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1位〜5位まではこちらの動画でも語ってみました。記事読むのがメンドウな方は、こちらをご覧下さい。
コーヒーが美味しい国ってあるの?
コーヒーが美味しい国ってどこでしょうか?
美味しさは人それぞれ感じ方が異なります。売れている人気のコーヒー豆が美味しい、ということで推し量るしかないでしょうか?
ただ、コーヒー豆は値段が安い国と高い国があります。当然、安い国の豆の方が売れやすいです。
例えば、ブラジル産は全般的に安く売れやすい。しかしケニア産は高く、美味しい豆でも売れにくいです。
なので、一概に売れている豆=美味しいとは言い難いです。
そこで、
- 風味の個性が強い
- 品質が高い
- 人気
この3項目で評価し、できる限り客観的な「コーヒーが美味しい生産国のランキング」を作ってみました。
尚、豆はスペシャルティグレードのものを想定しています。なので「量販店ではなく、コーヒー専門店で購入できるコーヒー豆」が対象です。
それでは、コーヒーの美味しい国ランキングTOP10を見ていきましょう!
コーヒーが美味しい国ランキング TOP10
第1位(13P) ブラジル
風味 ⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐⭐⭐
合計 13P
不動の人気No.1は安定のブラジルです。
価格が安いので売れている面もありますが、味の面でも確かな人気があります。
しっかりとしたコーヒー感、飲み易いマイルドな口当たりと、「THEコーヒー」っていう風味を持っています。
ホッとひと息、リラックスしたいときにはブラジルがおすすめです。
第1位(13P) エチオピア
風味 ⭐⭐⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐⭐⭐
合計 13P
コーヒーの原産国。昔からエチオピアモカの人気は高かったですが、イルガチェフェの登場で実力も突き抜けました。
トップクオリティのものには、完熟感のある甘みをともなった濃厚なフルーティさがあります。他の国にはない、複雑な果実味。土壌に何か秘密があるとしか思えない。
品質も価格もピンキリで振り幅が広い国ですが、人気実力ともにNo.1にふさわしいです。
第3位(12P) インドネシア
風味 ⭐⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐⭐
合計 12P
マンデリンとトラジャがブランド化していて人気があります。
風味のバリエーションが豊富な国。スマトラ式と呼ばれる乾燥方法で、独特で強いボディを実現。オイリーで野太いコクが持ち味です。
主に深煎りで実力を発揮しますが、近年はクリーンでフルーティな豆も生産されています。
第3位(12P) コロンビア
風味 ⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐⭐
合計 12P
ブラジルと同じく、安心して飲める「THEコーヒー」感があります。
生産地域によって華やかなフルーティさもあり、南米と中米のいいとこどりをしたような国。
第3位(12P) グアテマラ
風味 ⭐⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐⭐
合計 12P
他の中米の国とは一線を画す、強いボディと満足度の高いコクを持つ風味。生産地の標高の高さがそれを可能にしています。
中米的な華やかな豆も多く、風味の振り幅が広い国。
第6位(11P) ケニア
風味 ⭐⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐
合計 11P
品質が全般的に高く、ごく稀にびっくりするくらい風味の強い豆もある。
人気が高騰したために価格は高め。価格以上の実力がある豆を探すことは難しい。
どちらかというと、マニアの間で人気がある国。
第6位(11P) パプアニューギニア
風味 ⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐
合計 11P
個人的には、コスパNo.1の国。
クリーンな飲み口で、深煎りに耐えられるボディ感もある。アジアの豆には珍しくフルーティさも。
人件費が低く、アジアの為に輸送コストも抑えめ。その為に価格が安いが、しかし品質は高いという・・・。
第6位(11P) コスタリカ
風味 ⭐⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐⭐
合計 11P
中米で、個性的な豆を量産している国。
情熱ある農園主も多く、技術的にハードルが高いことに挑戦している。
ハニープロセスという、豆の果実感を強く残す生産方法が有名。ホワイトハニー、イエローハニー、レッドハニー、ブラックハニー、と色々あって面白い。手間がかかる分、価格は高め。
第6位(11P) パナマ
風味 ⭐⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐
合計 11P
人気実力ともにNo.1のラ・エスメラルダ農園が有名。ゲイシャを世に送り出した。
ゲイシャ以外の豆も、「THE中米」的な華やかなフルーティ感が強く、品質も高い。
第10位(10P) タンザニア
風味 ⭐⭐⭐
品質 ⭐⭐⭐
人気 ⭐⭐⭐⭐
合計 10P
キリマンジャロで有名。
しかしキリマンジャロ地区で生産された豆は、風味が良いものは少ない。現在は他の地域の豆の方が実力が高くなってきている。
まとめ コーヒーが美味しい国ランキング TOP10
コーヒーが美味しい国のランキングを見てみると、結局、日本で知名度のあるコーヒー生産国は、上位にランクインしていますね。
人気があるということは、ある程度の美味しさは担保されている、ということでしょうか。
豆の仕入れをやっていると、
「価格と品質は比例しない」
ということがよく分かります。
コーヒーの価格って、
- その国の人件費の高さ
- 日本までの輸入コスト
この2点が強く影響します。
品質や美味しさとは関係ない要素が大きいのですね。
なので、すごく美味しいけど価格は安い、なんてコーヒー豆があったりします。
(逆に、価格は高いけどそこまで美味しくない、ってコーヒー豆も多い気がします。笑)
そんなコスパの良い豆との出会いを実現させるために、本ランキングが参考になれば嬉しいです。
今日はこんな感じです。
ありがとうございました!
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