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コーヒー焙煎

コーヒー生豆を自家焙煎する5つの方法【やり方・コツ・メリットを解説】

困る人
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コーヒー生豆って、自分で焙煎できるの?
どんな方法があるの?
焙煎方法によってコーヒーの美味しさに差は出るの?
焙煎のやり方とコツは?
それぞれの方法のメリット・デメリットは?
アフロ焙煎長
アフロ焙煎長
自宅でのコーヒー生豆の焙煎方法について、その全てを焙煎士が解説します!
この記事を書いた人
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コーヒー生豆を自家(自宅)焙煎するやり方は、たくさんある

ーヒー生豆を自家(自宅)焙煎するやり方は、たくさんある
アフロ
アフロ
コーヒー生豆を自家焙煎するやり方は、主に5つあります。
  • フライパン
  • 手網焙煎器
  • 手回し焙煎器
  • 電気式焙煎機
  • ガス式焙煎機

それぞれ、メリットデメリットありますね。

ですので、特に次の4点

  • コスト
  • どのくらいお金がかかるのか?

  • 風味
  • どのくらいコーヒー豆のポテンシャルを引き出し、良い味を出せるのか?

  • 手間(掃除やメンテ含む)
  • 導入や焙煎、掃除やメンテなどトータルの手間はどのくらいかかるのか?

  • 難易度
  • 焙煎はやりやすいか?味の再現性はあるのか?

この4つを中心に
5つのコーヒー生豆の自家焙煎の
やり方について、解説して評価します。
 

コーヒー豆を自家焙煎する4つのメリット

コーヒー豆を自家焙煎するメリットですが、主に4つあるかと思います。

  1. 生豆が安く買える
  2. コーヒーの生豆は安いです。
    焙煎された状態のコーヒーよりも、1/3〜1/4程度の値段で購入することができます。
    だから、高品質のコーヒーでも買いやすいです。

  3. たくさんの種類を買い溜めできる
  4. コーヒーの生豆は長期間の保存ができます。
    そのため、多くの種類の在庫を抱えることができ、そのときの気分によって選ぶ楽しさが生まれます。

  5. 自分に合った焙煎度合いを選べる
  6. 焙煎を自分で行うと、自分好みの味に仕上げることができます。
    また、同じ豆でも浅煎りと深煎りと両方を試すことができ、コーヒーの楽しみが広がります。

  7. 新鮮な状態のコーヒー豆を使える
  8. 焙煎されたコーヒー豆は、劣化が早いです。
    香りのピークは焙煎後3〜5日目です。
    このときを逃さず、最高の風味を味わうことができます。

アフロ
アフロ
焙煎の手間はかかりますが、このようにたくさんのメリットがあります。
焙煎もハマると楽しいので、是非挑戦してみてください。

コーヒー生豆自家焙煎の5つの方法をそれぞれ解説します

コーヒー生豆自家焙煎の5つの方法をそれぞれ解説します
それでは、
コーヒー生豆の自家焙煎5つの方法
それぞれについて、
詳しくみていきます。

フライパン焙煎について

フライパン焙煎について
用意するもの

フライパン
ステンレス製のザル
ドライヤー

  • コスト ★★★★★
  • 家にあるものでできるので、コストはほぼゼロです。

  • 風味 ★★★
  • 焙煎中に豆同士が密着しにくいので、表面の焙煎が進みやすい傾向があります。その店に注意して焙煎すれば、風味も問題はありません。

  • 手間 ★★★
  • フライパンなので、メンテナンスは不要です。
    しかし、焙煎中にずっと攪拌しつづけなければいけないことや、チャフがコンロ回りを飛び散るので掃除が必要なこと、これらの手間がかかります。

  • 難易度 ★★★★
  • 直火ではないので、ムラができないように焙煎することは、比較的簡単です。ただ、攪拌を頑張らないといけないので、難易度は少し高めです。

フライパン焙煎のコツ

最初は弱火で、
じっくり水抜きをやってあげます。
また、フライパンの底1面に
薄く広がる程度の量が
焙煎しやすいです。

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手網焙煎器について

手網焙煎器について
用意するもの

手網焙煎器
金網
ドライヤー

金網
金網は100均一で売ってる金属製の網で大丈夫です。金網はガス火の熱を攪拌させて、柔らかく手網に熱を当てる効果があります。

  • コスト ★★★★
  • 手網は2,000円〜3,000円程度で購入できます。高いモノだと、7,000円くらいするものもあります。

  • 風味 ★★★
  • 火力の調整がピーキーですが、ほどよい火力を見つけることができれば上手に焼けます。直火は難しい面もありますが、ときどきビックリするくらい良い風味が出ることがあります。

  • 手間 ★★★
  • 焙煎中はずっと振り続けるので、少し大変ですね。チャフはある程度抑制できますが、細かいチャフでコンロ回りが汚れます。

  • 難易度 ★★★★★
  • 直火となるので、火力の調節がピーキーです。焙煎中の攪拌もけっこう大変なので、難易度はMAXとしました。

手網焙煎のコツ

火力は強めで、
しかし
手網は火から少し遠い
高い位置で焙煎します。
「強火の遠火」
を心がけると失敗しにくいです。

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手回し焙煎器について

手回し焙煎器について
用意するもの

手回し焙煎器
金網
ステンレス製のザル
軍手

  • コスト ★★★
  • 手回し焙煎器の価格は安いもので15,000円程度〜高くて45,000円くらいです。手回しではなく、モーターが付いていて自動で回ってくれるタイプのものがあり、そちらはもっと高いです。

  • 風味 ★★★★
  • 本格的なガスの直火焙煎機と遜色ない味を出すことができます。火力の調節だけに集中できるので、味の再現性も高いです。

  • 手間 ★★★★★
  • 焙煎時はフライパンや手網より、取っ手をクルクル回すだけなので、格段に楽になります。基本的にメンテナンスも掃除も必要ないので、手間が最もかからないタイプと言えます。

  • 難易度 ★★
  • 焙煎中の豆の撹拌も容易で、味の再現性も高いです。

手回し焙煎のコツ

水抜きの段階は弱火で
1ハゼまではやや強め
1ハゼ後は弱めの
火力を心がけます。

手回し焙煎のやり方を動画にて解説しています。

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電気式焙煎機について

電気式焙煎機について
用意するもの

電気式焙煎機
(機種によっては)
ドライヤー
ステンレス製のザル

  • コスト ★★
  • 機種によってピンキリです。安いもので10,000円程度、高いもので35万円程度です。
    安い機種だと、ポップコーンを作るマシンと同じ程度のつくりで、ホットプレートに攪拌装置が付いただけのものになります。この場合、冷却の為にドライヤーとザルの用意が必要です。

  • 風味 ★★
  • 安い機種だと、風味はそれなりになります。電気式の特徴として、豆の個性があまり発揮されません。ただし高級機となると、狙ったとおりの焙煎ができますので、本格的な焙煎機と同等の味作りが可能となります。

  • 手間 ★★★
  • 焙煎は基本的にボタン一つで可能なので、一番楽ですね。ただし、メンテナンスが必要となり、その分の手間はかかります。

  • 難易度 ★
  • ほぼ全自動で焙煎から冷却までやってくれます。難易度など無いに等しいです。


動画でも解説してます。

 

ガス式焙煎機について

ガス式焙煎機について
用意するもの

ガス式焙煎器

  • コスト ★
  • 家庭用の超小型焙煎機だと、通常55万円程度です。

  • 風味 ★★★★★
  • 火力の調節と風力の調節が可能で、業務用の本格的な焙煎機と全く一緒の味作りが可能です。

  • 手間 ★★
  • 排気を出すダクトを換気扇まで設置すること。
    換気扇が汚れるので掃除すること。
    焙煎機自体のブロワーをこまめに掃除すること。
    こんな感じで、設置やメンテに手間がかかります。

  • 難易度 ★★★
  • 操作と焙煎のコツを覚えるのに、少し時間がかかるでしょう。ダンパー、ブロワー、火力、など調節するパラメータが複数ある為です。

 

コーヒー生豆を自家焙煎するやり方 まとめ

コーヒー生豆を自家焙煎するやり方 まとめ
以上、5つのコーヒー生豆を自家(自宅)焙煎するやり方を解説してみました。それぞれのコスト・風味・手間を一覧で比較してみます。

コスト 風味 手間
フライパン ★★★★★ ★★★ ★★★
手網焙煎器 ★★★★ ★★★ ★★★
手回し焙煎器 ★★★ ★★★★ ★★★★★
電気焙煎機 ★★ ★★ ★★★
ガス焙煎機 ★★★★★ ★★

トータルで考えると、
手回し焙煎器が家庭用としては優秀ですね。
焙煎が楽なうえに、
コストがあまりかからないことが魅力的です。
難易度も低めです。

また、
コーヒー豆の個性も
ちゃんと引き出してくれて、
風味も良いです。

ただし、
安くても1万円以上はかかりますので、
そのコストをどう捉えるかですね。

コーヒー生豆は安く、焙煎された通常の豆の3分の1〜4分の1の価格で手に入ります。と言うことは、月に2,000〜3,000円程度のコーヒー豆を買う方なら、1年くらいで十分に元がとれてしまう計算になります。

コーヒー生豆の焙煎、興味ある方は
一度検討されてみてはいかがでしょうか?

コーヒー生豆は、
ネットショップで買うとお得です。
記事にしてますので、
もしよかったらご覧ください。

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今日はこんな感じです。
ありがとうございました。

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