- これから自宅でコーヒーの焙煎をはじめたい方
- コーヒーの焙煎を基本から学びたい
- 焙煎によって風味の細かい調節ができるようになりたい
- 将来的に、コーヒー自家焙煎店の開業を目指したい方
この記事の動画を見るだけで、焙煎の基本的な勉強としては十分な内容になっています。
テキストで学びたい方はこちらの記事↑をどうぞ。
コーヒー焙煎の基本的な流れ
コーヒー焙煎教室の第1回目は、焙煎の基礎・基本です。
まずはここをしっかりと理解しましょう。
どのような焙煎機を使ったところで、焙煎の基本は同じです。
基礎をしっかりおさえることで、色々と応用が効くようになり、どんな焙煎機も使いこなせるようになります。
- 焙煎は実は簡単
- 焙煎を学ぶにはフライパン焙煎が良い
- 焙煎の工程は、
- 焙煎時間は10〜15分程度
- 1ハゼ開始は6〜10分
- 浅煎りの場合は1ハゼ開始時に火力を弱める
- 水抜きをじっくりやると失敗しにくい
1・水抜き
2・焙煎
3・1ハゼ
4・2ハゼ
5・冷却
コーヒー生豆の選び方
コーヒーの味は、コーヒー豆選びが8割です。
コーヒー豆選びの原則
・豆の価格と品質は比例しない
・カッピング点数と美味しさも比例しない
・豆のグレードと美味しさの関係性も薄い
【コーヒー豆選びのポイント】
国、地域、生産方法で選ぶ
・中米・・・フローラルな風味
・南米・・・コーヒー感が豊か
・アジア・・・コクと苦味が豊か
・アフリカ・・・フルーティな風味
※グアテマラ・インドネシア・エチオピアは地域によって風味がかなり変わる
精製方法について
・ナチュラル・・・ボディ、風味強め
・ウオッシュト・・・クリーンでクリアな風味
・ハニー製法・・・両方のいいとこ取り
深煎りで美味しいおすすめの豆
・ブラジルのナチュラル
・グアテマラのウエウエテナンゴ産
・インドネシアのマンデリン、トラジャ
・タンザニア
・エチオピア
コーヒー生豆の鮮度も重要
ニュークロップ、カレントクロップを買う
手回し焙煎の基本的なやり方
- 焙煎すると約2割重さが減る
- 水抜きはやや弱めの火力で
- 5分経ったら火力を少し上げる
- 1ハゼは少しくもった音
- 1ハゼが来たタイミングをみて、調整の目安とする
- 1ハゼ後は火力を少し弱める
- 2ハゼは高い音
- 2ハゼ来たら火力をさらに絞る
- 冷却は素早く
ユニオンサンプルロースター 500g用
KAKACOO コーヒーロースター 400g用
珈琲考具 コーヒーロースター200g用
アウベルクラフト 珈琲焙煎機200g用
浅煎り・深煎りの焙煎のコツ
浅煎りの焙煎のコツ
・ゆっくり焼く
・1ハゼ手前、豆が茶色く変色したタイミングで火力をやや絞る
深煎りの焙煎のコツ
・1ハゼ終了後に火力をやや絞る
・2ハゼ開始時に火力を絞る
・時間はかけ過ぎない
焙煎の調整の基本
・焙煎時間を早く
→酸味が強調される・ボディが強く出る
・焙煎時間を長く
→苦味が強調される・クリアな風味になる
コーヒー焙煎機の選び方
- どのくらいの大きさの焙煎機が必要か?
- 焙煎機の熱源
1日に必要な焙煎量から割り出す。
1日に10kg程度の焙煎量なら、1kg焙煎機でOK。
副業や小さな喫茶店なら、サンプルロースターで十分。
ガスの焙煎機
味・・・個性が出る
操作性・・・マニュアル
メンテナンス・・・10回焙煎毎に1回
価格・・・100万円程度からピンキリ
電気の焙煎機
味・・・個性が出ない
操作性・・・オート
メンテナンス・・・ひと月に1回
価格・・・本格的なものは300万円〜
ガス焙煎機の直火式・半熱風式とは?
・直火式・・・火力が直接伝わる・ボディを出しやすい
・半熱風式・・・火力がややマイルド・クリアな風味にしやすい
焙煎機の細かい違いはあまり意識しなくて大丈夫です!
別動画で、電気とガスの焙煎機の違いを詳しく解説しました。
コーヒー焙煎で香りが出ないときの対処法
- 焙煎に時間がかかり過ぎている(中コゲ)
- コーヒー豆に合っていない焙煎度合いで焼いている
- 焙煎後、3日以上寝かせていない
- そもそも、弱い香りのコーヒー豆であること
- 豆選びのコツ
- ボディ重視の焙煎のやり方
・南米・・・中煎り〜深煎り
・中米・・・浅煎り〜中煎り
・アジア・・・中煎り〜深煎り
・アフリカ・・・浅煎り〜深煎り
・香りの華やかな地域の豆を選ぶ
・ナチュラル製法の豆を選ぶ
・収穫年度の新しい豆を選ぶ
水抜き後、本格的な焙煎に入ったらしっかりと熱を加える。
豆の個性に合った焙煎レベルで焼き上げる。
- 浅煎りが適した国
- 中煎りが適した国
- 深煎りが適した国
・パナマ
・コスタリカ
・ホンジュラス
・ニカラグア
・ドミニカ
・エチオピア
・エチオピア
・ケニア
・イエメン
・ブラジル
・コロンビア
・グアテマラ
・パプアニューギニア
・インドネシア
・パプアニューギニア
・ブラジル
・コロンビア
・エチオピア
浅煎り向きの国の豆を深煎りにしても、美味しく飲めます。
コーヒー焙煎時間の基本的な考え方
焙煎時間が短い・長い、それぞれにメリット・デメリットがあります。
この動画で焙煎時間風味に与える影響の基本を理解すると、最適なバランスを見つけることができるようになります。
焙煎時間が短いと・・・
風味が強く、味が濁る。
焙煎時間が長いと・・・
風味が弱く、味がクリアに。
ちょうど良いバランスとは、
「狙ったレベルの化学反応が均一に起こせる、最短の時間」
- 少量焙煎や浅煎りの場合は9〜13分くらい
- 大量焙煎や深煎りの場合は11分〜15分くらい
※ただし、焙煎機や豆の種類、一度に焙煎する量によっても変化します。
コーヒー焙煎「ムラ」への対処方法とは?
焙煎でどうしても気になる「ムラ」について解説しました。
ムラの原因とは
- 一度に焙煎する量が少ない
- 粒の大きさや品種が異なる豆が混在している
- 焙煎時間が短い
ムラをつくらないための対策とは
- ムラになりにくい豆を選ぶ
- できるだけ多くの豆で焙煎する
- 焙煎の初期段階の水抜きをじっくりと進める
- 焙煎後にハンドピックをする
しかし、ムラは本当に悪いことでしょうか?
家庭での焙煎では、ムラができて当然。
そして、ムラがあってもイコールで不味いワケではありません。
むしろ、ムラがあるからこそ豊かな風味を味わえる可能性があります。
通わないコーヒー焙煎教室 焙煎初心者の方へのメッセージ
焙煎は身近で、簡単なものです。
あまり堅苦しく考える必要はありません。
コーヒー焙煎=職人技、のようなイメージがあるかもですが、違います。
焙煎は火加減の調節だけ、単純です。
基本的な流れと火力調節のコツを抑えて、2〜3回トライすれば、必ず上手く焼けるようになります。
生豆は安いし、長期保存もできるので手軽に買えます。
また、フライパン焙煎なら初期投資もかかりません。
是非、トライしてみてください。
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