カフェは利益を上げるのが難しく、経営をして行くのが困難な事は承知してます。。
現在、パン、コーヒー、紅茶、ラテアート等の勉強中です。
私達夫婦のカフェ開業計画は甘いのでしょうか?
ネット上でカフェ開業についてググると、
- 飲食の経営は大変
- カフェで起業するとだいたい失敗する
- 開業3年で7割の店舗が無くなっていく
- カフェ開業で独立なんて、甘すぎる夢だ
こんな情報がわんさか出てきます。
果たして、本当に「カフェ開業を考える人って甘すぎる」のでしょうか?
多くの人に共通する失敗するポイントとは?
カフェ開業に失敗する方って、以下のような思考をしがちです。
「自分のやりたいことを、やれる範囲でやって、カフェ開業を成功させたい」
・・・でも、これって、とても自己中心的な思考だと思いませんか?
悪いと言っているわけではありません。
でも、自分がやりたいようにやって成功するのって、確率的には少し厳しめなのではと思います。
成功している人は、
「求められることに合わせて、自分や自分の店を適応させる」
ということを、ナチュラルに行なっています。
成功するべくして成功しているんですね。
さて、冒頭の質問の方ですが、かなりの確率で失敗する匂いがします。
- 自宅の1階で開業したい
- パン、コーヒー、紅茶、ラテアート等の勉強中
と、ありましたが、肝心なものがすっかり抜けています。
人々に
- 求められるお店を
- 求められる場所で
- 求められる商品や
- 求められるサービスを
提供する、という視点です。
そうです。
この方は、ニーズから逆算して考えていないんですね。
質問者さんのように、
- 自分のできる範囲で開業準備して
- 自分の興味あるやりたいことを勉強する
・・・という、自己中心的にカフェ開業を進めてしまうと、多くの場合は失敗します。
ニーズから逆算しない為に、
- 的の外れたお店
- 的の外れた商品やサービス
- 的の外れた経営
に、なってしまう可能性が高いからです。
カフェ開業を考える人の本当に甘いポイントとは?
この質問者さんに関してさらに言うと、「集客」を意識されていないことが致命傷に思えます。
「集客」はカフェ開業どころか、全てのビジネスにおいて非常に重要なポイントです。
自宅の1階での開業する理由は、多分、家賃がかからないからですよね。
しかしこれは、リスクを取ることを嫌い、「集客」を第一に考えていない判断です。
パンやコーヒーやらを勉強中、というのも的が外れてます。
まず取り組むべきは集客です。
- SNSをやってみる
- ネットショップをやってみる
- 間借りカフェをやってみる
集客力は実践してはじめて身に付くものなので、勉強と実践をバランス良く行う必要があります。
コーヒーの勉強よりも、まずは集客を優先すべきです。
集客の取り組みで成果を出すには、パンやコーヒーなどの勉強よりも、断然時間がかかるからです。
ネットショップなどで小さく自分の商売を始めて、集客力という筋肉を鍛えることは、とても効果が高いです。
商売に必要な筋力を効率的に鍛えることができます。
しかしそれをせずに、いきなりカフェ開業に向かってしまうと、筋肉痛どころか筋断裂してしまう可能性があります。
そうなると、カフェ開業がギャンブルになってしまいます。
これが、カフェ開業を考える人の最大の甘いポイントです。
取れるリスクに応じたリターンになることを理解しよう
とはいえ、最初はできるだけリスクが少ない状態でカフェ開業したいもの。
そうなると自宅の1階での開業は、家賃がかからない分、リスクが少なく魅力的です。
しかし、商売にとってロケーションは大事です。
家の場所が通行人量の多い通り沿いでない場合、商売にとっては、かなりの痛手です。
ですが、「そこは割り切る!」というのも全然アリです。
売上はかなり少ないスタートとなることは覚悟しましょう。
取れるリスク=得るリターン
なんです。
それでも、家賃がゼロなので潰れることはありえません。
しかし、一家の生活を支えるほどの収益を得ることは、難しいかもしれませんね。
そのため、「夫婦で運営」するのではなく「夫婦のどちらかで運営」が正解になるかもですね。
どちらかは別に働きに出て、リスクを分散させれば、OKです。
そうこうしている内に、
- 情報発信を継続的に行い
- お客さまの反応をもとに商品やサービスの改良を繰り返し
- 徐々に集客力を身につけ
お店を繁盛させます。
そこまでお店が忙しくなったら、二人でやれば良いのです。
【結論】 カフェ開業は甘くて良い。未経験でもうまくいく方法はある。
カフェの経営は、黒字化する以上の売上を作ればうまくいきます。
当然ですね。
それには、
- 売れる商品作り
- 集客
が必要で、あとはできる限りコストを抑えれば安全です。
しかし、特に「集客」の準備をおざなりにしている方が多いです。
そのような方は、「考えが甘い」と指摘せざるを得ません。
しかし、集客まで考えていて、考えるだけでなく
「実践を通して、集客力を獲得しようと行動している方」
なら。
そのような方であれば、大丈夫です。
集客力という筋肉を鍛えた状態ならば、「カフェ開業は甘いもの」です。
そして、集客力を鍛えるためには、
- まずは何でもいいから売ってみること
- 情報発信して集客すること
これが鉄板です。
最初は売れませんが、継続すれば必ず売れます。
さらにお客様がリピートしてくれると、自信になります。
もちろん、お金にもなります。
そのうち、
- こんな商品を
- こうやって情報発信すれば
- このくらいは売れる
という感覚が掴めてきます。
そこまできてしまえば、「カフェ開業なんて甘過ぎる夢」などと言っていた周囲の人も黙るようになります。
そして、
「カフェ開業、今の自分ならできるかも・・・?」
と思えたら、もう大丈夫。
そんな人なら、カフェ開業がギャンブルではなくなります。
カフェ開業が、現実のものとなるでしょう。
・カフェ開業につながる副業の取り組み方
・カフェ開業をなるべく低資金で安全にやる方法
これらの具体的なことは、過去の記事で解説しています。
よろしければ、ご一読ください。
今日のところはこのへんで
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。