能性を秘めている
と考えています。
これからの時代の礎になる世代。
それが我々です。
それだけに、役目は重要。
良くも悪くも、今後の私たちの意識と行動が大きな影響力を持ちます。
今までの自分達の歴史をどう受け止め、どう消化し、今後どうなっていけば良いのか?
私なりの考え方をまとめてみました。
ロスジェネ世代とは
ロスジェネ世代とは、1970〜1980年ごろに生まれた人。
現在は40〜50代の人で、団塊ジュニアといって人口が多い層の後期と重なります。
この年代が就職活動をして社会に出た頃は、バブル崩壊後。
就職氷河期です。
不景気で就職先は無い。
しかし人は多く、溢れている。
人材派遣が解禁になったのもこの頃です。
正社員雇用の受け皿が無かったこの世代は、非正規雇用に大量になだれ込みました。
そして、日雇い派遣やワーキングプアが社会問題化。
正社員になれた優秀な人でも、安泰ではありませんでした。
不景気で会社の業績も厳しい。
人の変えはいくらでもいるし、上は詰まりまくりです。
そのような社会的な背景があり、ロスジェネ世代に対する扱いは悪くなりがちでした。
無理ゲー感が漂い、病んだり、人格がこじれていった人も多いのではないでしょうか?
ドラゴンボールをリアルタイムで見て育った年代ですが、でも、ジャンプで学んだ「努力」や「友情」で「勝利」を掴むことはできませんでした。
安西先生の「諦めたら試合終了ですよ」と、シンジ君の「逃げちゃダメだ」という言葉を握りしめて、なんとか今まで生き抜いた。
ロスジェネ世代は、そんな感じの人たちです。
ロスジェネ世代の特徴
- 非正規雇用で長年働き続けている人が多い。
- 年収200万円程度が多く、貯蓄も少ない、もしくはゼロ。
- 40〜50代と高齢化しており、今後の不安が大きい。
- 子供は大きく、親は老いて、家族の関係性も過渡期。
- 不遇の時代が長く、自分に自信が無く、自分の価値を感じられない。
もちろん、この世代の中にも正規雇用で長年活躍され、収入も多く豊かに生きている方もいます。
(ただしそのような人でも、現在は経営側に入れるか、ドロップアウト側になるか、分水嶺のタイミングに来ています。)
ロスジェネ世代の多くは、時代の後押しを受けれず、むしろ逆風の中でしんどい思いをしてきました。
ただしそれだけに、プラスの特徴もあります。
- 就職氷河期を経験したので、何事にも慎重。
- 勉強好きで真面目。
- 優秀な人が埋もれていることが多い。
ロスジェネ世代は、「優秀で真面目で仕事の能力は高いのに、不遇の時代が長い為に自分に自信がなく、自分に価値を感じられない。」
ざっくり言うと、そんな傾向があるかと思います。
ロスジェネ世代の現在
ロスジェネ世代は、現在40代〜50代となりました。
そしてこの先どうすればいか、不安を強く感じています。
問題を深刻化させているのが、お金の問題です。
ロスジェネ世代の子供たちが成長し、学費などお金のかかる年代になってきています。
そして親も介護が必要になる年代に。
しかし、収入が少ないうえに貯蓄も少ない世代です。
低収入が続いているので年金の支給額も少ない見込みです。
そのため、自分の老後への不安も強まっています。
先細り感とドン詰まり感が満載です。
内閣府の世論調査でも、その裏付けとなる結果が出ています。
「現在の生活に対する満足度」と「現在の所得や収入」の調査で、40代の世代の満足度がひと際低かったとのことでした。
ロスジェネ世代の不満
私たちロスジェネ世代から、少し上の世代を見ると
「バブル期を謳歌し、みんな正社員雇用で所得の高い世代」
少し下の世代を見ると
「ゆとり教育されるが就職先はあって、なんだかんだ余裕のある世代」
私たちが社会に出たとき、不景気で正社員雇用は狭き門でした。
それでいて終身雇用の残り香はありましたので、正社員になれないと社会からドロップアウトした劣等感を持つことに。
フリーターとして生きていく人が大量生産されましたが、そんな自分を肯定することは難しい時代でした。
昇給がないので、年収が低いまま長い年月を過ごし、生活するだけで精一杯。
貯蓄も溜まらず、年金の支給額もこのままでは低く、将来の不安が大きい。
今までも恵まれなかったし、これからはもっと悲惨なことになりそうだ・・・。
でも、自分達より上の世代も、下の世代も、なんかうまくやっている。
なんて私たちは恵まれない世代なんだ・・・!
不満や不安は、強いエネルギーになる
ただし、ロスジェネ世代の今後に希望が無いワケではありません。
-
なぜなら、
- この世代は変化に対応して行動できる、能力もモチベーションも兼ね備え
- この世代特有の希少価値がある
かつ、
からです。
ロスジェネ世代は、現状に不満や不安を持っている人が多く、それは行動するエネルギーになります。
現状でも、勉強を続け、転職したり、副業したり、起業や独立したり、もしくは検討している人も多いかと思います。
そして40代〜50代とは、
- ひととおり社会を経験した世代。
- 会社や組織のヒエラルキーの底辺近くで、現場でずっと働いてきた世代。
- 社会の最前線で現役を張ってる、最も上の年代。
- 新しいテクノロジーを吸収し、その恩恵を受けられるギリギリの年代。
それだけに、地に足のついた、しかも効果的な次の一手が打てるはず。
私たちは、
「豊かな社会経験をもちながらも、向上心を失わず、新しい時代に対応しながら、実際に行動に移せる世代」
ではないでしょうか?
ロスジェネ世代の逆襲
「平成」の時代をずっと耐え忍び続けた私たちの強みは、
「昭和を理解しながら、令和のやり方で結果を出せる事」
です。
私たちがうらやましく見ていた上の世代も、50代〜60代になりました。
この年代はまだまだ元気です。
なんだかんだお金もある。
人口も多い。
依然として、彼らが日本の消費の中心です。
そして、
彼らが欲しいモノやサービスを、年代の近い私たちなら理解できます。
そして、現在は令和の時代。
副業も解禁になり、副業ブームも起こりました。
インターネットの発展で、自分のネットショップが無料で一瞬で作れる時代。
宣伝も、SNSで無料。
欲しい人にピンポイントで届く。
そしてここ数年で、ネットを通じて個人に直接お金を支払うことへのハードルが低くなりました。
個人でお金を稼ぐ社会インフラが整い、それができる空気感も整いました。
私たちは、その新しいインフラをギリギリ使いこなせる世代。
そう、「ロスジェネ世代は新しいツールを使って、消費の中心の世代向けのサービスが展開できる、唯一の世代」です。
私たちより上の世代は、人口が多くて消費の中心ではありますが、そのようなインフラをもはや使いこなせない世代です。
私たちより下の世代は、インフラは上手に使いこなしますが、消費の中心の50代以上の世代を理解できない世代です。
そして、今の境遇に不満を持っているからこそ、行動に移すエネルギーも持っています。
ロスジェネ世代の新しい成功法則
人生100年時代になろうとしており、私たちは今、人生の折り返し地点にいます。
これからの行動で、豊かに生きることは十分可能なはず。
ですが、今まで燻り続けてきたロスジェネ世代には、新しい成功法則が必要です。
時代は変わっており、今までのやり方は変える必要があるからです。
会社に頼り、個人としての力が脆弱なまま生きる、昭和的な生き方は逆風が吹いています。
それよりも、個人として力を身につけ、会社などへの依存から脱却し、豊かな生き方を模索するべきです。
時代の後押しのある生き方で、今後はさらにその傾向が加速すると思います。
我々ロスジェネ世代は
安西先生の「諦めたら試合終了ですよ」、
シンジ君の「逃げちゃダメだ」、
このセリフを支えに、今まで生き抜いてきました。
でも、そろそろ耐え忍ぶだけでは不十分。
これらの言葉は、今の私たちにとっては呪縛となっています。
今までは、
周りの環境とか、会社など組織人としての
「諦めたらダメ」
「逃げたらダメ」
でした。
でもこれからは、
自分の気質や個性、能力、はたまた自分自身の人生に対して
「諦めたらダメ」
「逃げたらダメ」
と考えたらどうでしょうか?
自分を真剣に生きること、ここにフォーカスをするべきです。
- 「自分の気質や個性」
- 「自分の好きなもの」
- 「自分が得意なもの」
- 「長時間やっていても苦にならないもの」
- 「人より短時間で成果を出せるもの」
- 「理想とするライフスタイル」
自分の特性を測るには、色々なモノサシがあります。
このようなものを参考に考え、
自分自身を十分に発揮して、
自分が充実しながら、
生きていく方法を模索する。
すると、新しくバージョンアップした私たちの成功法則の輪郭が見えてきます。
しかし、我々ロスジェネ世代で、この生き方を一般的なものにできる。
私はそんな可能性を感じます。
ロスジェネ世代には、その特徴を活かせば貧困を脱却し豊かになれる
環境に恵まれなかった世代であり、
経済的な基盤は脆弱であり、
自分に対する自信を失っており、
なおかつ今、
社会不安はかつてなく強くあり、
現状に対する不満は強い。
という世代です。
ならば、ここで一歩踏み出して行動をしてはどうでしょう?
不安や不満は、一歩目を踏み出す強い原動力となります。
個人としてお金を稼ぐことは、今までやったことない人からすれば、確かにハードルが高いです。
いつか個人で稼ぎたい思うものの、具体的にはイメージできませんでした。
でも、やってみれば分かります。
そのハードルは多くの先達が通った道ですし、実は誰でも越えられるハードルです。
今はネットやSNSなどのインフラが充実してます。
時代の後押しがありますので、個人で稼ぐハードルは下がり続けています。
そして、個人でたった月1万円でも、稼ぐことができたとき。
自分の可能性がグッと拡がるのを感じられます。
最初の0→1が一番難しい。
だから、1万円稼ぐことができたら、10万円到達なんて、すぐです。
そして、10万円稼ぐことができたとき。
かつてない安心感と自由度のなかで、全く新しい自分の人生をイメージすることができます。
自己肯定感が増し、自信もつき、将来に対し楽観的になれます。
- 自分に向き合い
- 自分を発揮させ
- 個人で稼ぐ。
その一歩を、踏み出すタイミングに来ているのではないでしょうか?
そうすれば、時代が後押ししてくれますし、踏み出した先に多くの仲間との出会いがあります。
- 自分に自信がない・・・。
- もうすこし勉強や修行をしてから・・・。
- 今の自分では、人様からお金をもらえない・・・。
と、思う気持ちも分かります。
でも、もう人生の折り返し地点ですよ。
もう、本番なんです。
そろそろ、「自分を生きていく」ことをスタートするべきです。
そうなれれば素敵だな、と私は妄想しています。
もし、コーヒーやカフェが好きで、
- 個人で稼ぎたい。
- まずは副業をやりたい。
- 将来は自分のお店が持ちたい。
という方は、このブログのカフェ開業や雑記カテゴリの記事を、ぜひお読みくださいw
長くなりましたので、このへんで。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。