最低限、どんな器具があればいいの?
コーヒー豆の買い方で大事なことは3点。
重要な順に、
- 自分に合った焙煎レベルのコーヒーを選ぶ
- 焙煎日から鮮度の良いお店で適量を買う
- 好きな風味の国・地域のコーヒーを見つける
となります。
この記事では
- 飲み方に合ったコーヒー豆の焙煎具合
- コーヒーの鮮度と一度に買うべき量について
- 産地別の味の特徴
- コスパ最高のコーヒー豆を買う方法
- コーヒー器具でまず最初に買うべきもの
この順で解説していきます。
コーヒー豆の買い方で一番重要なことは「焙煎のレベル」
コーヒー豆販売店でのコーヒー豆の買い方ですが、まずは焙煎のレベルに注目です。
自分の好みの味の豆を選ぶとき、
- 苦味やコクは?
- 酸味とのバランスは?
味を判断するとき、
まずは焙煎レベルに注目します。
また、抽出方法・飲み方に合わせて
コーヒー豆を選ぶとき、
- ホットで飲むか、
- アイスか?
- ミルクを入れるか?
- エスプレッソで飲むか?
色々な飲み方がありますが、
それぞれに適したコーヒー豆を
やはり焙煎レベルで判断すると
失敗しません。
だから、
コーヒー豆の買い方においては、まずは焙煎レベルをチェックしましょう。
自分に合った焙煎具合を理解した後に、
国などの産地を気にすれば良いです。
あとは、
飲み頃の期間で消費できる量で買って、
必要であれば粉に挽いてもらって、
これでOKです。
コーヒー7段階の焙煎レベルを知る
初心者の方は、まずは焙煎レベルを
見るところからスタートします。
7段階の焙煎レベルとは?
コーヒーの焙煎レベルは7段階。
焙煎が浅い方から、
- シナモンロースト
- ミディアムロースト
- ハイロースト
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
と、なります。
しかし、
それぞれの焙煎レベルの名前を
覚える必要はありません。
まずはこちらだけ覚えておけばOK。
浅煎りの方が酸味が強く、
苦味が無い。
深煎りになればなるほど、
苦味が強くなり、
酸味が無くなる。
まずは、
スッキリしたフルーティな味が
好みなら、ハイローストあたりを。
コクがあって酸味が無いタイプが
好みであれば、フルシティあたり。
そこから始めてみると良いかと思います。
産地よりも焙煎レベルの方が
味の傾向が掴みやすく、
確実に失敗を避けることができます。
アイスコーヒーに適した焙煎レベル
アイスコーヒーにして飲まれる方は、
イタリアンロースト(極深煎り)
一択です。
さらに
ストレート(シングルオリジン)の
豆ではなく、ブレンドの豆の方が
おすすめです。
苦味や強いコクがあるアイスコーヒーを
作れるからです。
逆に、
麦茶やアイスティーのように
あっさりした風味にしたい!
ということであれば、
ハイロースト以下の浅煎りの豆を
選ぶと良いでしょう。
スッキリした風味のフルーティな
アイスコーヒーは、
最近の流行りでもあります。
ミルクを入れる場合に適した焙煎レベル
ミルクを入れて飲む方も、
深煎りをおすすめします。
フレンチロースト(深煎り)か
イタリアン(極深煎り)が
良いかと思います。
また、ストレートよりブレンドの
コーヒー豆の方が良いでしょう。
ミルクに負けないで
しっかりとコーヒー感を出す為です。
エスプレッソマシンに適した焙煎レベル
エスプレッソマシンをお使いの方は、
飲み方によります。
薄めに抽出して、
通常のレギュラーコーヒーとして
飲まれる方は、
どの焙煎具合でもOKです。
ミルクを入れてラテにする方は、
フレンチローストか
イタリアンローストが
良いかと思います。
コーヒーは鮮度も重要!一度に買うべき量に気をつける
コーヒー豆の鮮度と、
一度に買うべきコーヒー豆の量について
解説します。
コーヒー豆は焙煎からの鮮度が重要
実は、コーヒー豆は生鮮食品のようなもの。
焙煎した日から1日毎に状態が変化し、
当然、風味も変化します。
香りが一番強いのは
焙煎後3日〜5日目、と言われています。
味が一番まろやかになるのは
焙煎後20日目前後、
と言われることが多いです。
ですので、焙煎後3日目〜3週間程度が
コーヒー豆の「飲み頃」と言えます。
ですので、できれば焙煎日の表示のある
コーヒーショップが望ましいです。
そのようなショップは、なかなかありませんが
信頼できます。
コーヒー豆を一度に買う量について
コーヒー豆は生鮮食品。
日々、状態が変化して
風味に影響があります。
粉に挽いて買う方は、
劣化が早いので
2週間以内で飲み切る分量。
豆のまま買う方でも、
3週間以内で飲み切る分量
が良いでしょう。
1杯あたり10g使用するとしたら、
100gで10杯
200gで20杯
という計算になります。
保存は、
空気を密閉できる容器に入れて
冷暗所にて常温で保存が一番です。
コーヒー豆の挽き具合について
コーヒーミルやグラインダーを
持っていない方は、
コーヒー店で豆を購入時に
粉に挽いてもらいましょう。
お使いの抽出方法を店員さんに伝えれば、
適した挽き具合にしてくれます。
このような感じです。
コーヒー豆の買い方 産地別の味の特徴とは
どのくらいの焙煎具合が自分に合っているか、分かるようになったら、次はコーヒー豆の産地です。
ただし、コーヒーの生産国は30カ国以上。覚えるのは大変です。そこで最初は、コーヒー豆の産地を世界でざっくりと4つの地域に分けて覚えると良いです。
- アジア・・・強いボディと苦味
- アフリカ・・・フルーティな風味
- 中米・・・フローラルな風味
- 南米・・・ナッツ系で強いコーヒー感
これだけ把握すれば、まずは十分です。
もう少し、せめて国の特徴も把握したい!
という方に向けて
、主な生産国の特徴も解説します。
アジアの主なコーヒー生産国とその特徴
- インドネシア
- パプアニューギニア
- タイ
・・・マンデリン・トラジャが有名。深煎りで苦味とコクが楽しめます。
・・・クリーンな味わいで、風味は少しスパイシー。
・・・深煎りで力強い苦味とコク。中煎りだと少し酸味が。
アフリカの主なコーヒー生産国とその特徴
- エチオピア
- ケニア
- タンザニア
- ルワンダ
・・・フルーティなコーヒーの王様。モカイルガチェフェが有名。
・・・柑橘系のクリーンな風味。中にはカシスのような完熟感がある豆も。
・・・キリマンジャロが有名。柑橘系の爽やかさを持ちながらもボディがしっかり。
・・・クリーンで柔らかい果実味。
中米の主なコーヒー生産国とその特徴
- コスタリカ
- ホンジュラス
- パナマ
- グアテマラ
・・・フローラルな香りとフルーティさを併せ持つ。甘味の強い風味。
・・・ジャスミンのようなフローラルでクリアな風味。
・・・フルーティな風味の王様、ゲイシャが有名。
・・・他の中米の国とは一線を画したボディの強さ。
南米の主なコーヒー生産国とその特徴
- ブラジル
- コロンビア
- ペルー
・・・ナッツ系のマイルドな風味。深煎りで強いコーヒー感。
・・・南米のナッツ感と中米のフローラルさを併せ持つ、ハイブリッドな風味。
・・・クリアでクセのない柔らかいコーヒー感。
スタバやカルディでのコーヒー豆の買い方・選び方
スタバやカルディなどでの
コーヒー豆の買い方ですが、
やはりコスパよく美味しい豆を
購入したいものです。
美味しい豆とは、
焙煎してからの鮮度が良いこと
品質の良いコーヒー豆であること
です。
特に鮮度に注目で、
スタバのコーヒー豆は、
海外で焙煎されたものが
輸入されてきてます。
つまり、鮮度が悪いです。
鮮度面では、カルディが圧勝。
ちなみに価格面でも圧勝してます。
チェーン店では
ドトールも頑張ってます。
工場で焙煎された豆が、
3日程度で店頭に並ぶそうです。
一方でスタバですが、
比較的、アフリカの豆が
コスパが良い印象があります。
これは海外で焙煎されてから
日本に来る、というルートの
影響があるかと思います。
別の記事で詳しく書いています。
お得に最高級のコーヒー豆を手に入れるには?
ネットショップが強い理由は3つ
- ネット上では競争が激しい
- 店舗の家賃など運営コストも抑えられる
- 同じ種類のコーヒー豆を大量にさばける
特に①の競争が激しすぎるため、
新規客の獲得のために
各社しのぎを削っています。
自社のショッピングサイトに
住所やクレカなどの情報入力を
してもらうには、少しハードルがあります。
そこで
新規のお客様を獲得するために、
思い切った商品が
思い切った価格で
販売されています。
なので狙い目は、
通販ショップが販売する、
「初回限定お試しセット」です。
この分野は、
採算を度外視されています。
リアルの店舗なら
考えられない商品です。
これを狙っていきましょう。
コーヒーのネットショップの有名店なら
たいていのお店が、
このようなお試しセットを販売しています。
当ブログの、
コーヒーショップの通販ランキング記事
にも掲載しています。
よろしければご一読ください。
ランキングTOP3は、どちらのショップも
本当におすすめです。
私がステマなしで本気で
おすすめだと思うのが、
コーヒーソルジャーさんです。
品質も神、価格も神。
コスパ神過ぎます。
最低限持っておきたいコーヒー器具
ドリッパー
です。
正確に言うと、
ドリッパーとペーパーですね。
これだけあれば、
おうちでコーヒーを淹れることができます。
コーヒードリッパーの形は何がいいの?
コーヒードリッパーは、
大きく分けて
- カリタに代表される台形のドリッパー
- 針生に代表される円すいのドリッパー
の2つの形状があります。
ただし、ほとんど味に差は出ません。
なので、どのようなものを買っても大丈夫。
実は味に影響があるのは、
形ではなく、
ドリッパーの底にある穴の大きさ・面積です。
- 穴の面積が小さいドリッパー
- 穴の面積が大きいドリッパー
・・・抽出スピードが遅く、こってりした風味に
・・・抽出スピードが速く、あっさりした風味に
このような特徴があります。
(といっても、微差ですが・・・)
コーヒードリッパーの使い方
ドリッパーにペーパーをセットして、
コーヒーの粉を入れ、
そこにお湯を注ぐことで
抽出することができます。
1杯あたりのコーヒーの粉の分量は、
一般的に約10g〜12g程度。
大さじにすると、
2〜3杯です。
ドリッパーにはメジャースプーンが
付いているものもあります。
コーヒーのメジャースプーンは、
すりきりいっぱいで
10gになるように設計されています。
失敗しないコーヒー豆の買い方・美味しい豆の見つけ方 まとめ
初心者の方のコーヒー豆の買い方について、まとめます。
コーヒー豆の選び方について
まずは、
①焙煎具合で選び
それに慣れたら
②生産国や生産地で選びます。
コーヒー豆の弾き方について
自分のコーヒーの飲み方に合わせて、
コーヒー豆の挽き目を調整します。
- ペーパードリップは中挽き
- フレンチプレスは粗挽き
- エスプレッソは極細引き
です。
コーヒー豆の買う量・保存について
そして、コーヒー豆は鮮度も重要。
一度に買うコーヒー豆の量は、
- 挽いた豆を買う方は、2週間で飲み切る量
- 豆のまま買う方は、3週間で飲み切る量
が、望ましいです。
そしてコーヒー豆の保存は、
「密閉された容器で
冷暗所にて常温で保存」
です。
最後に、コーヒー豆を買うときに
是非注目していただきたいのが、
「焙煎日の表示があるかどうか?」
賞味期限ではなく、焙煎日です。
これが表示されているお店は、
信頼できます。
コーヒー豆は鮮度が命。
鮮度に自信を持っているからこそ
焙煎日が表示できるからです。
ざっくりとこれだけでも把握すれば、
コーヒー豆の買い方としては十分です。
失敗することは避けられるでしょう。
この記事は以上です。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。