浅煎りって酸っぱくないの?
美味しいの?
【コーヒー豆】浅煎りおすすめの国
コーヒー豆で浅煎りで美味しい国を、ざっくりピックアップすると次の通りです。
・パナマ
・コスタリカ
・エルサルバドル
・ホンジュラス
・ニカラグア
・ドミニカ
・キューバ
・ジャマイカ
・コロンビア
・エチオピア
・ケニア
・ブルンジ
・ルワンダ
中米・カリブ海・アフリカの国々ですね。
これらの国の豆は酸味が軽く華やかで、
浅煎りの焙煎レベルで
ポテンシャルを発揮することが多いです。
中米の国はフローラルで軽やか。
アフリカの国はフルーティで香りが強い。
こんな感じで覚えると
良いかと思います。
コーヒー豆で浅煎りとは?
浅煎りのコーヒーの焙煎レベル
コーヒー豆の焙煎レベルは、
浅い方から
シナモンロースト
ミディアムロースト
ハイロースト
シティロースト
フルシティロースト
フレンチロースト
イタリアンロースト
このような段階に分かれています。
本記事では、コーヒー豆で浅煎りとは
「ミディアムロースト〜ハイロースト」
のことを差すこととします。
シナモンローストは極端なので除外しました。
浅煎りコーヒーの風味の特徴
浅煎りコーヒーの風味は、フルーツや花に例えられることが多いです。
・シトラス
・リンゴ
・ぶどう類
・トロピカルフルーツ類
・ピーチ
・アプリコット
・ベリー類
・レモングラス
・ジャスミン
主にこんな感じの風味です。
「浅煎り=酸っぱい」、というイメージを持っている人も多いのですが、今のコーヒーは違います。
酸っぱいというより、「華やか・爽やか・フルーティ」といった表現の方が、ピッタリきます。
特に、熟度の高いフルーツ(レッドグレープ・パイナップル・マンゴー・ピーチ・チェリー・ベリー類など)で味が表現されている豆は間違いないです。
(主観的意見)
今は個性豊かな豆たちがたくさんありますので、是非それらの果実感を味わっていただきたいです。
おすすめの浅煎りコーヒー豆10選
パナマ産ゲイシャ
まずは中米の豆から。
ゲイシャは、なんといっても名実ともに
世界一のコーヒー。
この豆は希少価値ではなく、
純粋に豆の味で評価されて
高値で取引されるようになりました。
突き抜けたフルーティさを
持っている豆です。
いまでは多くの国で生産されていますが
やはりパナマ産の風味が
一番かと思います。
パナマ産はゲイシャ種以外のコーヒーも
とても美味しいです。
コスタリカ産レッドハニー製法の豆
コスタリカと言えば、
イエローハニーかレッドハニー製法の豆、
というイメージがあります。
レッドハニーは
果肉をあまり除去せずに
豆を乾燥させる方法。
個性が強く際立つ製法とされています。
製法上、管理が難しく
大量生産に向きません。
アフロ豆にてコスタリカ産の珍しいビジャサルチ種のレッドハニーを販売しています。この希少な豆でしか味わえない風味が楽しめます。
ニカラグア産ジャバニカ種のコーヒー
ジャバニカ種は、
ロングベリーの形状のフローラルな香りの豆。
浅煎りでもマイルドな味。
後味にかすかな甘みが残り、
上品な風味の豆です。
ジャバ島から移植されたコーヒーなので、
ジャバニカという名前になったとのこと。
クセがなく、
柔らかな甘みが特徴で
飲んだ人を
ほっとさせてくれるコーヒーです。
ホンジュラス産のコーヒー
中米のコーヒー新興国、
ホンジュラス。
最近はクオリティが上がり、
でも価格は抑えめのままで
つまり
コスパが良い国です。
フルーティーな豆で
コスパNO.1は
ホンジュラス。
と、覚えてくださいw
小規模農園が多く
クオリティはやや安定しませんが、
でも大きな失敗もない国です。
ドミニカ共和国のコーヒー
中米からは少しズレますが、
カリブ海のコーヒーにも注目です。
なかでも、
ドミニカ共和国のコーヒーは
しっかりしたボディ感がありつつも
爽やかなフルーティ感もあって、
非常に素晴らしい風味を持ちます。
浅煎りでマスカットのような
爽やかさ、中煎りではナッツ系の
香ばしさを味わえるコーヒーです。
特におすすめはナチュラル製法。
カリブ海の強い日差しを感じさせる
とてもフルーティで完熟感のある
風味を楽しめます。
酸味がきつくないので、
ミディアムローストあたりの浅煎りが
おすすめです。
エチオピア産イルガチェフェ
ここからは、アフリカのコーヒー豆
人気のイルガチェフェは
当たりハズレも多い豆ですが、
こちらもフルーティな豆の代表です。
というか、スペシャルティコーヒーの
代表というくらい、
ブランドを確立しました。
外せません。
最高級品質のイルガチェフェは
ベリー系の強い風味がします。
エチオピア産グジ
シダモ地方グジ地区産のコーヒーです。
近年では
イルガチェフェに並ぶ勢いで
注目されている地区。
注目すべきは品質で
高いクオリティで安定していて
当たり外れがありません。
柑橘系の爽やかさがある
コーヒーが多いです。
有名なゲイシャの原種である
ゲシャ種の生産も行われています。
ルワンダ産スカイヒル
近年注目を集めている
ルワンダ産のコーヒー。
海外からの技術協力により、
急速に発展しています。
力強いフルーティな味わいで、
キャラクターの立った豆を
数多く生産しています。
また、これといった地域や農園は
見当たりませんが、全体的に
品質が良い印象があります。
名門石光商事がスカイヒルという
銘柄のコーヒーを輸入しており、
とても高品質です。
他のアフリカ諸国と比べても
コスパが良く、おすすめです。
浅煎り〜中煎りのレンジまで
幅広く対応できるコーヒーです。
イエメン産のイスマイリ
実は、
私がいままでで一番感動したコーヒーが
このイスマイリです。
イエメン産コーヒーの特徴は
- 個性が豊か
- キャラが濃い
- 品質が安定しない
こんな感じで、
古き良きコーヒーそのままを
感じることができます。
内戦などで発展が阻害され
古いやり方がそのまま
残ってしまっている影響かと。
地方によって
味がガラっと変わるのですが
私はこのイスマイリがお気に入りです。
その風味をひとことで言うなら
「薬膳ワインフレーバー」。
わけのわからない
複雑で豊かな味ですw
でも、品質がピンキリなので
ご注意ください。
当たり外れの振り幅がMAXな
コーヒーです。
コロンビア産ナリーニョ地区産のコーヒー
コロンビアは南米ですが、
浅煎りでフルーティな風味になるコーヒーも
生産されています。
おすすめはナリーニョ地区。
特殊な気候条件が要因で
とてもキャラクターが立った
風味のコーヒーに仕上がっています。
フルーティでありながら
しっかりとしたコーヒー感。
ハイブリッドな風味を
楽しむことができます。
浅煎りコーヒーを美味しく飲む入れ方(淹れ方)
浅煎りのコーヒーを美味しく飲む為の淹れ方のコツを解説します。
浅煎りのコーヒーの抽出は
一般的に、
- 湯温は高め
- 抽出時間は長め
を意識します。
湯温は高め
お湯の温度が高いと、
成分を抽出しやすいです。
浅煎りのコーヒー豆は
深煎りと比べると
熱によってコーヒー豆の組織があまり
破壊されていません。
それだけ、成分の抽出が
しにくい
ということになります。
そこで、
お湯の温度を高めにしてあげる
ことによって
成分をより抽出しやすくします。
抽出時間は長め
同じ理由によって
抽出時間は長めにします。
とくに、
蒸らしの時間は長めにとります。
1分ほどかけると良いでしょう。
また、
抽出に時間をかけることによって
しっかりと苦味成分を抽出させる
ことができます。
これによって
酸味成分とのバランスをとり
飲みやすい風味に
仕上げることができます。
フレンチプレスが真価を発揮する
・湯温を高く
・抽出時間を長め
と、いうことで浅煎りのコーヒーは、
フレンチプレスが真価を発揮します。
余すこと無く成分を抽出してくれる
器具ですので
浅煎りのコーヒー豆の魅力を
しっかりと発揮させてくれます。
まとめ 【コーヒー豆】浅煎りの豆おすすめ10選
「美味しさ」は人それぞれに違います。ロースターはそれぞれが美味しいと思う味を表現しており、強い酸を好むお店もあります。
私の経験上、味の表現に
・青リンゴ
・プラム
・グレープフルーツ
・レモン
これらが書いてある豆は要注意です。
地雷の可能性があります。(超主観的意見)
ただし、基本的にグアテマラをのぞく中米とカリブ海の豆は浅煎りで美味しいです。
浅煎りの豆選びは、
”中米産で熟度の高いフルーツで味を表現されているもの”
(例えばベリー・ピーチ・洋梨など)
を選べば間違いないです。(超主観的意見)
カンタンですね。笑
それで浅煎りにハマることができた方は、ドミニカ・エチオピア・ルワンダ、といった国にもチャレンジしてみてください。
今日はこんな感じです。
ありがとうございました!
アフロ豆にてコスタリカ産の珍しいビジャサルチ種のレッドハニーを販売しています。この希少な豆でしか味わえない風味が楽しめます。