最低限、どんな器具があればいいの?
コーヒー豆の買い方で大事なことは3点。
重要な順に、
- 自分に合った焙煎レベルのコーヒーを選ぶ
- 焙煎日から鮮度の良いお店で適量を買う
- 好きな風味の国・地域のコーヒーを見つける
となります。
この記事では
- 飲み方に合ったコーヒー豆の焙煎具合
- コーヒーの鮮度と一度に買うべき量について
- 産地別の味の特徴
- コスパ最高のコーヒー豆を買う方法
- コーヒー器具でまず最初に買うべきもの
この順で解説していきます。
![この記事を書いた人](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2022/02/自己紹介2022.png)
![2024年コーヒー豆通販おすすめランキング【全国の名店から厳選!!】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2024/01/コーヒー豆通販おすすめランキング-320x180.jpg)
コーヒー豆の買い方で一番重要なことは「焙煎のレベル」
コーヒー豆販売店でのコーヒー豆の買い方ですが、まずは焙煎のレベルに注目です。
自分の好みの味の豆を選ぶとき、
- 苦味やコクは?
- 酸味とのバランスは?
味を判断するとき、
まずは焙煎レベルに注目します。
また、抽出方法・飲み方に合わせて
コーヒー豆を選ぶとき、
- ホットで飲むか、
- アイスか?
- ミルクを入れるか?
- エスプレッソで飲むか?
色々な飲み方がありますが、
それぞれに適したコーヒー豆を
やはり焙煎レベルで判断すると
失敗しません。
だから、
コーヒー豆の買い方においては、まずは焙煎レベルをチェックしましょう。
自分に合った焙煎具合を理解した後に、
国などの産地を気にすれば良いです。
あとは、
飲み頃の期間で消費できる量で買って、
必要であれば粉に挽いてもらって、
これでOKです。
コーヒー7段階の焙煎レベルを知る
初心者の方は、まずは焙煎レベルを
見るところからスタートします。
7段階の焙煎レベルとは?
コーヒーの焙煎レベルは7段階。
焙煎が浅い方から、
- シナモンロースト
- ミディアムロースト
- ハイロースト
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
と、なります。
しかし、
それぞれの焙煎レベルの名前を
覚える必要はありません。
まずはこちらだけ覚えておけばOK。
浅煎りの方が酸味が強く、
苦味が無い。
深煎りになればなるほど、
苦味が強くなり、
酸味が無くなる。
まずは、
スッキリしたフルーティな味が
好みなら、ハイローストあたりを。
コクがあって酸味が無いタイプが
好みであれば、フルシティあたり。
そこから始めてみると良いかと思います。
産地よりも焙煎レベルの方が
味の傾向が掴みやすく、
確実に失敗を避けることができます。
![コーヒー7段階の焙煎具合 【それぞれの味の特徴と焙煎のやり方】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/07/焙煎具合アイキャッチ-320x180.jpg)
アイスコーヒーに適した焙煎レベル
アイスコーヒーにして飲まれる方は、
イタリアンロースト(極深煎り)
一択です。
さらに
ストレート(シングルオリジン)の
豆ではなく、ブレンドの豆の方が
おすすめです。
苦味や強いコクがあるアイスコーヒーを
作れるからです。
逆に、
麦茶やアイスティーのように
あっさりした風味にしたい!
ということであれば、
ハイロースト以下の浅煎りの豆を
選ぶと良いでしょう。
スッキリした風味のフルーティな
アイスコーヒーは、
最近の流行りでもあります。
![家でできる基本のアイスコーヒーのレシピ【ポイントは急冷】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/05/アイスコーヒーレシピアイキャッチ-320x180.jpg)
ミルクを入れる場合に適した焙煎レベル
ミルクを入れて飲む方も、
深煎りをおすすめします。
フレンチロースト(深煎り)か
イタリアン(極深煎り)が
良いかと思います。
また、ストレートよりブレンドの
コーヒー豆の方が良いでしょう。
ミルクに負けないで
しっかりとコーヒー感を出す為です。
エスプレッソマシンに適した焙煎レベル
エスプレッソマシンをお使いの方は、
飲み方によります。
薄めに抽出して、
通常のレギュラーコーヒーとして
飲まれる方は、
どの焙煎具合でもOKです。
ミルクを入れてラテにする方は、
フレンチローストか
イタリアンローストが
良いかと思います。
![【コーヒー豆の選び方】エスプレッソマシンにおすすめの豆とは](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/04/エスプレッソ豆-320x180.jpg)
コーヒーは鮮度も重要!一度に買うべき量に気をつける
コーヒー豆の鮮度と、
一度に買うべきコーヒー豆の量について
解説します。
コーヒー豆は焙煎からの鮮度が重要
実は、コーヒー豆は生鮮食品のようなもの。
焙煎した日から1日毎に状態が変化し、
当然、風味も変化します。
香りが一番強いのは
焙煎後3日〜5日目、と言われています。
味が一番まろやかになるのは
焙煎後20日目前後、
と言われることが多いです。
ですので、焙煎後3日目〜3週間程度が
コーヒー豆の「飲み頃」と言えます。
ですので、できれば焙煎日の表示のある
コーヒーショップが望ましいです。
そのようなショップは、なかなかありませんが
信頼できます。
![コーヒー豆の賞味期限はいつまで?冷蔵・冷凍どっちがいいの?](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2022/04/コーヒー豆賞味期限アイキャッチ-320x180.jpg)
コーヒー豆を一度に買う量について
コーヒー豆は生鮮食品。
日々、状態が変化して
風味に影響があります。
粉に挽いて買う方は、
劣化が早いので
2週間以内で飲み切る分量。
豆のまま買う方でも、
3週間以内で飲み切る分量
が良いでしょう。
1杯あたり10g使用するとしたら、
100gで10杯
200gで20杯
という計算になります。
保存は、
空気を密閉できる容器に入れて
冷暗所にて常温で保存が一番です。
![アイキャッチ](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/02/Photo-by-NordWood-Themes-on-Unsplash-320x180.png)
コーヒー豆の挽き具合について
コーヒーミルやグラインダーを
持っていない方は、
コーヒー店で豆を購入時に
粉に挽いてもらいましょう。
お使いの抽出方法を店員さんに伝えれば、
適した挽き具合にしてくれます。
このような感じです。
![コーヒー豆の粒度・挽き目の全て【器具別に完全解説】アイキャッチ](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/05/挽き目・粒度アイキャッチ-320x180.jpg)
コーヒー豆の買い方 産地別の味の特徴とは
どのくらいの焙煎具合が自分に合っているか、分かるようになったら、次はコーヒー豆の産地です。
ただし、コーヒーの生産国は30カ国以上。覚えるのは大変です。そこで最初は、コーヒー豆の産地を世界でざっくりと4つの地域に分けて覚えると良いです。
- アジア・・・強いボディと苦味
- アフリカ・・・フルーティな風味
- 中米・・・フローラルな風味
- 南米・・・ナッツ系で強いコーヒー感
これだけ把握すれば、まずは十分です。
もう少し、せめて国の特徴も把握したい!
という方に向けて
、主な生産国の特徴も解説します。
アジアの主なコーヒー生産国とその特徴
- インドネシア
- パプアニューギニア
- タイ
・・・マンデリン・トラジャが有名。深煎りで苦味とコクが楽しめます。
![マンデリンコーヒーの特徴【おすすめの豆と淹れ方・焙煎方法も解説】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2021/02/manderinアイキャッチ-320x180.jpg)
・・・クリーンな味わいで、風味は少しスパイシー。
・・・深煎りで力強い苦味とコク。中煎りだと少し酸味が。
アフリカの主なコーヒー生産国とその特徴
- エチオピア
- ケニア
- タンザニア
- ルワンダ
・・・フルーティなコーヒーの王様。モカイルガチェフェが有名。
![【コーヒー豆解説】エチオピア産 モカイルガチェフェとはアイキャッチ](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/04/イルガアイキャッチ-320x180.jpg)
・・・柑橘系のクリーンな風味。中にはカシスのような完熟感がある豆も。
・・・キリマンジャロが有名。柑橘系の爽やかさを持ちながらもボディがしっかり。
・・・クリーンで柔らかい果実味。
中米の主なコーヒー生産国とその特徴
- コスタリカ
- ホンジュラス
- パナマ
- グアテマラ
・・・フローラルな香りとフルーティさを併せ持つ。甘味の強い風味。
・・・ジャスミンのようなフローラルでクリアな風味。
・・・フルーティな風味の王様、ゲイシャが有名。
・・・他の中米の国とは一線を画したボディの強さ。
![【コーヒー豆解説】グアテマラ(ガテマラ)産の特徴と7大産地 アイキャッチ](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/03/グアテマラコーヒー豆アイキャッチ-320x180.jpg)
南米の主なコーヒー生産国とその特徴
- ブラジル
- コロンビア
- ペルー
・・・ナッツ系のマイルドな風味。深煎りで強いコーヒー感。
![コーヒー豆ブラジルの特徴を解説アイキャッチ](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/06/ブラジル産コーヒーアイキャッチ-320x180.jpg)
・・・南米のナッツ感と中米のフローラルさを併せ持つ、ハイブリッドな風味。
![コーヒー豆 コロンビア産の特徴・種類を完全解説](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/04/コーヒー豆コロンビア-320x180.jpg)
・・・クリアでクセのない柔らかいコーヒー感。
![コーヒーが美味しい国ランキング TOP10【現役焙煎士がガチ評価】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/05/美味しい国ランキング-320x180.jpg)
スタバやカルディでのコーヒー豆の買い方・選び方
スタバやカルディなどでの
コーヒー豆の買い方ですが、
やはりコスパよく美味しい豆を
購入したいものです。
美味しい豆とは、
焙煎してからの鮮度が良いこと
品質の良いコーヒー豆であること
です。
特に鮮度に注目で、
スタバのコーヒー豆は、
海外で焙煎されたものが
輸入されてきてます。
つまり、鮮度が悪いです。
鮮度面では、カルディが圧勝。
ちなみに価格面でも圧勝してます。
チェーン店では
ドトールも頑張ってます。
工場で焙煎された豆が、
3日程度で店頭に並ぶそうです。
一方でスタバですが、
比較的、アフリカの豆が
コスパが良い印象があります。
これは海外で焙煎されてから
日本に来る、というルートの
影響があるかと思います。
別の記事で詳しく書いています。
![コーヒー豆 市販でコスパが良い店は?【スタバ・ドトール・カルディ比較】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/05/珈琲豆コスパアイキャッチ-320x180.jpg)
お得に最高級のコーヒー豆を手に入れるには?
![お得に最高級のコーヒー豆を手に入れるには?](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2021/03/coffeebeans-shopping5.jpg)
ネットショップが強い理由は3つ
- ネット上では競争が激しい
- 店舗の家賃など運営コストも抑えられる
- 同じ種類のコーヒー豆を大量にさばける
特に①の競争が激しすぎるため、
新規客の獲得のために
各社しのぎを削っています。
自社のショッピングサイトに
住所やクレカなどの情報入力を
してもらうには、少しハードルがあります。
そこで
新規のお客様を獲得するために、
思い切った商品が
思い切った価格で
販売されています。
なので狙い目は、
通販ショップが販売する、
「初回限定お試しセット」です。
この分野は、
採算を度外視されています。
リアルの店舗なら
考えられない商品です。
これを狙っていきましょう。
コーヒーのネットショップの有名店なら
たいていのお店が、
このようなお試しセットを販売しています。
当ブログの、
コーヒーショップの通販ランキング記事
にも掲載しています。
![2024年コーヒー豆通販おすすめランキング【全国の名店から厳選!!】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2024/01/コーヒー豆通販おすすめランキング-320x180.jpg)
よろしければご一読ください。
ランキングTOP3は、どちらのショップも
本当におすすめです。
私がステマなしで本気で
おすすめだと思うのが、
コーヒーソルジャーさんです。
品質も神、価格も神。
コスパ神過ぎます。
最低限持っておきたいコーヒー器具
![最低限持っておきたいコーヒー器具](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2021/03/coffeebeans-shopping11.jpg)
ドリッパー
です。
正確に言うと、
ドリッパーとペーパーですね。
これだけあれば、
おうちでコーヒーを淹れることができます。
コーヒードリッパーの形は何がいいの?
コーヒードリッパーは、
大きく分けて
- カリタに代表される台形のドリッパー
- 針生に代表される円すいのドリッパー
の2つの形状があります。
ただし、ほとんど味に差は出ません。
なので、どのようなものを買っても大丈夫。
実は味に影響があるのは、
形ではなく、
ドリッパーの底にある穴の大きさ・面積です。
- 穴の面積が小さいドリッパー
- 穴の面積が大きいドリッパー
・・・抽出スピードが遅く、こってりした風味に
・・・抽出スピードが速く、あっさりした風味に
このような特徴があります。
(といっても、微差ですが・・・)
![コーヒードリッパーの選び方【初心者向け】種類や特徴を解説](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/06/ドリッパー選び方アイキャッチ-320x180.jpg)
コーヒードリッパーの使い方
ドリッパーにペーパーをセットして、
コーヒーの粉を入れ、
そこにお湯を注ぐことで
抽出することができます。
1杯あたりのコーヒーの粉の分量は、
一般的に約10g〜12g程度。
大さじにすると、
2〜3杯です。
ドリッパーにはメジャースプーンが
付いているものもあります。
コーヒーのメジャースプーンは、
すりきりいっぱいで
10gになるように設計されています。
![【ハンドドリップとは?】初心者向けに簡単にやり方を解説 アイキャッチ](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2020/04/はじめてのハンドドリップ-320x180.jpg)
失敗しないコーヒー豆の買い方・美味しい豆の見つけ方 まとめ
初心者の方のコーヒー豆の買い方について、まとめます。
コーヒー豆の選び方について
まずは、
①焙煎具合で選び
それに慣れたら
②生産国や生産地で選びます。
コーヒー豆の弾き方について
自分のコーヒーの飲み方に合わせて、
コーヒー豆の挽き目を調整します。
- ペーパードリップは中挽き
- フレンチプレスは粗挽き
- エスプレッソは極細引き
です。
コーヒー豆の買う量・保存について
そして、コーヒー豆は鮮度も重要。
一度に買うコーヒー豆の量は、
- 挽いた豆を買う方は、2週間で飲み切る量
- 豆のまま買う方は、3週間で飲み切る量
が、望ましいです。
そしてコーヒー豆の保存は、
「密閉された容器で
冷暗所にて常温で保存」
です。
最後に、コーヒー豆を買うときに
是非注目していただきたいのが、
「焙煎日の表示があるかどうか?」
賞味期限ではなく、焙煎日です。
これが表示されているお店は、
信頼できます。
コーヒー豆は鮮度が命。
鮮度に自信を持っているからこそ
焙煎日が表示できるからです。
ざっくりとこれだけでも把握すれば、
コーヒー豆の買い方としては十分です。
失敗することは避けられるでしょう。
この記事は以上です。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
![2024年コーヒー豆通販おすすめランキング【全国の名店から厳選!!】](https://afroaster.com/wp-content/uploads/2024/01/コーヒー豆通販おすすめランキング-320x180.jpg)