必要な資格ってあるの?
焙煎士の募集ってあるの?
焙煎士の収入は?
動画でも語りました。
コーヒー焙煎士になるには【必須のスキルはひとつだけ】
コーヒー焙煎士(ばいせんし)になるには、特に資格はいりません。
自家焙煎チェーン店も増えてきており、大きな都市であればアルバイトの募集もあったりまします。
2021年6月より、コーヒーを焙煎して販売する為に保健所に「届出」が必要になります。「食品衛生責任者」の選任が1店舗あたり1名必要になりました。
副業で自宅で焙煎してネット販売する場合でも、この資格の取得が必要になります。
ただし、この資格は1日で誰でもすぐに取得できます。
もし、将来的にロースターとして独立する為に、焙煎士を経験しておきたいなら、大きく3つのルートが考えられます。
- ルート1・焙煎士の求人を探し、どこかのお店で働いて焙煎を学ぶ
- ルート2・焙煎を独学で学ぶ
- ルート3・焙煎の勉強はとりあえず置いておき、別のことをやる
おすすめは、ルート3です。
コーヒー焙煎の修行よりも、大切なことがあります。
焙煎士として、ロースターとして、独立を目指すのであれば、
「豆の売り方を勉強しよう」
プロの焙煎士になるには、これに尽きます。
コーヒー焙煎士になるには?3つのパターン
コーヒー焙煎士(ばいせんし)になるには、主に3つのパターンがあります。
多くの人が想像できるのはルート①、焙煎士の求人に応募する、ですね。
ルート①・焙煎士の求人を探す
焙煎士の求人も、最近は増えています。しかし依然、競争率は高いです。
うちの店は全員が焙煎士なのですが、募集をかけるとそれなりに応募があります。
求人情報サイトや求人情報誌に頼らず、ガスの焙煎機を持っているお店があったら片っ端から電話してみる方が、むしろ採用の確率は高いと思います。
募集は出してないけど、人は欲しいと思っている店は、それなりにあります。
そのような店を見つけましょう。
応募者同士の競争を避けることができます。
しかし、時間や労力をかけて実際に働き、それに見合うだけのものが得られるかどうかは、少し疑問があります。
ルート②・焙煎を独学で学ぶ
焙煎はセミナーなどでも学べます。
富士珈機、カリタ、ラッキーコーヒーマシンなどで焙煎教室をやっています。
また、各地の自家焙煎店でも焙煎のワークショップやセミナーをやってるところも多いです。
本やYouTubeでも、焙煎を十分学ぶことができます。
焙煎の知識や技術は、独学で十分過ぎるほど学ぶことができます。
ただし、メンテナンスなど、少しディープな部分は学ぶことが難しいかもしれません。
ルート③・とくに勉強しない
焙煎機を買えば、そもそもメーカーの方から焙煎やメンテナンスなど、必要なことは教えてもらえます。
焙煎は、1〜2日あれば操作に慣れ、美味しく豆を焼くくらいはすぐにできるようになります。
また、今はスマートロースターが増えています。
パソコン制御で焙煎する焙煎機です。
小さな焙煎機にもどんどん実装されてきました。
アルバイト初日のスタッフでも、世界チャンピオンと同じプロファイルで焙煎できる時代です。
今後、焙煎士としての技術はいらなくなる、もしくは価値が下がります。
焙煎の勉強は必要最小限で済ませ、他の必要なスキル、特に豆を売るスキルの習得に注力する。
コーヒー焙煎士の収入は?
コーヒー焙煎士になるには、特に必要な技術やスキルはいりません。
その為、もしコーヒー自家焙煎店で働く場合には、一般的な飲食のスタッフを同じ収入になります。
アルバイトで募集しているところも多く、その為にあまり稼ぎが良い職種とは言えません。
残念ながら・・・。
ただし、独立して自分のお店を持つのであれば、話は別です。
通常のカフェや飲食店を経営するよりも、コーヒーの焙煎店の方が儲けやすい・経営が安定しやすい傾向があるからです。
なぜなら、
- 原価が安い。
- 狭い店舗でも大きな売上を作れる。
- ネット販売でも売上を作れる。
コーヒーの生豆は安いです。
当然ですよね。
コーヒー豆販売は、席数とは関係なく売上が積み上がります。
コーヒー豆の販売は、ネットとの相性が良いです。
また、ギフト需要も取り込むことができます。
このような理由により、コーヒー焙煎士として成功することには夢があります。
どこまで修行すれば、焙煎に自信が持てるの?
未経験の方が、焙煎士を目指す、または自家焙煎店での開業を目指す、となると不安が大きいと思います。
焙煎機や焙煎士の仕事の全体像がつかめないので、どこかのお店で焙煎士として働きたい、というのは十分によく分かります。
かつての私がまさにそうでした。
- 焙煎って職人芸で難しいのでは?
- メンテナンスはどうやるんだろう?
- どのようなトラブルがあるんだろう?
そんなことも考え、経験を積んでおきたかったんです。
ただ、その不安はあまり意味ないものでした。
まず、焙煎は簡単です。
確かに奥深さはありますが、美味しく豆を焼くくらい誰でも一瞬でできます。
また、焙煎機は構造が単純なため、メンテナンスもカンタンです。
1回メーカーの方に教われば、すぐにマスターできます。
トラブルはごくまれにありますが、それはもうどうしようもないです。
準備できるものでもありません。
メーカーの人を呼んで解決するしかないです。
焙煎や焙煎機に対する不安は、今からふり返ってみると幻想でした。
焙煎士として必要なスキル・豆の売り方
焙煎士として一流でも、豆を売ることができなければ、その技術には意味がありません。
そして現状、このような人が量産されています。
コーヒー豆を上手に焙煎して、おしゃれなパッケージで販売すれば売れるだろう・・・
って考えているのであれば、危険です。
そんな人(店)はたくさんいて、確実に埋もれます。
豆の売り方こそ、必須な技術です。
豆の売り方を学ぶには
- 豆売りで成功しているお店を見て回る
- 豆売りで成功しているチェーン店で働く
- 自分で豆を売ってみる
これらが考えられます。
全部か一部、同時並行することも可能ですね。
特におすすめは、
- 自分で豆を売ってみる
ですね。
SNSやBASEといったサイトを連動させれば、すぐにできることです。
焙煎は最初は手網やフライパンでもいいでしょう。
ネットを利用した販売手法は、今後の焙煎士には必須のスキルです。
SNSのアカウントを育て、
ブログやYouTubeで情報を発信し、
信用を稼ぐ手法を身につけましょう。
全部無料で、いますぐトライできることです。
ネットじゃなくても、各地の蚤の市のようなイベントや、間借りなどでも販売は可能です。
豆を売ることができれば、商売として成り立ちます。
そうしてはじめて、焙煎士として生きていけます。
焙煎士になりたいならば、情報発信をしよう
未経験だけどコーヒー屋やカフェで独立したい。
という方にオススメのファーストステップは「情報発信」。✅日々のコーヒーとの触れ合い
✅トライしてみたこと
✅勉強したこと
✅成功体験
✅失敗談
そんな等身大の自分を発信するだけで、優れたコンテンツに。挑戦する姿は人を惹きつけるからです。
— いっちー@焙煎屋 (@icchicoffee) June 9, 2022
もし、焙煎士として将来独立して、豊かになりたいのであれば、とるべきファーストステップはただひとつ。
「情報発信」です。
Twitter
Instagram
YouTube
TikTok
なんでも構いません。
コーヒーや焙煎に関することを発信して、ネット上の影響力と信用力を獲得しましょう。
知識も経験も無いし・・・。
そんなこと気にしてたら、何も始めることができません。
凄い人たちと張り合う必要なんて、ありません。
そうではなくて、素人の人が発信できる最強のコンテンツがあります。
それは、「挑戦する姿を見せること」です。
等身大の自分を発信するだけでOK。
人が成長する姿は、優れたコンテンツになります。
素人の人にしかできない、発信方法です。
一流の焙煎士になろうとする、その挑戦する姿を見せることによって、応援してくれる人がきっと現れます。
やがて、そのウチの数%の人があなたのお客さんになってくれます。
まとめ コーヒー焙煎士になるには【必須のスキルは?資格は?】
コーヒー焙煎士になるために必要な力は、
豆を焙煎する技術<豆を売る技術
なんです。
考えてみれば、ごく当たり前のことですね。
日本人には職人信仰のようなものがあって、技術が必要以上に重視されている気がします。
焙煎士になるには、やり方はひとつではありません。特に正解もありません。
上に挙げたやり方の他にもあるでしょうし、①〜③を混ぜてもよいと思います。
ベストは、
- 豆売りが得意な店で焙煎士として働き、(特に豆売りを学ぶ)
- 他の店の焙煎のセミナーなどにも通って、(特に豆売りを教えてもらう)
- 個人でもネットやイベントで豆売りをしてみる
こんな感じでしょうか?
個人的には、①も②もいらない。独学で十分だな、とも思います。
ちなみに③は必須です。w
今後、焙煎は人ではなくAIが担う役割です。
そして人が組織に依存する時代でもありません。
個人として豆を売る力を身につける
焙煎士になるには、焙煎士として生きていきたいのであれば、これが最低限の必須の力となります。
必要なツールや環境は出そろっています。
しかも無料で使えます。
ノウハウも無料で出まわっています。
チャレンジするハードルは限りなくゼロに近いです。
あなたなら、まず何から手をつけますか?
今回はこんな感じです。
ありがとうございました!
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